タイの晩ごはん

バンコクに移住したアラフォー夫婦。タイでどんな物を食べているのか?どんな物が食べられるのか?こっそりご紹介します。

バンコクのソンクランの実態

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こんにちは,タイの晩ごはんです。

タイは今ソンクランの真っ最中です。

ソンクランとはタイ歴のお正月を祝う行事で,毎年4月13日から15日にかけて行われます。

もともとは新年のお祝いで,家族で集まって仏像や年配の家族のお清めをする日だったようです。このお清めが水をかけることによって行われるため,1年で最も暑い時期でもあるタイではこの期間に互いに水を掛け合うようになり,今ではソンクラン=水掛け祭りとして認識されるようになりました。

 日本でもYahoo!のニュースサイトなどで配信されていたので,ソンクランの様子を映像や写真でご覧になった方も多いかもしれません。

とにかく正月のお祝いですから,『無礼講』として,誰に水をかけても良い(お坊さんだけはNG)ことになっているソンクラン。タイ中で大々的に楽しまれているお祭りです。

もちろん,観光客や外国人であっても容赦はありません。

この時期街を出歩こうものなら,上から下まで水浸し(きれいな水とは限らない)になり,防水の準備をしていないと財布も携帯も駄目になってしまう。とにかく出歩かずに家の中でジッとしているのが一番!と先人から聞かされていた私たちは,戦々恐々としてこの時期を迎えました。

とは言っても,3日間一歩も外に出ないわけにはいきません。しかも正月休みということで,仕事が休みの友人宅にぜひにと招かれてしまいました。

こうなったら腹をくくるしかありません。噂に聞くソンクランをこの目で確かめに,出かけることにしました。

まずは準備です。

服装は濡れても良いように,どうなってもいいTシャツと半ズボンを身に着け,足元はサンダルです。ずぶ濡れになって友人宅に迷惑をかけないよう,替えの服も用意しました。

財布や携帯は濡れないようジップロックに入れて,いざ出陣です。

バンコクソンクランの実態

家から友人宅まではバス一本で行けるため,まずはバス停まで向かいます。

(とても便利なバンコクのバスの乗り方については,バンコクのバス攻略法と地元の味 のトピックをご覧ください)

家からバス停までの風景はいつもと全く変わりません。

バスが到着するまでしばらく待ちましたが,その間もソンクランの気配はどこにも漂っていません。

バスに乗り込んで見ると,いつもと違う様子に初めて気が付きました。

道が空いているんです。

慢性的に渋滞の発生するバンコクですが,今日はどの道もスイスイです。

正月休みで田舎に帰る人も多いため,交通量がグッと少なくなっているんでしょう。

同時に街中でシャッターを下ろしているお店も多く目にしました。やはり皆さん正月ということで仕事を休んでゆっくりしているんですね。それともソンクランに参加するためでしょうか?

 

しばらくすると,ようやくソンクランの格好をした人に出会いました。

 

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バスで出会った初々しいカップル。おそろいのサッカーユニフォームに,水鉄砲でバッチリ決めています。首に吊るしたプラスチックケースで財布と携帯をしっかり守って,サングラスで戦闘準備は完璧。さすがタイ人。この歳ですでに歴戦の猛者の面持ちです。

 

どうやらソンクランとはいっても,所構わず水をかけまくるようではないようです。

ある程度エリアが限定されていて,その範囲内で存分に楽しみましょう,ということらしいですね。

バスに乗っている間にも何度かそういうエリアを通りかかりました。

 

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どうやら道路を封鎖して,歩行者天国のようにしているようです。

 

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続々と会場(?)に向かう人たち。水鉄砲片手にみんな楽しそうです。

やはりこの様子を見る限り,どこもかしこも水鉄砲で打ち合う,というわけではなさそうですね。

そうはいってもソンクラン。水掛けの機会を逃すまいと,虎視眈々と狙いを定める人たちもやはりいます。

 

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こうやって道路脇のドラム缶(昨日まではゴミ箱だった可能性が高い)に水をたっぷり用意して,バケツやホースでバイクに水を浴びせまくります。

標的はバイクだけではありません。

 

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トゥクトゥク(三輪タクシー)にもしっかり狙いを定めます。しかも,こうやって水をかける人たちの前を通ると,わざわざスピードを落として水をかけやすいようにしているんです。

ドライバーのサービスでしょうか?

 

もちろん,バスも例外ではありません。

 

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さすがにバスがスピードを落とすようなことはありませんでしたが,こうやって何度も水をかけられました。

暑い中しっかり窓を閉めていたので私たちに被害はありませんでしたが,車内はずぶ濡れです。

 

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このように空いている窓には容赦なく水がぶちまけられます。

どうやら会場となっているエリア以外では,こうやって道路脇にスタンバイして道行く車両めがけて水をかけるのが通常のスタイルのようですね。

実際,水をかけられて事故をおこす車両も多いようで,あまり無茶な水掛けをしないように警察も呼びかけているようです(無くす方向にはいかない模様)

 

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バスの中では戦いをすませた少年にも出会いました。

全身ずぶ濡れでちょっと疲れた様子ですが,顔にはちょっと誇らしげな笑みを浮かべていました。

 

結局この日,私たちは多少水がかかったかな?というくらいで,ずぶ濡れにはならずにすみました。

ネットの情報などではセンセーショナルな部分がどうしても大きく取り上げるため,こうやって実際のソンクランの様子を知ることができたのは大きな収穫でしたね。

結論としては,

ソンクラン期間中も場所を選べば出歩いても大丈夫。ただし乗り物に乗るときは要注意。

といったところでしょうか。

もちろんこれは私たちが体験したことにすぎず,観光客の多いアソークスクンビット通り界隈では今年も盛大に水掛けが行われていたそうですし,地方によっても話は違うでしょう。

また,一見ソンクランが行われていないような通りでも,道を走っている車やバイクが通行人を狙っているの多く見受けられました。そのため,やはりこの期間に外出する時には濡れることを覚悟しないといけないでしょうね。

ただ現地に住んでいる身としては,ソンクランと行っても必要以上に心配する必要はなく,タイ人と同じように1年の中で特別なこの数日を楽しむつもりでいれば問題ないと分かりました。

逆に,ソンクラン目当てでタイに来られるのであれば,日本のお正月のように営業しているお店が少ないこと,目的にあったエリアをよく選んで目指す必要があることは覚えておいたほうが良いかもしれません。

あ,今回初めて知ったことですが,ソンクランと言えば忘れてはならないものがもう一つありました。

 

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それがアロハシャツです。

ソンクランの時期にはアロハシャツを着る習慣があるようで,スーパーの店員さんもこのようにみんなアロハシャツでお仕事をしておられました。

タイの正月でなぜアロハシャツ?

理由をご存じの方は,ぜひ教えてください。

 

では,今日の晩ごはんです。

 

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タイのお正月料理がどういうものかも分かりませんし,今日は友人から頂いた日本の冷やし中華にしてみました。

でもせっかくタイにいるので,ちょっとだけ細工をして。

 

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まずこちらの冷やし中華は正真正銘の冷やし中華

添付の醤油ダレでいただきました。

味はしっかり日本の冷やし中華。というか冷やし中華はれっきとして日本料理ですからね。醤油味にほのかな酸味が日本の夏を思い出させます。

続いてがこちら。

 

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見た目は全くかわりませんが,こちらの皿はタイ風の味付けにしてみました。

砂糖,塩,タイのお酢,ナンプラーに唐辛子,ライムの搾り汁をよく混ぜて頂きます。

うん,思ったとおりこちらもすごく美味しいです。

醤油よりもあっさりした味のナンプラーとライムの酸味,唐辛子の絡みが絶妙のバランス。

タイにも麺料理は数多くありますから,タイ風の味付けが合わないわけはないですよね。

これはもはや冷やし中華ではなくて,冷やしタイ? でもやっぱり語呂が悪いので,タイ風冷やし中華として我が家の定番の味にしたいと思います。

 

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こちらは鶏の皮です。

日本でも鶏皮は安く変えますが,タイでもこの量で14B(≒¥45)ですから格安です。

フライパンに油を引かず,鶏皮の表面を下にして中火にかけます。

鶏の脂がどんどん出ますので,クッキングペーパーなどで取り除きましょう(この脂は別の使い方があるので後述します)。

表面に焦げ目がついたら裏返して,ネギを加えたらお酒と醤油,お好みで味醂(もしくは砂糖)を加えて完成。

とても簡単で料理とも言えない料理ですが,鶏の皮が香ばしくトロトロで,鶏の脂をすったネギがまたバカウマです。

ビールにも合いますが,焼酎で頂くとたまりません。

そして最後はスープ。

 

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トマトと卵のスープです。

スープの出汁は何でも良いんですが,先程の鶏皮の脂を最後に加えるのがポイント。

鶏の脂はそれだけで抜群の調味料になりますから,使わない手はありません。

スープの旨みと深みがグッと加わります。ぜひお試しください。

 

今日はこれまで話でしか知らなかったソンクランを,実際にこの目で確かめることが出来ました。

言われていることと実態とでは大きな差異があることはよくありますが,ソンクランもその一つでしたね。

せっかくバンコクにいるので,こうやってタイの非日常を実際に体験することも大切かもしれません。

これまで何度かタイに旅行で来られた方も,一味違うタイを味わいに,来年のソンクランを今から計画されるのはいかがですか?

 

今日もごちそうさまでした。