タイの晩ごはん

バンコクに移住したアラフォー夫婦。タイでどんな物を食べているのか?どんな物が食べられるのか?こっそりご紹介します。

日本の美味しい日本酒@田酒,Z,そして手取川

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(成田空港)

 

こんにちは,半年ぶりに日本に帰ってきたタイの晩ごはんです。

上の写真にはJALの機体が写っていますが,私たちが使ったのはLCCのSCOOT。

日本ではまだちょっと馴染みのない会社かもしれませんが,今回のエアチケットは預け荷物別で一人約10,000円。こんな値段で国際便に乗れるんですから,いい時代になったもんですよね。

しかもスクートはLCCにも関わらず機体にボーイングの787型を使っていて,他のLCCと比べるとシートピッチが広く,フルキャリア並のゆったりさです。

LCCを使ってバンコクに行かれるならオススメですよ。スクート。

 さて,半年ぶりの日本は梅雨の真っ只中でジメジメしていますが,タイと比べるとやっぱり全然涼しいですねー。

帰った足で真っ先に向かったのは回転寿司屋さん。

バンコクにいる間はお寿司,お刺身の類はほとんど食べていなかったので,特に奥様の方が寿司に飢えておりました。

一皿100円~で新鮮なネタを使った寿司が食べられるなんて,本当に信じられないですね。久々の日本の寿司,堪能させていただきました。

 

奥様は寿司ですが,私が飢えていたのが日本酒。

バンコクにも日本酒を扱っているお店はあるんですが,高いんですよね。

日本の倍くらいはするでしょうか?

物価の安いタイで日本で買うよりも高い日本酒には手が出ず,帰国の日を待っていたわけです。

そんな私の気持ちをお見通しの友人がわざわざ美味しい日本酒を揃えて招いてくれました。

 

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右から五橋のZ(ゼット) ファイブ グリーン,田酒 純米吟醸 八反錦,手取川さいとうオリジナル 花ごよみ大吟醸です。

どれもこれも日本酒通なら見ただけでよだれが垂れそうなラインナップ。1本だけで入手困難なお酒をこうやって一度にいただけるんですから,日本に帰ってくると良いことがありますね。

 

ではまずは酒井酒造さんの五橋・Zファイブ・グリーンからいただきます。

山口県の酒造所で近年圧倒的な人気を誇る五橋。その中でもZシリーズは限られた特約店にしか置かれていない,貴重なお酒です。

噂には聞いていましたが,飲むのは今回が初めて。どんな感じでしょうか…

 

あ,強い。

 

ファーストインプレッションで感じる個性の強さ。

純米生原酒ということもありますが,パンチの効いた力強い飲みくちの後にキリリとした酸味がやってきます。

洗練された都会っ子というよりも,田舎のやんちゃ坊主。でも人が良くて憎めない,そんなキャラクターを思わせます。

繊細さよりも豪快さ,端麗よりも複雑さ。そんな個性的な日本酒を求める人にはたまらないお酒ですね。

これに合わせるのは魚よりも肉でしょう。

タレ味の焼き鳥をグイッとやって,このお酒をグビッと飲むと,プハーっとため息しか出てきません。

なるほど。これが五橋のZ・グリーンですか。このシリーズには他にもブルーやピンク,イエローなどもあり,カラーごとに性格(カラー)も異なるそうです。ぜひ他のZも試してみたいですね。

 

続いては田酒(でんしゅ)です。

これはもう説明するまでもありませんね。十四代や飛露喜(ひろき)と並ぶ人気銘酒で,最近では見かけることすら困難なほどです。

田酒自体はこれまでいただいたことはありますが,今回のは八反錦という酒米を100%用いた超限定酒です。

どれほどの味の違いがあるのか確かめてみましょう。

 

・・・

 

言葉も出ない。

いや,本当に美味しい。何ですかこれ。

飲みくちはすっきりとしているんですが,口の中に芳香な酒の美味しさが広がります。

吟醸香は強くありませんが,爽やかな香りが鼻孔から抜けていきます。

ただただ美味しい。それ以上は言葉になりません。

これまでいただいた日本酒の中でもベスト3に入るのは間違いありません。

これはもうお刺身しかないですね。しかも白身。

というわけで,こちらも久々にいただく鯛のお刺身と合わせてみます。

もうね,うっとりしてしまう美味しさ。

田酒と合わせることによって,鯛の繊細な甘みと旨味がより一層際立ちます。

鯛でもバツグンですが,平目なんか合わせちゃった日には,それだけで一晩飲めちゃいますね。


最後は手取川

手取川自体は石川のお酒ですが,これはただの手取川ではありません。

酒屋さいとうオリジナルの『花ごよみ』というブランドになります。

この酒屋さいとうさん,相当なこだわりをもつ酒屋さんで,お酒を最高の状態で保管するために店の地下を掘り抜き(道路などの振動が酒にダメージを与えるため),湿度,温度,光をすべてコントロールしてお酒にとって一番快適な環境を作り出しているんです。

そのさいとうで最低1年間寝かせて最高の状態まで仕上げられた手取川がこの『花ごよみ』というわけです。言わばお酒のチューニングショップですね。

実はこの『花ごよみ』,私も大好きなお酒なんですが,今回いただくのはなんと平成22年産の手取川。何でも蔵に眠っていたのをさいとうのご主人が引っ張り出してきたんだとか。普通ではほとんど口に出来ないお酒ですが,このさいとうのご主人と懇意にしている友人のお陰でいただくことができます。

さてさて,どんなお味でしょうか…

 

深い。そして年代を考えると信じられないスッキリさ。

 

日本酒を5年以上も寝かせると普通は『古酒』となって,酸味が際立った紹興酒のような味わいになるんですが,この手取川はまるで昨年仕込まれたお酒のようなスッキリとした飲みくちです。

しかし,お酒を飲み込んだ後にやってくる濃厚な味わいは,ある程度寝かせなければ生み出されない美味しさ。

チューニングメーカーとしてのさいとうの凄みを改めて感じさせられました。

 

久々の日本で久しぶりに美味しい日本酒をいただいて、改めて日本の良さを実感できました。

これからか3ヶ月日本に滞在するので、その間にいろんな日本の美味しいものを食べたいですね。


今日もごちそうさまでした。