タイの晩ごはん

バンコクに移住したアラフォー夫婦。タイでどんな物を食べているのか?どんな物が食べられるのか?こっそりご紹介します。

日本の美味しい日本酒@鍋島

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(夜明け前の空と山)

 

こんにちは,日本に一時帰国中のタイの晩ごはんです。

日本に戻ってきたら梅雨&台風による大雨で大変なことになっていましたね。

梅雨時期の台風って珍しくないですか?

日本の気候もちょっとずつ変わってきているのでしょうか。

その大雨の影響が思わぬ形で私たちにも降りかかりました。

 妻の実家がある関東から,日本の我が家がある北陸まで車で戻って来た時のことです。

バンコクと違って空いていて快適な高速道路をひた走っていたのですが,大雨のため北陸道の名立谷浜から親不知インターまでの区間が通行止めになっています。

雨自体はすでにあがっているんですが,まぁ仕方ありません。

大雪による通行止めを経験したこともありますし,素直に下に降りて次のインターを目指すことにします。

しかし,これが大誤算。

 

なんと,新潟と北陸を結ぶ国道8号の親不知エリアが大雨による土砂災害を警戒して,こちらも通行止めになっていたんです。

この国道8号親不知周辺は,崖っぷちの海岸線をぬうように走る道のため,他に迂回路はありません。ひたすら通行止め解除を待つしかないんです。

これは参りました。

途中のコンビニの店員さんに話を聞くと,上(高速道路)も下(一般道)も一緒に通行止めになることは珍しんだとか。

天候次第のため,通行止めがいつ解除になるかはそれこそ神のみぞ知る。

もう夜の8時をまわっていますし,ホテルでもとるか,それとも車中泊か…と考えあぐねていたところ,ようやく国道8号の通行止めが解除になりました。

一般道を抜けて再び高速道路に乗り,我が家にたどり着いたのは10時を過ぎたところでした。

順調に行けば5時間ちょっとで帰れるところを,8時間もかかったことになります。

まぁ,でも無事に帰れて良かったです。私たちが高速道路に乗った時点ではまだ北陸道の通行止めは継続されていましたからね。

当日車に乗っていた運転手さんと同乗者の皆さん,お疲れ様でした。

 

さて,本日の晩ごはんです。

やっとの思いで日本の我が家に帰ってきた私たちを迎えてくれたのは(当然足止めくらった日とは別の日ですが),前回に続いて美味しい日本酒とそれにぴったりな肴でした。

 

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佐賀を代表する銘酒,鍋島 三十六萬石 特別純米です。

このお酒も最近すっかり入手困難なお酒になっちゃいましたね。

かく言う私も実は鍋島をいただくのは今回が初めて。

どんなお味でしょうか…

 

うん,ボディはしっかり,そして酸味もしっかり。

 

若干微発泡(言葉がかぶってますね)していて,飲んだ後に上品な香りが鼻の奥から抜けていきます。

その香りは甘くてフルーティー,まるでリンゴのような爽やかな香りです。

信州の銘酒で『大信州』という私の大好きなお酒がありますが,その大信州を思わせるかのような気品漂う香りですね。

しっかり誠実に,ちゃんと醸したお酒がここにあります。

 

先日いただいた田酒もそうですが,一口に美味しい日本酒と言ってもその性格は様々。

日本にはまだ出会っていない美味しいお酒がまだまだあるんでしょうね。

 

美味しいお酒には美味しい肴が不可欠。

 

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何と今回は釣り好きの友人が射止めてきた,天然のサクラマスホタルイカのお刺身です。

天然のサクラマスを食べる機会なんてめったに無いですよね。

自称釣りキチの友人でさえ,釣り上げたのはこれが二度目だそうです。

ちなみに,肴と言うのは魚のことではなく,”酒の菜(おかず)”から来ています。つまり,「酒の肴」というのは用法として間違っていることになりますね。

 

ちょっと話が脱線しましたが,サクラマスですよ。もちろん私も天然モノをいただくのは初めて。

一体どんな味がするんでしょうか?

 

あー,美味しい~。

 

見た目はサーモンのようですが,サーモンのような脂っぽさは全くなく,スッキリとした甘みと上品な旨味が口の中に広がります。

これが本当のサクラマスの味なんですねぇ。

昔は普通に獲れていたと言いますから,もっと手軽のこの味が味わえれば良いのですが…

今日はこの幸運に感謝して,ありがたくいただきましょう。

もちろん,鍋島を忘れてはいけません。

単独で食べても最高に美味しいサクラマスのお刺身ですが,鍋島と合わせるともうほっぺたが落ちそうな味わいです。

ほんのわずかに残る魚臭さを鍋島の酸味が打ち消し,凝縮された旨味だけが口の中に残ります。そしてそこに広がる香りは幸せの残り香でしょうか? お酒と肴の相性,かくあるべしですね。

 

そしてそしてホタルイカ

ホタルイカの時期は春先なんですが,友人がとれたてを冷凍して取っておいてくれたんです。

タイに移住したため,今年はこのホタルイカの刺し身を食べられないのが残念でならなかったのですが,まさかこうして食べることができるとは!

一般的にはボイルして酢味噌でいただくことが多いホタルイカですが,こうやってワタを抜いて(若干の毒素があるため,ワタは生では食べられません),一匹ずつさばいたホタルイカの刺し身は,その苦労を打ち消す美味しさなんですよ!

冷凍したイカの刺し身って甘みが増しますよね?

同じ理屈か,このホタルイカもとれたての口に張り付くかのようなネットリ,むっちりとした食感こそ無いものの,小さな身からは想像もつかない甘みが味わえて,ただひたすら幸せでした。

 

今や入手困難な鍋島と,それ以上にレア度の高い天然のサクラマス,そして今の時期に食べられるなんて思ってもいなかったホタルイカのお刺身と,今日も日本の美味しいお酒と,そして美味しい魚(肴)を堪能することができました。

うーん,日本に帰ってきてちょっと贅沢がすぎますね。

普段からこんなに良いものを頂いているわけではないので,タイでの生活を半年頑張ったご褒美をいただいた,という風に受け取ることにいたしましょう。

 

今日もごちそうさまでした。