タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

バンコクから沖縄観光のススメ@なにはともあれ浜屋のゆしどうふそば

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(沖縄上空)

 

こんにちは,しばらく更新をお休みしていましたタイの晩ごはんです。

その間に何をしていたかと言いますと,沖縄に行っておりました。

Peachはバンコクと沖縄の夢を見るか のトピックでもお伝えしましたが,現在バンコクスワンナプーム空港と沖縄の那覇空港を日本のLCC,ピーチ(Peach Aviation)が結んでいるんですね。

今回はこのピーチを実際に利用して沖縄に行ってきました。

 今回里帰り(私のほうが沖縄出身)も兼ねての沖縄行きでしたが,それもこれもピーチで安いチケットがゲットできたおかげ。

 

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こちらがバンコク発沖縄行きのチケットの明細で,帰りの分はこちら。

 

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行きが5,180B(≒¥17,612)で,帰りが11,220円(共に二人分の料金です)。

行きの分の方が料金が高いのは,『タイ国際線旅客サービス料』が二人分で1,400B(≒¥4760)も取られているから。

早い話が税金ですよね。

日本でも来年度から海外に出国する人を対象に,1000円の出国税を徴収するようになったようですが,移動のためだけに税金を取られて余計な出費がかさむのは勘弁して欲しいところです。

とは言え,二人合わせて3万円弱でタイと沖縄を往復できるわけですから,いい時代になりましたよね。

バンコク発が深夜の1:50で,沖縄着が朝の8:00。

そして帰りは沖縄発が21:45で,バンコク着が深夜0:35。

(フライト時間は約4時間。タイと日本には2時間の時差があります)

これはもう完全にタイ人を沖縄観光に呼び込もうというスケジュール設定ですね。

沖縄に朝早く到着して,夜遅くの出発ならば,その分沖縄滞在を十分満喫することができます。

逆に沖縄からバンコクに観光に行かれる方はどうでしょう?

実際,今回の便にも明らからに沖縄っぽい方がチラホラ搭乗しておられましたが,バンコクに深夜着というのは,慣れている人はともかくタイ初心者にはちょっと厳しいかもしれません。

逆に沖縄に朝8時に着けば,そのまま仕事に出勤することも不可能ではないので,それはそれでいいのかも(いいのか?)。

どちらにせよ,航空券が安くなってこんな風に世界が狭くなるのは本当に良いことだと思います。

ちなみに,満席の機内の半分はタイ人。残りを日本人とファラン(欧米人)で半々,という感じでした。

CAさんがほとんど日本人なのはやはり日本の航空会社ですね。

 

さて,タイの晩ごはん的にも久々の沖縄でありますが,沖縄に到着する度に毎回真っ直ぐ向かうのがこちらのお店です。

 

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沖縄そば専門店,浜屋そばさんです。

創業35年を数える浜屋さんは,沖縄のそば好きで知らない人はいないほどの有名店。

タイの晩ごはんも20年以上通っています。

 

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昔から変わらない店内には壁いっぱいに有名人の色紙が飾られています。

この壁だけではなく,本当に店中の壁一面に色紙が張られているんです。

どんな人の色紙があるのか眺めるのもここに楽しみの一つ。

 

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こちらが浜屋さんのメニューです。

一番人気は「浜屋そば(大)¥630」とのことですが,タイの晩ごはんイチオシはなんといっても「ゆしどうふそば ¥550」です。

 

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こちらがそのゆしどうふそば。

ゆし豆腐というのは,豆乳ににがりを打って,固まってきたものをそのままいただく豆腐のことです。

そのままザルで水気を切れば「くみ上げ豆腐」や「ざる豆腐」になりますが,沖縄のゆし豆腐はその汁ごといただきます。

実は食品衛生法で豆腐は出来上がった後,水に浸して冷やしてからでないと販売できない決まりになっているんですが,沖縄だけは例外で,出来たての温かい豆腐(ゆし豆腐含む)が当たり前のようにスーパーで売られています。

 

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こんな感じ。

パックに入っていない,ビニール袋詰の豆腐というのも初めて見るとビックリしますよね。

ゆし豆腐は味噌汁代わりに食べたりすることが多いんですが,それを沖縄そばにのっけたのがこのゆしどうふそばというわけです。

麺が見えないほどのゆしどうふの量。圧巻ですよね。

沖縄そばのスープは,豚骨ダシとカツオ出汁の合わせダシとなっています。

その割合をどうするかによってお店の個性が出るんですが,浜屋さんは豚骨ダシがメイン。

さらに醤油を使わず,塩だけで味付けしているため,あっさりしていながらもコク深い味わいのスープになっています。

麺は中太のちぢれ麺。沖縄そば特有のコシと食感が楽しめます。

うどんでもきしめんでもなく,もちろんラーメンでもないこの麺の食感はやっぱり独特ですよね。

丼からあふれそうなゆし豆腐をかき分けると,その麺が姿を現します。

 

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20年以上こちらのゆし豆腐を食べ続けていますが,ヘンに凝らないシンプルな味付けのため,全く飽きることなくいただくことができます。

豆腐も麺もスープもずっと変わらない味。

お肉(ソーキ)もトロトロで美味しいんですよ。

しみじみと本当に美味しいおそばです。

何しろこのおそばにご飯がついて550円ですからね。安い!

(ご飯がつくのはゆし豆腐だけです)

ご飯は+¥50でジューシーに変更も出来ます。

 

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こちらがそのジューシー。

沖縄風炊き込みご飯ですね。

沖縄そばにこのジューシーというのも鉄板の組み合わせで,ラードを使って炊き上げたジューシーは沖縄そばと一転してコッテリとした味わい。

そばと同じ出汁を使って炊き上げるため,相性の良さは間違いありません。

浜屋そばのゆし豆腐を食べると沖縄に帰ってきたなぁ。という実感がわきますね。

あ,ちなみに浜屋さんの目の前の道路は駐車禁止。

駐車違反を厳しく取り締まっていたため,この日も実際に駐禁のキップを切られている車もありました。

浜屋さんにお越しの際は不便かもしれませんが,ちょっと離れた所にある駐車場をご利用ください。

 

今回はしばらく沖縄に滞在できるため,沖縄の美味しい味をまだまだご紹介したいと思います。

今日もごちそうさまでした。