タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

バンコクの安旨ワイン@Jingjoo

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レッドブル・ミニ)

 

こんにちは,タイの晩ごはんです。

真夏を迎えたここタイ・バンコクは毎日暑い日が続いています。

フウフウ汗をかきながらスクンヴィット通りを歩いていると,奇抜な車が停車していました。

レッドブルの…ミニ?

 そう,全身レッドブル仕様のミニ・クーパーです。

こんなド派手な車があるのはもちろんプロモーションのため。

 

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レッドブルの試飲提供が行われていました。

暑い中ご苦労さまです。

もちろん私も1本いただきました。

 

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レッドブルと言えば,オーストラリアのメーカーが製造している世界的にも人気のエナジードリンク

ただ実は,このレッドブルはタイのクラティン・デーンという清涼飲料水が元になっているんです。

こちらがそのクラティン・デーン。

 

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ね,そっくりでしょ?

でもこれはタイがパクったわけではなく,あくまでもクラティン・デーンが元になってレッドブルが作られたわけです。

ちょっとすごいぞ,タイ。

でもバンコクでこのクラティン・デーンが人気を博している様子はそんなにないので,少し哀しいものがあるかも。

あ,ちなみに上のレッドブル・ミニの巨大缶は冷蔵庫になっていて,冷えたレッドブルが大量に仕舞われているそうです。モニター会場に配達に来ていたのかもしれませんね。

 

暑い日にエナジードリンクを飲むと確かに効くような気もしますが,私にとっての一番のエナジードリンクと言えば,そうワイン!

というわけで,この暑さを吹き飛ばすためにまたまた ヴィラ・マーケットでワイン を購入してきちゃいました。

 

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今回のワインはレッドブルと同じ,オーストラリア産の『Jingjoo』です。

お値段は199B(≒¥676)。

税金の関係でワインが高いここタイで,ワインが安く買えるヴィラ・マーケットの存在は本当に助かります。

 

赤ワインは本当に大ざっぱに分けると,2つのタイプに分類することができます。

一つはボルドー・タイプ。

フランスのボルドー地方でつくられているワインに代表される,渋みが強くて複雑な味わいを持つ男性的な重めのワイン。

もう一つがブルゴーニュ・タイプと呼ばれ,酸味があって軽め,華やかな香りが特徴の女性的なワイン。

そしてこの2つのワインはボトルの形状からハッキリと識別することができます。

ボルドー・タイプのワインは『いかり肩』でカッチリとしたボトル,そしてブルゴーニュ・タイプは『なで肩』でいかにも女性的なスタイルをしています。

 

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このJingjooは見てのとおりなで肩なので,ブルゴーニュ・タイプのワインなのかな?と類推できるわけですね。

 

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エッジはやや深みがかった色合い。

フランスのブルゴーニュ産のワインは単一のピノ・ノワールからつくられるため,もっと明るくて淡い色合いになります。

これはもしやブルゴーニュタイプのワインではないな??

 

では,実際にテイスティング

香りはやはりピノとは違いますが,野いちごを思わせるような軽やかな香りの奥にスパイシーさも漂わせています。

一口いただくと,タンニンは抑えめながらもしっかりとした味わい。口の中で転がすとさらに香りが広がって美味しく感じられます。

 

あ,美味しいじゃない,これ。

 

今まで飲んだヴィラ・マーケットの 199Bワイン の中では一番かもしれない。

本日の晩ごはんの主菜,スペアリブにはちょっと軽すぎるかもしれないなー,と思っていたんですが,このワインならしっかりと合わせられます。

お肉の味とワインの旨味が重なり合って,とっても美味!

マスタードやコショウを効かせたスペアリブと,ちょっぴりスパイシーな香りをもつこのワインの相性は悪くありませんね。

タイの暑さを吹き飛ばさんと,ガツガツモリモリいただきました。

 

結果的にこのJingjoo,まるっきりブルゴーニュ・タイプのワインではありませんでしたが,オーストラリア産のワインではよくあること。

ワイン醸造の歴史の浅いオーストラリアでは,フランスのようにワインに関する厳格な規定は少なく,その分自由なワイン造りが行われています。

タイと同じようにマイペンライ、なんでしょうね。きっと。

安くて美味しいオーストラリア・ワインはレッドブルのように我が家の大切な活力源です。

 

今日もごちそうさまでした。

 

追記:その後再びヴィラ・マーケットに行ってみたら,このJingjooが199Bからなんと312Bに値上がりになっていました。なんてこった!