タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

バンコクのお正月

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(ターミナル21)

 

こんにちは、タイの晩ごはんです。

年が明けて2019年。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

ここタイのバンコクは年末から新年にかけて心配されていたPM2.5による大気汚染も大分落ち着き、涼しくて過ごしやすい年末年始を迎えています。

今日はそんなバンコクのお正月の様子をお届けしましょう。

 タイには正月が3回あると言われています。

一つが1月1日、もう一つが中国の旧正月、そしてタイ歴の正月にあたるソンクランです。

この内、タイ人にとっていちばん大事なのがソンクラン

チャイニーズニューイヤー(春節)はどちらかというと中国人観光客向けのセール時期で、書き入れ時に当たります。

1月1日の正月は本来タイ人にとって関係のないものでしたが、12月28日~1月2日にかけて多くの学校、一般企業がお休み。

日本と同じようにこの年末年始は多くのタイ人が田舎に帰省するため、バンコク市内はガラガラになります。

 

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いつもは激混みのスクンヴィット通りのこの通り。

この時期のバンコクはどこに移動するにも道が空いていて楽チンです。

普段からこのくらいだともっと住みやすいんですけどね。

 

晦日は大きなショッピングモールなどで盛大なカウントダウン・イベントが行われます。

そして年が明けると同時に、それぞれのショッピングモールが花火を打ち上げるんです。

我が家のすぐ近くのモール(そんなに大きくない)でもしっかり花火を打ち上げていました。

動画を撮るのを忘れてしまったので、他所様のものをお借りします。

 

 

こんなふうに、街中のモールが一斉に花火を打ち上げるので、結構すごいことになっています。

 

夜が明けると一転して街なかも落ち着いた雰囲気。

 

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こちらはアソークにある『ターミナル21』のクリスマスツリー。

日本ではクリスマスが終わるやいなや、正月用の松飾りへの模様替えが行われますが、バンコクでは1月中旬くらいまでこんな感じです。

正月と言っても、大掛かりなセールや福袋が売られているわけでも無く、通常営業のショッピングモール。

でもせっかくなので腹ごしらえをしていきましょう。

ターミナル21といえば、やっぱりフードコートですよね。

 

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いつもは激混みのターミナル21のフードコートも、正月はかなり空いています(これでも大分人も少ないんですよ)。

 

ターミナル21のフードコートと言えば、バリエーション豊かなタイのローカルフードがリーズナブルに食べられると地元タイ人や観光客にも大人気。

メニューはしっかり英語の表記もありますし、指指し注文も可能。とにかく種類が豊富なので、毎回何を食べようか悩んでしまいます。

 

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こちらはフードコートでは定番のおかず乗せごはん屋さん。

好きなおかずを指差しで注文して盛ってもらいます。

何種類のおかずを頼むかで料金が変わってきますが、ほとんどの人が2種類のお惣菜をオーダーしていますね。

タイの食堂のご飯の量はちょっぴり少なめなので、大盛りにしてもらうと良いでしょう。

ご飯の大盛りは「ข้าวพิเศษ(カーオ・ピセー)」で通じます。

『カオ』はご飯、『ピセー』が大盛り。

ピセーはどこでも使えるので、ぜひ覚えておきましょう。私がタイに移住して一番最初に覚えた単語です。

 

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こちらはタイのライスヌードル、クイッティアオ屋さん。

ターミナル21のフードコートには、クイッティアオ屋さんだけでも3件あります。

好きな麺(麺の太さ・幅の違いで4種類)を指差すとチャチャッと作ってくれます。

 

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クイッティアオのスープは基本、薄味になっているので、こうした調味料を加えて自分好みの味に仕上げていきます。

砂糖、粉末唐辛子、お酢ナンプラーなど。

少しずつ加えていって、味を確かめると良いでしょう。砂糖をちょっと入れるのがポイントですよ。

 

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こちらが本日のお昼ご飯。

おかず乗せご飯はタイ料理の定番中の定番、ガパオ・ムー(豚挽肉のバジル炒め)と空芯菜のカレーをチョイスしました。

盛り付けがちょっとあれですが、ご飯大盛りのこの一皿で41B(≒¥140)なり。

フィッシュボールが入ったクイッティアオが27B(≒¥92)。

合わせても68Bです。

200円ちょっとでこのボリュームですから、ホント安いですよね。

郊外や田舎の食堂であれば、この値段も普通かもしれませんが、なにしろターミナル21はバンコクのど真ん中にあるショッピングモールですからね。

この立地でこの値段はちょっと信じられない。

ガパオはちょいピリ辛ですが、濃いめの味付けがご飯によく合います。日本人なら間違いなく好きな味。

タイのカレーはインドカレーほどスパイスの風味が強くはないんですが、逆にいうとほかのおかずや料理と合わせても邪魔になりません。

空芯菜のカレーも、カレーと言うよりもおかずの一品として成り立っています。

クイッティアオも優しい味で、ホッとする美味しさ。

もちろん、ビックリするほど美味しいというわけではありませんが、しっかりと整っていてちゃんと美味しい。日常的にいただくフードコートではこれが大事なんですよね。

タイのローカル料理がいろいろ楽しめるフードコートは旅行者にもおすすめです。

フードコートの利用方法などについては、過去のトピックをご覧ください。

 

 

 

年末年始のタイ、バンコクは人も車も少なくて移動は楽だし、気候的にもカラッと涼しくて1年の中でも最も快適な時期なので、旅行にもまさにピッタリ。

お正月をハワイで過ごすのももちろん良いんでしょうが、この時期のバンコクもおすすめですよ。

3日からは通常営業に戻って再び人で溢れるバンコクですが、乾季の過ごしやすい時期は3月頃まで続きます。

2019年もぜひタイに遊びにいらしてください。

 

今日もごちそうさまでした。