こんにちは、タイの晩ごはんです。
いつも安全運転には気をつけてバイクを走らせているのですが、先日交通違反の取り締まりに引っかかってしまいました。
バンコクの大きな幹線道路では、上の写真のように車道が別れている区間があります。
真ん中の道路が自動車専用で、バスやバイク、トゥクトゥクは侵入不可になっています。
普段あえて真ん中の道路に進入することはもちろんないのですが、ドンムアン空港から市内に向かってバイクを走らせていると、途中で道路が分岐しています。そこで左側に逸れなければならなかったのですが、気が付かずにまっすぐ進んでしまいました。
あれ?ここもしかして自動車専用道路・・・?
と思うのもつかの間、白バイが手招き。はいアウト!
違反切符を切られてしまいました。
こちらがその違反切符。
1週間以内に指定の警察署に出頭し、違反金を納めなければなりません。
タイでは交通違反を犯すとその場で免許証を取り上げられ、違反金を納付した際に返還されます。
その間`は免許不携帯になってしまいますが、この違反切符を見せれば大丈夫とのこと。
今回の侵入禁止違反の反則金は1,000B(≒¥3400)。
無免許運転の違反金も同額の1,000B(2018年1月当時)ですから、結構大きな違反なんですね。
ところで、タイでバイクを運転するには日本の免許証+国際運転免許証が必要です。
今回、白バイ警官に取り上げられたのはこの国際運転免許証。
国際免許証の有効期限は1年間で、来月の一時帰国の際に更新する予定でした。
ということはですよ。
もしこの国際運転免許証が戻ってこないのを覚悟すれば、違反金を納めなくても問題ないのか?
というわけにもいきません。
バイク(自動車も)は1年に1度、車検と自賠責保険の更新が義務付けられています。
詳しくはこちらのエントリーをご覧ください。
タイ人に聞いたところ、その際に違反金の納付漏れがあると更新ができないそうです。
その辺りのはっきりしたことは試したわけではないので分かりませんが、1,000Bでそんな冒険を犯すつもりはありません。
それに違反は違反ですから、しっかりと違反金を納めなければなりませんしね。
ところが、今回ここでもう一つの大問題が発生。
なんと、上の違反切符を紛失してしまったんです!
とは言っても、控えは警察署にあるだろうから事情を説明すれば大丈夫かな?とかる~い気持ちで出頭したのですが、切符がなければ納付はできないの一点張り。
これには困りました。
色々調べて、知り合いのタイ人にも聞いてもらったところ、違反切符のコピーと、無くしたという証明書を作る必要があるそうです。
最初に訪れた警察署は違反金を納める専用の場所らしく(そんなのがあるんですね)、別の警察署(管轄は問わない)で作成してもらうことにしました。
そこで対応してくれたタイ人の若い警官二人が、若かりし頃のウッチャンナンチャンのようで(スミマセン、最近の芸人さんに詳しくないんです)なかなかに面白かったんです。
警官A:どうしたの?
私:(コピーを渡し)この切符を無くしてしまいました。
警官A:どれどれ?この切符ね。今ここで支払っていく?
私:(え、そんなことできるの?ラッキー!)お願いします。
警官B:ちょっと見せて。(警官Aに)ダメダメ、よく見なよ。これはうちの管轄じゃないからダメだよ。
警官A:え、ホント?あーダメだ。〇〇(最初に行った違反金を納める警察署)に行ってくれる?
私:(Google Mapを見せて)それはここで良いですか?
警官A:そこじゃないよ。〇〇だよ。
私:(え、〇〇ってここじゃないの?ちょっと混乱。色々検索してみるが、やっぱりここっぽい。警官Bに聞いてみる)。〇〇はここで良いんですか?
警官B:うん、そこだよ。
私:(なんだよー!)
警官A:そこにこのコピーを持っていけば良いから。
私:(え、コピーでいいの??)あのー、調べたところ、コピーだけではだめで、証明書が必要とのことなんですが…。
警官A:え、ホント?ちょっと待って。調べてくる(奥にあるPCを操作)。お待たせ。切符を無くした場合は、エビデンスとなる証明書が必要なの。分かる?
私:(だからそう言ったろー!)はい。
警官A:今から作るから待ってて。(出来上がった書類を警官Bに渡す)はいこれ。
警官B:じゃあこの書類と、コピーを持っていけば納付できるから。
私:これを持っていけば大丈夫ですね(疑心暗鬼)。
警官B:うん、大丈夫だよ。
ここの若い警官はとても親切でいい人だったんですが、とにかく警官Aの適当さと、利発でしっかりとした警官Bの違いが対照的でした。
作ってもらった書類で無事に違反金の納付は完了。
今回たまたま違反金の写真を撮ってあったのでなんとかなりましたが、これが何もなければどうなっていたでしょうか。ちょっと恐ろしい。
【今回の教訓】
- 違反金はすぐに納付しましょう
- 警官とはいえタイ人の言うことを100%信じるのは危険
皆さまもくれぐれも安全運転&法令遵守で楽しいタイ生活を送ってください。