タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

夕食の準備が面倒なときは、ドイツ流ディナー「カルテスエッセン」で乗り切ってみる

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こんにちは、タイの晩ごはんです。

雨季が近づいているバンコクでは、ここ数日少し涼しい日が続いて季節の変わり目を感じていましたが、今日は一転して再び猛暑が戻ってきてしまいました。

本日の最高気温は38℃。もうしばらくはこの暑さが続くようです。

ちょっと涼しくなって気が緩んできたところにこの暑さですから、さすがにちょっとこたえます。

こんな日は夕食の準備も気が乗らない…。そんな時にはドイツ流の晩ごはん「カルテスエッセン」はどうでしょうか?

 カルテスエッセンを直訳すると「冷たい食事」。

その名の通り、ドイツでは晩ごはんにハムやチーズ、パンなど火を使わない料理を食べるのが普通なんだそうです。

 

カルテスエッセンのメリットは

  • 共働きが多いので、働く主婦の負担を和らげる
  • 夕食後の時間が有効に使える
  • 火を使わないのでキッチンがきれいに保てる

といった点があるそうですが、日本人の感覚からすると「ホンマかいな?」と思ってしまいますよね。

にわかには信じがたいので、タイ在住のドイツ人の知人に確認してみたところ、その家庭では母親が料理好きだったので毎日ちゃんと食事を作っていたけれど、周りには確かにそういう家カルテスエッセンで済ます家も多かったそうです。

その理由も訪ねてみると、キッチンを汚したくないから。というのが一番なんじゃないかとのこと。

料理をするためのキッチンなのに、汚さないために料理をしないというのは本末転倒な気もするんですが、これも合理的なドイツ人らしい、と言えばそうなるのでしょうか…。

でも確かに、夕食の準備が面倒くさい時なんかは、ドイツ式のディナースタイルを取り入れてみるのも良いかもしれませんよね。

 

というわけで、本日の(ドイツ流の)晩ごはんです。

 

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我が家にはトースターがないので、パンだけはフライパンで焼きましたが、それ以外は一切火を使っていません。

 

メインディッシュはこちら。

 

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生ハムに、ブリーチーズ、パルメジャーノ・レッジャーノ、そしてアボガド。

本当はレバーペーストなどもあると良かったんでしょうが、冷蔵庫の中にあるものだけで食卓を整えてみました。

シンプル極まりない夕食ですが、ハムもチーズも大好きなので、ビールやワインと一緒につまむと、こういう夕食もなかなか悪くありません。

準備や片付けに時間がかからない分、ゆっくり食事を楽しめるというメリットもありますよね。

もちろん、毎日こんなメニューはさすがにちょっと厳しいですが、1週間に一度とか、ヘトヘトで食事の準備まで手がまわらない時などには良いかもしれません。

 

「今日の晩ごはんはカルテスエッセンよ」

 

な~んて言えば、ちょっとオシャレな響きで手抜きもバレなかったりして…。そんなことはないか。

 

ともあれ、ドイツ式晩ごはんのカルテスエッセンを上手に組み込めば、食卓のバリエーションもさらに広がることは間違いないでしょう。

 

唯一難点があるとすれば、タイでこの食卓を整えようとすると、コスパがめっちゃ悪いというところでしょうか。

生ハムもチーズ類も、関税の関係でタイでは高級食材になってしまうんですね。

地元のもので手軽に入手できる、「タイ式カルテスエッセン」もちょっと開発する必要がありそうです…。

 

今日もごちそうさまでした。