タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

フィリピンはとにかくお酒が安い!@おすすめのビールやアルコールは?

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こんにちは、バンコクでは常日頃からお酒の値段に頭を悩ませているタイの晩ごはんです。

タイでのアルコールの値段の高さは度々このブログでも取り上げていますが、今回のフィリピンのマニラそしてセブ旅行で一番ビックリしたのが、現地でのお酒の安さです。

まずはこの写真をご覧ください。

 

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スーパーのお酒売り場に陳列されているビールですが、小瓶がなんと30ペソ~(≒¥65)で販売されています。

タイで同じサイズのビールを買うと、約120~140円ほどですから、ほぼ半額。

フィリピンでは500mlのコーラとビールの値段がほとんど変わらない有様です。

現地に住む友人に話を聞くと、フィリピンは経済が弱いため、庶民のささやかな娯楽としてのアルコールとタバコの値段(税金)が安く抑えられているとのこと。

仏教国で酒税が高く、アルコールの販売時間制限があるほど、国民にあまりお酒を飲ませたくない(ように見える)タイとは真逆ですね。

 

そんなフィリピンで今回飲んだビールをいくつかご紹介しましょう。

まずは缶ビールから。

 

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左から、フィリピンを代表するビールのサンミゲル・ライト、サンミゲル・レモンフレーバー、そしてコルト45です。

 

サンミゲル・ライトはその名の通り、あっさりとしていて暑い日の昼間からゴクゴクと水代わりに飲めそうなビール。悪く言えば個性も素っ気もない味わいですが、暑い場所ではこういうビールの需要も高いんでしょうね。

 

サンミゲル・フレーバーはアルコール度数も低く(3%)、レモンフレーバーのため、苦いビールが苦手という女性にもおすすめ。でも男性が飲んでも普通に美味しいです。

 

コルト45はストロング・ビアーと書いているように、アルコール度数が7.2%とちょっと高めですが、その度数を支えるコクが不足しているような。最初の一口は良いけれど、段々と飽きてきますね。

 

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こちらはサンミゲルの「ピルセン」。

サンミゲル・ライトと並ぶフィリピンの代表的なビールで、レストランではこのピルセンとライトしか置いていないところもありました。

味わいはしっかりとしていて、ビールらしいビール。ライトでは物足りない、という人におすすめです。私もフィリピン滞在中、もっぱらこのピルセンばかり飲んでいました。

 

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こちらはサンミゲルのスーパードライ

まぁ、ドライビールですよ。一応ものは試しということで飲んでみましたが、うん、ドライビールですね。

ドライビール好きには良いかもしれませんが、個人的にはちょっと…。

 

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こちらはフィリピンでも珍しい、黒ビールのサンミゲル・セルベッサ・ネグラ。

暑いところで黒ビールはうっとおしく感じることもありますが、このセルベッサ・ネグラはスッキリとしていて旨味も感じられる、なかなかに美味しいビールです。

ただ、売られているところが限られているのが残念。もうちょっと飲んでみたかったな。

 

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セルベッサ・ネグラ以上にレアなのが、こちらのサンミゲル・プレミアムモルツ

日本のプレミアムビールと同じく、このプレミアムモルツも他のサンミゲルよりお値段は張りますが(とは言っても45ペソ/100円くらい)、味わいもかなりの本格派。

まろやかな口当たりとしっかりとしたコクは、まさしくプレミアムの名に恥じない飲み心地。

もう、フィリピン滞在中はずっとコレを飲んでいたいくらい美味しかったんですが、何しろどこに行っても売っていない!

レストランやスーパーでもほとんど見かけず、たま~に取り扱っているコンビニ(セブンイレブン)があるくらい。

フィリピンでこのビールを見かけたら、ぜひ飲んでみてください!

 

と、こんな風にフィリピンのビールを紹介しましたが、まあ、どれもこれもサンミゲル。

それもそのはずで、フィリピンで流通しているビールの90%はサンミゲル・ビールなんだそうです。

フィリピン滞在中は、プレミアムモルツを探しつつ、普段はピルセンか、真昼の暑い時間帯にゴクゴクと水代わりに飲むならライト、お酒が苦手な人はレモンフレーバーなどのフレーバー・ビア(アップルもありました)をいただくと良いでしょう。

何しろ、繰り返しになりますがコーラと値段が変わらないんですからね?

フィリピンではとにかくビールを飲んでいれば間違いありません。

 

もちろん、フィリピンではビール以外のアルコールも充実しています。

しかもそのどれもが安い!

 

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こちらはフィリピンのスーパーで一番見かけたブランデーリキュールの「エンペラドール・ライト」。

720mlでお値段はなんと99ペソ!日本円で210円ほどですよ?安すぎるでしょう!

調べてみると、このエンペラドールはワインではなく、サトウキビを原料にしたカットブランデーで、世界で一番売られているブランデーなんだそうです。

サトウキビを原料にしているだけあって、味わいはブランデーというよりもラム酒に近い。ちょっと甘いのもラム酒っぽいですね。

コーラで割って飲むのがフィリピンスタイルなんだそうですが、ただでさえ甘めのお酒なので、炭酸水で割りたいところ。ただ、ここでフィリピンの弱点を発見してしまいました。

なんと、炭酸水が高いんですね、フィリピンは。

ビールと同じくらいか、下手するとビールよりも高いのがフィリピンの炭酸水です。

タイは炭酸水が驚くほど安くて(一本30円弱)、しかも美味しい(炭酸が強い)ので、この点に関してはタイの圧勝。

お酒が安いだけに、炭酸水の高さが残念ですね。

 

もう一つ、ビール以外におすすめのフィリピンのお酒がこちら。

 

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ジン各種です。

ジンはジュニパーベリーで香り付けした蒸留酒で、カクテルのベースとなるお酒ですが、左の「GINEBRA」(これもサンミゲルですね)はジュニパーベリーの香りも華やかで、お値段も151ペソ(≒¥320)という信じられないお安さ。

コレを炭酸水で割って、フィリピンのライム(というよりも、これほぼ沖縄のシークワーサーですよね)、カラマンシーを絞ってあげれば、もうそれだけでジン・トニックの出来上がりです。

自分で作ったジン・トニックが不味いわけがありません。今回のフィリピン滞在中はビールと同じくらいジン・トニックをいただきましたが(何しろ瓶で買っちゃいましたからね)、ずっと飽きずに美味しくいただきました。

 

ビールだけではなく、アルコールがとにかく安いフィリピンはタイから来るとまるで夢の国のよう。ただし、その安さから飲んだくれになるよりも、適量を楽しむほうが体にも精神的にも良いのは間違いないですよね。

そう考えると、タイのアルコールに関する政策もあながち間違いではないのかも…。

 

とにかくフィリピン滞在中は色々な種類のビールやアルコールを楽しんで、フィリピン旅行を満喫してください!

 

今日もごちそう様でした。