タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

タイの暑さと冷製パスタ

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こんにちは,タイの晩ごはんです。

四季のないタイですが,それでも1年の中で季節の移り変わりはあります。

6~10月が雨季で11~2月が乾季。1年で一番過ごしやすい時期になります。私たちも1月に引っ越してこれまで割合快適に過ごせました。

問題がこれからやってくる暑期とよばれる暑さの最も厳しい期間。3~5月にあたります。

 この時期の厳しさについては皆が口を揃えて教えて(脅して)くれます。

やれ40度を超えるばかりか50℃近くにもなる,夜は暑くて眠れない,ひどいときには死人もでる,etc…

確かに2月の中旬を過ぎた頃から,少しずつ暑さが厳しくなってきている気がします。

これまで最高気温が36℃前後の日が続いても,湿度が低かったためカラッとしていて過ごしやすかったのですが,最近は湿度も80%を超えてちょっと外に出るだけでも汗が吹き出してきます。

そんな時に助かるのがジュース・スタンドです。

バンコクにはいろんな所で上の写真のようなジュース・スタンドが店を構えています。

コーヒーから紅茶,タピオカ入りのミルクティーやジュースなどなんでもござれ。

まさにコンクリートジャングルの中のオアシスのような存在です。

今日もあまりの暑さに思わず一杯注文しました。

 

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アイス・カプチーノ 25B(≒¥80)です。

もちろんこういう屋台のお店に本格的なエスプレッソマシーンなぞ置いてあるわけもなく,インスタントコーヒーなんですが,このお値段で文句も言えません。ボリューミーですしね(ちゃんとしたドリップコーヒーを出している屋台も沢山あります)。

注文するとその場でお姉さんがカップにインスタントコーヒーと砂糖,練乳(タイでは絶対的な存在),クリームなどを入れた後にホイップして,見た目はちゃんとしたカプチーノのように仕上げて出してくれます。

砂糖に練乳だと甘すぎるんじゃないかと思うんですが,暑いタイだとこれが不思議と美味しいんですよね。冷たいだけで最高に美味しい。

朝の通勤路では,会社に向かうサラリーマンやOLがこういったドリンクを2つぶら下げて出社している様子をよく見かけます。氷が溶けちゃわないか心配なんですが,オフィス内はおそらくクーラーがガンガンに効いているので平気なのかもしれませんね。

 

こんな感じでアイス・カプチーノを堪能したわけですが,あんまりまったりしているわけにはいきません。

今日は我が家に大事なお客様を招いてのランチです。

タイ人の旦那さんと日本人の奥さんというカップルなので,何を出そうか悩んだんですが,この暑さですから何か冷たいものをということで,冷製パスタにしてみました。

 

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いつものMax Valuでイタリアンフェアをやっていて,パスタが安く売られていたのでちょうど買ってあったんです。

スパゲッティだけではなくリングイネやスパゲッティーニなどもちゃんと揃えていました。偉いぞMax Valu。

冷製パスタには一番細いカッペリーニを使うと具合が良いですよね。

このカッペリーニをたっぷりのお湯で茹でます。よくパスタはアルデンテと言いますが,冷製パスタは芯を残す必要はありません。指定時間ピッタリに茹でたあと,冷水でしめます(これでちょうど麺の固さが保たれる)。頂くまでの時間が空く場合はオリーブオイルを絡めると麺のくっつき防止になります。

ソースは湯剥きしたトマトに刻んだニンニク片×人数分,鷹の爪(1~2本。中の種は取り除いて小口切り),お砂糖小さじ1~2,塩,コショウ,オリーブオイルをたっぷりまぶして仕上げます。この時点でちょっとしょっぱいくらいがパスタと和えた時にちょうど良い塩梅になります。

あ,湯剥きしたトマトはまず横半分に切って中の種を取り出して下さい。ソースが青臭くなっちゃいますからね。この種はあとでちゃんと使います。

出来上がったソースにパスタを絡めれば完成です。簡単ですよね。

最後の仕上げはパスタにソースをかけるのではなく,必ずソースの方にパスタを入れてよく和えてください。冷たいパスタとソースを良く絡ませるためのちょっとしたコツです。

先程取り出したトマトの種に塩コショウ,砂糖,お酢,オリーブオイルを混ぜると簡単イタリアンドレッシングになります。サラダにかけて頂きましょう。

トマトだけのソースでも美味しいんですが,今日は私たちが近所の屋台で良く買う鶏皮の唐揚げをトッピングしてみました。

 

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バジルの代わりにパクチー,タバスコの代わりにグリーン・ソースを使ったのがタイ風味でしょうか。

タイ人の舌に合うか心配だったのですが,美味しいと言って召し上がって頂きました。

特に鶏皮をトッピングしたのがお気に召したようで,タイではこういった使い方はしないそうで,普段はビールのおつまみとしてそのまま食べるだけだとか。

英語を流暢に喋るインテリ・タイ人の彼ですが,試しに自家製のプリックナムソムとプリックナンプラーを出したらさらに喜んでパスタにドバドバかけて食べてました。やっぱりタイ人なんですね。

 

これからタイはどんどん暑くなっていきます。

暑さ対策の料理を色々考えないといけませんね。

 

今日もごちそうさまでした。