こんにちは,タイの晩ごはんです。
日本では少しずつ春に向かっているようですが,ここタイではこれから一番暑い時期を迎えようとしています。
水分補給のため,どこに行くにも水を持ち歩くようにしていますが,喉の渇きとは別に口にしたいものってありますよね。
その代表がコーヒー。
美味しいコーヒーを求めてコーヒースタンドに立ち寄りました。
以前に立ち寄ったジューススタンドと違って,ここはエスプレッソマシーンを構えるちゃんとしたコーヒースタンド。
考えてみると街角のスタンドでエスプレッソマシーンが普通にあるって結構すごいですよね。
早速アイスカプチーノを注文します。
目の前でエスプレッソマシーンを使ってコーヒーを抽出してくれます。
こちらが完成したアイスカプチーノ。
フォームドミルクもきちんとしていますね。
これで45B(≒¥144)。
安さに顔がほころんじゃいますね。もちろん味もちゃんとしています。
今回はノンシュガーでお願いしたので,コーヒーの深みと苦味が体の中に染み込んできます。
あぁ,美味しい。
深くため息をつきたくなる味です。
ただ,もう自分の体がタイ仕様になってしまったのか,コーヒーにもちょっと甘い味を求めている自分に気づいてビックリです。
こう暑いと体が甘さを求めるんですね,やっぱり。
夜は友人に連れられて地元で人気だというタイ料理レストランを訪れました。
エカマイsoi1の角にある,Sabai-jaiさん。
イサーン地方(タイ東北部)の料理を中心とした,ガイヤーン(焼き鳥)で有名なお店のようです。
そう言えば以前に言ったローカル食堂もイサーン料理の屋台でしたね。
図らずもイサーン料理が続きます。
地方料理というよりも,バンコクにしっかりと根付いた料理ということなんでしょうね。
日本で言うとお好み焼きやたこ焼きのような感じでしょうか。違うかもしれない。
それはともかく中に入ります。
6時を少し回ったくらいの時間でしたが,中はすでにほぼ満席。
現地に住む人はもちろん,観光客にも人気の店ということで,日本人やファラン(白人)の姿も多く見かけます。
フロアの中心は通りに面したオープンエリアですが,奥まで行くとエアコンの効いた部屋もあります。
ちょうど席が空いたというので奥の席に案内してもらいました。
メニューはタイ語と英語の表記のほか,写真も豊富で指差し注文も可能。嬉しいですね。
なにはともあれガイヤーン。
大と小があってこれは小。
小さな鶏半身分くらいでしょうか。十分なボリュームですよね。
タレはスイートチリソースと手前の褐色のソースの2種類がついてきます。
実は私,スイートチリソース苦手なんですよね。
タイでは結構色々な料理についてきますが,断然こっちの褐色のソースの方がお気に入りです。辛いだけではなくてスパイスが効いてコクのある美味しいソースなんです。
鶏肉はニンニクとナンプラーベースのタレに漬け込んで,炭火でじっくりと焼き上げてあります。
皮はパリパリ,お肉はしっとり。じっくりと焼き上げているので余分な油は抜け落ちて,旨みだけがしっかりと残っています。
そのままでも十分に美味しいんですが,タレを付けて頂くと,さらに美味しい。美味しさの信号が脳天まで突き抜けていくようです。
さすが評判のお店だけはありますね。
ビールが進んで止まらない料理ですが,実はこのガイヤーン,もち米と一緒に頂くのが伝統的な食べ方なんだそうです。
妻がちゃっかり注文していました。
何やら可愛らしい細工物が運ばれてきましたね。
一見すると何かの小物のようですが,もちろんご飯です。
蓋をとるとこんな感じ。
ビニール袋の中に美味しそうなもち米がつまっています。
タイ歴の長い友人の話だと,この器からビニール袋ごと取り出して,左手でモミモミしながら右手(素手)で食べるのが正式な食べ方なんだとか。
素手で頂くとさらに美味しく感じるのはインド料理で体験済みです(インドカレーって素手で食べるととっても美味しいんですよ。ぜひお試しあれ)。
ここは郷に従って素手で頂きましょう。モミモミ。
でも個人的にはやっぱりビールと一緒の方が美味しいと思います,はい。
もちろん注文したのはガイヤーンだけではありません。
これはソムタムコーン。
ソムタム(青パパイヤのサラダ)のトウモロコシ版なんですが,これが美味しい!
初めて頂きましたが,ソムタムよりもこっちの方が断然好きです私。
ソムタムの辛さと酸っぱさがトウモロコシの甘さと上手い具合に調和して何とも言えない美味しさ。
ソムタムの屋台は街中にありますが,このソムタムコーンもやっているんでしょうか。調べる価値ありですね。
こちらはトムカーカイ。
トムヤムクンのココナッツバージョンといった感じ。エビではなく鶏肉が入っています。
酸っぱくて,甘くて,ちょっぴり辛くて,味を多重高層で仕上げるタイ料理ならではの味わい。
スープ好きの妻が喜んで頂いていました。
プーパッポンカリーです。
直訳すると“カニのカレー炒め卵とじ”で合っているでしょうか。
一度プーケットで食べて大好きになった料理ですが,ここのプーパッポンカリーはさらに洗練されて上品に仕上がっています。
柔らかいソフトシェルクラブにカレーとココナッツの美味しさが染み込んで,タマゴが全体を優しく包んでいます。
これまでプーパッポンカリーはどちらかと言うとワイルドで男の料理のようなイメージでしたが,こんなに洗練された味にもなるんですね。脱帽です。
本日は上記の4品にビール一瓶+1Lのピッチャーを頼んで合計875B(≒¥2800)でした。
この味のクオリティでこの値段なら十分安いんじゃないでしょうか。
人気なのも頷けます。
日本から遊びに来た友人などを連れて行ったら,タイ料理の美味しさと安さにビックリするんじゃないでしょうか。
個人的にもぜひまたお邪魔したいですね。
今日もごちそうさまでした。