(人民委員会庁舎)
こんにちは、タイの晩ごはんです。
ビザの申請まで無事に終了し、いよいよ今日はそのビザが発給されたであろうパスポートを受け取りに再度タイ総領事館に向かいます。
申請までのあれやこれやはお手数ですが
バンコクからホーチミンにビザをとりに行く①~出発編~スワンナプーム空港のフードコート
バンコクからホーチミンにビザを取りに行く②~ホーチミン到着、simの購入と初めてのバインミー - タイの晩ごはん
バンコクからホーチミンにビザを取りに行く③~ビザの申請とハプニングを乗り越えてウズラのフォーを食す - タイの晩ごはん
をご覧ください。
こちらがパスポートの引換券。
これで無事にビザがおりているはずですが、どうでしょうか…
はい、無事に観光ビザが発給されました。
これで2ヶ月+延長手続きで1ヶ月の計3ヶ月またタイに滞在することができます。
振り返ってみると、日本で申請したビザが一番大変でした。
準備する書類もはるかに多く、チェックも厳しい。
それに比べるとホーチミンの領事館は係員もフレンドリーで申請もトラブルもありましたが、案外楽にできました。
何より申請者が少ないですからね。
自分の好きな時間に申請に行って、並んで順番を待つ必要もありません。
タイからのビザランは陸路で行けるラオスが一般的ですが、ホーチミンも結構いいんじゃないでしょうか。
そこでビザ取得にかかる費用をラオスに行く場合と、ベトナムとでちょっと比較してみました。
まずはラオス。
一般的な旅行会社を使ってビザランにかかる費用は
・ツアー料金:3300B(宿泊費込)×二人分=6600B(≒¥21,120)
・航空券5883B+ホテル代(5日分)¥9723(全て二人分)=¥28,548
ということで、差額は¥7400ほどでした。
この比較はあくまでも移動と宿泊にかかる金額のみで、現地での交通費や食費は含まれていませんが、ラオスへの陸路でのビザランが1泊3日、長時間車に揺られての弾丸ツアー。一方今回の私たちのプランだと移動は飛行機、現地で5泊する余裕の日程、当然すべて自由行動、観光もついでに出来る、ということを考えると、ベトナムにビザランに出るというのは案外いい手なんじゃないでしょうか。ホテルを3泊にすればさらに差額は縮まります。
しかも、空路でタイを出るメリットはもう一つあって、陸路でのビザランの規制が強まっている現状、ラオスでビザがおりないと日本に帰らないといけないケースも生じます。一方空路だと最悪観光ビザがおりなくても、ノービザでタイに再入国できる可能性が高い(絶対ではありません)というわけです。
これはあくまで2017年4月現在の情報ですので、これから先状況が変わる可能性は大ですが、ビザランに出る先はラオス以外にもあるよ、ということは覚えておいていいかもしれません。
激旨のフォーとの出会い
さて、話は前後しますが、領事館に向かうのは午後だったため、午前中はカフェでまったりと時間を過ごしました。
昨日いただいたベトナムコーヒーの味が忘れられなかったからです。
向かったのはベトナムでも最大手のコーヒースタンドチェーン、ハイランズコーヒーです。
朝10時にも関わらず、店の前はすでにバイクでぎっしり。入り口もどこかわからないほどです。
まず自分の席をキープして、カウンターで注文します。
注文がすむとこのような受付札を渡されました。
注文した品が完成すると、バイブレーションで知らせてくれる仕組みです。
出来上がったのがこちら。
ベトナムコーヒー(アイス)とライムスムージー、そしてティラミスです。
ドリンクが大体200円前後、ティラミスは100円ほどでした。お安いですね。
ライムスムージーは酸味が効いていて、甘すぎず、とても美味しい。
ティラミスはまあまあ、といったことろでしょうか。
こういうのは日本で食べるのが一番おいしい気がしますね。本場イタリアで食べたことはありませんが。
そして本命のベトナムコーヒー。
期待を胸に一口すすると…
お・い・し・い。
やっぱり美味しいです!
コーヒーがものすごく濃厚で、底にに沈んでいる練乳と混ぜていただくとまるでチョコレートを飲んでいるかのような濃密な味わい。
普段ブラックコーヒーばかり飲んでいる人(私のことです)でも、ベトナムに来たらこの濃厚で、甘くて、ずっしりと飲みごたえのあるベトナムコーヒーをいただくべきです。
このコーヒーだけでもベトナムに来る価値「アリ」ですよ。
もちろんベトナムの美味しいものはコーヒーだけではありません。
お昼は観光客にも大人気というフォーの有名店、Pho Quynh(フォー・クイン)さんにやってきました。
注文したのがこちら。
まずはこちら、牛肉のフォー。
トッピングだけではなく、スープも当然牛骨出汁です。
そのお味はすっきりしている中に牛の旨味がギュッと(ダジャレじゃないです)閉じ込められていて、すごく美味しい。
麺も少し太目でこの旨味たっぷりのスープと互角に渡り合っています。
一緒にやってきたもやし、ライム、香草(おそらくミントとドクダミ)を加えると、味わいはさらに奥深く、香り高くなります。
ただものじゃありません、このフォー。
そしてこちら。
これはなんとビーフシチュータイプのフォー。
分厚い肉がゴロゴロ入っています。
タイのローカル食堂で牛肉に出会うことはあまりありませんが、こうしてみるとベトナムは普通に食べるんですね、牛肉。
でも気になるのはそのお味。
果たしてフォーとビーフシチューというのは合うんでしょうか…
あ・い・ま・す。
というかこれ、合うどころじゃなくてものすごく美味しいですよ!
スープはビーフシチューを牛骨スープでのばしたような味なんですが、ちょっと説明しがたい美味しさ。
あっさりしているのに奥深くて、さっぱりしているのに複雑な、そんな相反する要素を抱え込む、摩訶不思議でびっくりの美味しさ。
牛肉も分厚いのにホロホロ柔らかく、口の中で溶けていきます。
そして忘れてはならないのがフランスパン。
これは追加で頼んだものですが、そのまま食べても十分美味しいこのパンを一口分ちぎってスープに浸して食べると、ここはもうベトナムなのかフランスなのか、分けがわからなくなる美味しさ。
さらにパンをしばらくスープに浸したままにしておくと、パンがトロトロになってお麩のような食感でこれまた美味しい。
いや。まいりました。
ベトナムにこんなに美味しいものがあるとは。
二人して汗を滴らせながら夢中で食べ続けました。
スープの一滴も残さずに完食です。
ホーチミンで食べた中で、というか今年食べた中で一番美味しかったかもしれません。
これでフォーがどちらも65000ドン(≒¥330)、追加のバゲットが5000ドン(なんと約25円!)ですからね。
恐るべしフォー、そしてホーチミン。
滞在中にぜひもう一度食べに伺いたいです。
観光ビザをとるついでに軽い気持ちで訪れたホーチミンですが、コーヒーにバインミーにフォーと、美味しいものばかりに出会う旅になりました。
皆さんもホーチミン訪問の際にはこれら美味しいもの(特にこのフォー・ビーフシチュー)をぜひお召し上がりください。
これは次回のビザランもホーチミンに来ちゃうかもしれません。
今日もごちそうさまでした。
バンコクからベトナムにビザを取りに行く⑤~旅の終わりにホーチミンとバンコクを比較してみたに続きます。