(BTS,Mo Chit駅からチャトゥチャック方面を望む)
こんにちは,タイの晩ごはんです。
ローカル色の強いエリアに引っ越したついでに,タイの現地の味を味わうべく,近所の散策を続けていますが,今日はこのエリアで最大のモール,セントラル・ラップラオにやってきました。
きっと日本では知り得ない,タイの日常の顔が覗けるに違いありません。
早速行ってみましょう。
セントラル・ラップラオはもともとバンコクでも老舗のデパートだったのが,2011年に全面改装を行い,現在でも人気を集めるショッピング・モールとして知られています。
場所はウィークエンド・マーケットが行われるチャトゥチャック・パークからタクシーで数分,地下鉄でも一駅の場所にあるため,ウィークエンド・マーケットに行ったついでに寄ることも出来ます。
我が家からも徒歩圏内。良く買い物に出かけるテスコ・ロータスと通りを挟んで向かい合う位置です。
中はバンコクのモールらしく,吹き抜けの開放的なつくり。
改装前は大分老朽化が進んでいたそうですが,現在はご覧の通り,明るくてとてもきれいなフロアになっています。
広さもかなりのもので,ショップの多さもあって隅々まで見て回るのはかなり大変そう。
そこで今回はタイの晩ごはん的に気になるポイントをいくつかご紹介します。
日本色を押し出すセントラル・ラップラオ
これまでも何度かお伝えしましたが,今回引っ越した先のチャトゥチャックはバンコクのハズレの方にあたり,日本人もとても少ないエリアになります(実際街を歩いていてまだ日本人とすれ違ったことはありません)。
ローカル色の強いエリアで,そのタイらしさ,バンコクらしさを存分に満喫できるかと思っていたのですが,以外や以外,ここセントラル・ラップラオは随所で日本をプッシュしておりました。
まず目に飛び込んできたのがこちら。
これ,何だと思いますか?
実は夜のおやつで有名な浜松名物,うなぎパイの販促をやっていたんです。
写真はそのうなぎパイの着ぐるみ(?)をかぶったお姉さんがステージで小さな子どもと戯れている(だけにしか見えなかった)光景。
ちょっとシュールですよね。
”日本からのお土産は「うなぎパイ」”をキャッチコピーに宣伝していましたが,日本に旅行に行くタイ人をターゲットにしたキャンペーンなんでしょうか?
それともタイに居ながらにして日本を感じられるお菓子をどうぞ,ということ?
そのへんはちょっとよく分かりませんでしたが,試食でいただいたうなぎパイはタイで食べてもしっかりうなぎパイでした。美味しい。
地下にはもちろん食料品売場があり,ここで存在感を放っているのがバンコクでも大手スーパーのTOPS。
TOPSは大きさの順にTOPSマーケット,TOPSスーパー,TOPSデイリーとあるのですが,ここにあるのはその中でもおそらく最大級のTOPSマーケットです。
店内は輸入品やこだわりの食材が並ぶ,高級スーパーの趣です。
ワインも高級品が並びます。
写真にあるのはボルドーのデイリーワイン。
表示が599B(≒¥1920)なので,日本の倍くらいの値段がしますね。
そもそも暑いタイでは赤ワインよりもキリリと冷えた白ワインかスパークリングワインが飲みたくなりますよね。
とは言ってもタイに来て3ヶ月,まだワインはいただいていません…
だってやっぱりちょっと高いですよね?このお値段。
高級志向を打ち出すTOPSマーケットですが,奥には日本食のコーナーもありました。
並んでいるのは調味料からお味噌,カレールー(タイ人も日本のカレー食べるんでしょうか?)にカップラーメンと,結構品数も揃っています。
日本食が恋しくなった時に基本的なものはここで揃うんじゃないでしょうか?
なんと日本のお魚もありました。
真ん中にある小さなお魚はししゃもです。
生のししゃもをこうやって見る機会は日本でも中々ありませんよね。
そしてサバ。
今日本で流通しているサバの半分以上はノルウェー産なので,バンコクでこうやって日本産のサバを見るとは思いませんでしたね。
バンコクのスーパーの魚売り場は鮮度が悪くて臭いも気になることが多いんですが,こちらでは魚臭さはほとんどしません。ここでならお魚買っても良いなと思いましたね。
バンコクで新鮮な魚をお求めならおすすめですよ。
日本発のお菓子に食材と続くと,次は当然お食事ですね。
ここセントラル・ラップラオには日本食のレストランも数多く入っています。
その一つがこちら。
恥ずかしながら日本で「天丼てんや」に入ったことはないんですが,ここまで日本押しで来るのなら,ということで試してみることにしました。バンコクでてんやデビューです。
こちらがメニュー。
一番豪華なスーパースター天丼が189B(≒¥605)。
バンコクでいただく日本食は割高に感じることが多いんですが,このてんやは結構リーズナブルなんじゃないでしょうか。
注文したのがこちら。
野菜天丼です。
お値段はさらにリーズナブルな79B(≒¥253)。
しめじにレンコン,かぼちゃ,ヤングコーン,インゲンの天ぷらが乗ってこのお値段なら,お得感強いんじゃないでしょうか。
お米もちゃんと日本米。
天ぷらも揚げたて,サクサクでしっかり美味しいです。
かかっている天つゆも甘辛のなつかしい日本の味。
丼はちょっと小さめですが,女性なら十分な量だと思います。
バンコクでこのお値段で日本の天ぷらが頂けるとは思っていませんでした。
食後に温かいお茶が欲しくなりましたが,さすがにそれは贅沢な願いでしょうね。
タイで熱いお茶って見たことない(紅茶など,メニューとしては存在する)ですし,ペットボトルに売っているお茶は日本茶でもしっかり甘いですからね。
でも,バンコクのてんやの野菜天丼,お薦めです。
バンコクのローカル色を探すはずだったのに,出会ったのは以外にも日本の味でした。
実際,てんやで食事をしていたのも我々以外は全て地元のタイの人たち。
日本人がほとんどいないエリアでこれだけ日本の食に触れられるということは,それだけバンコクでも食を含めた日本の文化が浸透しているということなんでしょうね。
これも意外なタイの一面と言えるのかもしれません。
タイ人,結構日本食好きみたいですよ。
今日もごちそうさまでした。