こんにちは,タイの晩ごはんです。
日本は今まさにちょうど桜の時期ですね。
今年は少し咲き方がいつもと違うようですが,それでも多くの人がお花見を楽しんでいるんでしょうね。
私も毎年の花見を楽しみにしていたんですが,バンコクに移住した今年は無理…と思っていたら,あったんです,バンコクにも桜が!
どうですか,この淡いピンク色の花。
桜にように見えますよね。
ただ,もちろん日本の桜ではありません。
タイ語名チョンプー・パンティップ,和名ではキダチベニウゼン (別名:風鈴木)という花なんだそうです。
和名もあるということは日本でも見られるのかもしれませんが,これまで意識したことはありませんでした。
タイの桜
タイでは昔からこの花を現地に住む日本人が「タイ桜」と呼んで愛でていたようです。
今ではタイ人も「ドォック サクラ」(ドォック=花)とよんでいるそうですから,本当にタイの桜として親しまれているんですね。
日本の桜と同じようにこの時期にパッと咲いてすぐに散ってしまうため,毎年この時期を楽しみにしているタイ人も多いんだそうです。この日はもう散りかけでしたが,それでも多くの人が公園でお花見を楽しんでいました。
こうしてみると本当に日本の桜のようにも見えますが,もちろん違うことも沢山あって,
一つは花の咲く位地が高いこと。
写真を見ても分かると思いますが,日本の桜と違って随分高い位置に花を咲かせています。
もう一つは散り方。
ソメイヨシノは花びらが一つずつ散っていって,その風情がとても美しいのですが,タイ桜は花ごと落ちてきます。
ただ,花びらがひらひらしていてゆっくりと落ちてくるので,それはそれで違った味わいがあります。
花びらが散るとこんな感じになります。とてもきれいですよね。
今年はすっかり諦めていたお花見を思いがけずバンコクでも満喫できました。
あ,もう一つ日本とバンコクのお花見で大きな違いがありました。
ここバンコクでは,公園内で飲食しながらお花見をしている人はだれもいませんでしたね。
花見にお弁当とお酒はつきものだと思うのですが,これは日本独特の風習なのかもしれません。
ということで,我々も家に戻って食事をいただくことにしました。
本日の晩ごはんがこちら。
お花見の帰りに寄ったスーパーでちょっとしたお弁当と食材を入手してきました。
まずはこちら。
このご飯,一見普通のチャーハンに見えますが,実は只者ではありません。
実は今回初めて見かけたので買ってみたんですが,おそらくご飯をチリペーストと唐辛子で炒めてあると思うんです。
色味からしてすでに辛そう。
間違いなく辛いでしょうね,と思って一口頂いてみると…
やっぱり激辛!
でもでも,この辛さがクセになるというか,辛いからこその美味しさ。
おかずの豚バラの煮込みも濃い味付け(ほとんどフィリピン料理のアドボ)で,ビールのつまみにもなるご飯ですね。
一方こちらは定番のガパオライス。
バンコクでは本場のガパオライスの味がスーパーのお惣菜でも十分に味わえます。
上の激辛ご飯と同じようにこうやってお皿にきちんと盛り付けると,きちんとした一品になりますよね。
タイムセールで買ったため,2つ合わせて40B(≒¥128)でした。幸せになる値段ですね。
こちらもタイムセールで買った牛肉,35B(≒¥112)。
牛のヒレ肉をバンコクでは渦巻状にまとめて売っているのをたまに見かけますが,これがそれ。
渦巻状のままフライパンで表面を軽く炙って,バターと醤油のソースで仕上げました。
サシはほとんど入っていないんですが,その分噛みごたえがあってとても美味しいです。
牛肉の本当の美味しさって,赤身を噛みしめるときに味わえるんですよね,実は。
そしてこちらがブロッコリーのサラダ。
大きなブロッコリーが二株で30B(≒¥96)でした。
新鮮な野菜が安く買えるのもバンコクの良いところですよね。
ブロッコリーはレンジでチンして,トマト,ハム,ゆで卵と一緒に砂糖ひとつまみ,塩・コショウ,マヨネーズ,たっぷりの粉チーズで味を整えます。
粉チーズを入れることによって,簡単なのに本格的な味わいになります。コンソメを入れても美味しいですね。
どうせならたっぷり作って,残りの半分は明日また頂きましょう。
味がしっとりまとまってちょっと違った美味しさになりますよ。
今日の晩ごはんの食材も,全部合わせて150B(≒¥480)いかない位。
お花見しながらの食事とはいきませんでしたが,代わりにお値段以上の豪華な夕食を楽しむことが出来ました。
目で楽しんで,舌で味わって,お腹も心も満腹です。
今日もごちそうさまでした。