(一般道と高速道路が入り交じるバンコク郊外)
こんばんは,タイの晩ごはんです。
暦を見るといつの間にかもう6月ですね。
私たちがバンコクに引っ越してききたのが今年の1月ですから,もうすぐ半年がたとうとしています。
その間はタイのあれやこれやに戸惑ったり,感心したり,度肝をぬかれたりとなかなかエキサイティングな半年でしたが,やっぱり一番驚き,かつ嬉しかったのがタイの物価の安さでしょう。
たとえばこちら。
妻が近所のテスコ・ロータスで買ったベルト。
元値189B(≒¥605)だったものが,129B(≒¥413),30B(≒¥96)と段々値段が下がってきているのが分かりますね。
30Bは安い!と思って購入したんですが,レジでバーコードをスキャンすると何と1Bの表示。
「へ,お姉さんこれ30Bじゃないの?」
と訪ねたんですが,1Bだという答え。
1Bですよ?約3.2円。
どういう値段設定でしょうか。というか,30Bの表示は何の意味が?
そう言えば,以前も別のテスコでサンダルを購入した時に,159Bのサンダルが10Bになったという事件がありました。
恐るべしテスコ・ロータス。そしてタイ。
まぁ,これはイレギュラーな件ですが,やっぱりタイは物価,特に食費は本当に安く済みます。
例えば本日夕食用に買った食材ですが,
このジャガイモが3個で23B(≒¥73)。
このキュウリは2B(≒¥6.4)でした。
タイの地元のスーパーは肉も野菜も大抵量り売りです。
本当に必要なものを必要な分だけ買うことが出来るので良いですよね。
キロあたりいくら,という表示なので実際の金額が量ってもらうまで分からない,というのが難点ですが,大抵はこの様に思ったよりもさらに安いのがほとんどです。
このチキンレッグも33B(≒¥105)ですからね。
日本のスーパーだとブラジル産の冷凍チキンレッグが特売で100円前後,というのはありますが,タイでは地元の新鮮な鶏肉がいつでもこのお値段。
やっぱり安いですよね。
輸入物だと日本より逆に高くつく物もありますが,地元のものを消費する限り,タイの食費はとても安くすませられます。
そしてこちらが本日の晩ごはん。
まずはこちら。
チキンレッグはフライドチキンにしました。
作り方は前にも説明しましたが,卵と牛乳を混ぜた卵液に鶏肉を浸し,塩・コショウ,ガーリックパウダー,オールスパイスなどお手持ちのスパイスを小麦粉に混ぜた粉をまぶします。
あとは中温に熱した油でじっくり揚げれば出来上がり。
タイの屋台でも定番のフライドチキンのですが,家で作るとさらに安く食べられます。
お行儀悪く素手でかぶりつくと,スパイスの香りがフワッと鼻を抜けていきます。
カリッとした衣にふっくらジューシーな鶏肉。
これこれ,やっぱり家で作ると本当の揚げたてが食べられて良いですね。
揚げたてのおかげか,油がもたれるようなこともなくバクバクと食べられます。
かぶりついて食べるお肉ってどうしてこんなに美味しいんでしょう?
タイは鶏肉自体がとても美味しいので,こうした単純な調理法だとよりその美味しさが味わえます。
こちらはアスパラとトマトのバターソテー。
19B(≒¥60)で買ってきたアスパラガスを,バターでトマトと一緒に炒めだけのものですが,これもとても美味しい。
味付けは塩・コショウ。隠し味にちょっぴりお醤油。
シャキシャキとしたアスパラガスの歯ごたえと,しんなりしたトマトの食感が口の中でいい感じです。
アスパラもトマトも時に青臭さが残る食材ですが,バターがうまいことその青臭さを消し去って,逆に上品な味に仕上げてくれます。
まるで田舎から出来てきた素朴な少女が都会に洗練されて,レディの佇まいを身に着けたような感じですね。よく分かりませんが。
タイはアスパラの一大産地でもあるので,安くて美味しいアスパラガスがこうやっていつでも食べらます。
お馴染みのポテトサラダ。
食べる直前に黒胡椒とバジルをふりかけました。
マヨネーズはちょっとタイの弱点で,タイ・キューピーのマヨネーズは現地の好みに合わせて甘いんですよね。
日本産のキューピーのマヨネーズも手に入りますが,こっちで買うと日本の倍以上の値段がするのでちょっと手が伸びません。
今回はわりと安く買えるアメリカ産のマヨネーズ(ヘルマン)を使いましたが,卵の味があまりなくてちょっと残念。
よく言えばサッパリとした味なんですが,日本のマヨネーズに比べるとコクも旨みもまろやかさも足りません。
私はそんなにマヨネーズを食べる方ではないんですが,つくづく日本のマヨネーズは美味しいです。
こうやって改めて日本の良さを発見できるのもタイに来たおかげですね。
今日の夕食にかかった費用は全部合わせても約280円。
食費が安いのは本当に嬉しいですね。
これからも安くて美味しいタイの食材で美味しいご飯を頂きたいと思います。
今日もごちそうさまでした。