(Phaya Thai駅の国鉄車両)
こんにちは,タイの晩ごはんです。
パヤタイ駅は国鉄,BTS,エアポートリンクの3路線が乗り入れる大きな駅ですが,近くに最新のモールや観光地はなく,日本人観光客にはあなりなじみのない場所かもしれません。
そんなパヤタイ駅に今回やってきたのは,美味しい飲茶のお店があると聞いたからです。
飲茶。
ちょっと特別な響きをもつ言葉ですよね。そんな風に感じるのは私だけでしょうか?
世界中の美味が集まるバンコクでは,華僑が多いこともあって当然美味しい飲茶も色々な場所で楽しむことが出来ます。
ペニンシュラホテルなど,高級ホテルでも飲茶をウリの一つにしているところも多いですね。
ただ,飲茶とはもともとお茶を飲みながら楽しむ軽食のことですから,ホテルなどの格式張ったところではなく,もっと気軽に楽しみたいものです。
そこで訪れたのがこちら。
店の目の前が大通りのため,正面からの写真ではなくて申し訳ないんですが,『Usine Gastro Cafe-Bangkok』さんです。
場所はBTSパヤタイ駅の1番出口を出たらそのまま大通りを南方向に進むことわずか2分。スタバの看板が見えたらすぐそこです。
同じ建物の右手がカフェ。左手がレストラン。点心の他にもタイ料理やジャパニーズスタイルの品など,様々なお料理を楽しむことも出来ます。
広い店内はスタイリッシュで落ち着いた雰囲気。
中庭にはテラス席もあります。
これから涼しくなるバンコクですから,こういった席でお茶するのも良いですよね。
さて,メニューはタイ語と英語表記となっていますが,代表的なメニューは写真も掲載されているので,難しく考える必要はありません。それよりもとにかく品数が多いので,どれを注文しようか悩んでしまうほど。
でも,このメニューを前にしながら色々と考えるところが外食の楽しさですよね。
とはいえ,今回の目的はあくまでも飲茶。
まずはお茶を頼みましょう。
中国茶です。
飲茶でビールも本当は楽しいんですが,今回は大人しくお茶にしてみました。
とはいえ,飲茶の主役はやはり点心。
まずはこちらから。
まず左手にあるのが,メニューによると韭菜粿,英語表記で"Stemed Chinese Chire Cakes"。英語でも中国語でもちょっとよくわかりませんが,要はニラ饅頭ですね。
一般的なニラ饅頭は焼いたものが多いですが,こちらのは蒸し饅頭。皮は薄く,もちもちとした餡とニラの香りが楽しい一品です。
右手の皿が海老餃子。点心の代表的なメニューですね。
こちらも薄めの皮と海老のプリプリ感がいいコンストラクト。
なかなか美味しいです。
こちらはメニュー表記でいうと海苔巻。
もちろん巻かれているのはお米ではありません。
カニのすり身に海苔を巻いて蒸し上げたものですね。
カニと海苔のさわやかな香りが口の中に広がります。
そしてこちらが海老団子と豆腐の蒸し物。
豆腐は一度素揚げにしてあるので表面はパリッとしていながらも,スープを吸い込んだ中身からジュワッと汁が溢れてきます。
どれも中々に美味しいですが,ビックリするのがそのお値段。
点心はどれも25~30B(≒¥85~¥102)というリーズナブルな価格設定ですから,あれもこれもと色々と食べてみたくなります。
点心に限っては全ての品目に写真が掲載されていますから,指差しオーダー可能。
小籠包がないのが残念なところではあります。
あいにくこの日はお腹もすでにいっぱいだったので,かる~い飲茶となりましたが,改めてまたお邪魔してゆっくりと飲茶を楽しみたいですね。
ちなみに,お食事系の料理も80B~(≒¥272~)とこちらもそんなに高くありませんから,ガッツリ食べたい!という人にとってもオススメのお店ですよ。
お洒落なお店でコスパ抜群の飲茶を楽しめる,Usine Gastro Cafe-Bangkok。
普段は通り過ぎてしまう駅にフラリと立ち寄って飲茶,というのもちょっとオツかもしれません。
今日もごちそうさまでした。