(中島水産)
こんにちは、タイの晩ごはんです。
バンコクは最近ようやく乾季らしい、爽やかな陽気が続いています。
そんな中、バンコクの最旬スポットであるアイコンサイアムに行ってきました。
アイコンサイアムはオープンしたばかりのタイ最大のショッピングモール。様々な高級ブランドの旗艦店やタイ初のアップルストア、そしてあの高島屋が中核テナントとして入店したことでも話題になっています。
メインエントランスや、一部でまだ工事が続いていますが(タイらしい)、タイの伝統的な水上マーケットや市場を模したフロア構成など、様々な工夫が凝らされています。
そんなアイコンサイアムにやってきたのはもちろんショッピング…ではなく、鰻を食べるため。
高島屋の中にあるフードコートで出店している「中島水産」さんで、お得に鰻丼が食べられると言うではないですか。
こちらが中島水産のメニュー。
サバ塩焼き定食150B(≒¥510)など、バンコクで食べる日本食としてはとてもリーズナブル。
だがしかし、ここはやはり鰻丼の一択でしょう。
こちらがやってきた鰻丼390B(≒¥1,320)。
うな丼に味噌汁、漬物、セルフのお茶(お茶パック)がセットになっています。
鰻は丼の中にドンと2枚。結構なボリュームです。
鰻はふっくらと柔らかく、なかなかの美味しさ。
それはもちろん専門店の捌きたて、焼き立ての鰻に比べると、もう少しパリッと焼き上げてほしいなとか、タレがちょっと甘いかな?と思うところはありますが、バンコクでこの値段でこのボリュームの鰻が食べられるなら文句は言えないでしょう。
日本でも滅多に食べない鰻を堪能させていただきました。
女性一人だと食べきれないほどのボリュームなので、カップルで訪れる際には一人はサバ塩焼き定食にしてシェアすると、よりリーズナブルに楽しめます(隣の席で食べていたサバ塩焼きもまた美味しそうだったんだ)。
店内は平日にも関わらず満席で、並ぶ必要があるほど。チラホラ日本人の姿も見えましたが、ほぼほぼタイ人。バンコクでの日本食人気が伺えますね。
そして中島水産でおすすめなのは食堂だけではありません。
併設された売り場でお刺身や寿司のパックを販売しているのですが、一番人気がこちら。
お寿司のバラ売りです。
一見するとタイのローカル寿司の販売コーナーのようですが、ネタはコハダやイカ、〆鯖などのちゃんとした日本のお寿司。
それが一つ一つフィルムに包まれて、好きなものを自分でパックに詰めるシステムになっています。
ビックリなのがそのお値段。
なんと寿司一貫が10Bもしくは20B(≒¥34 or ¥68)という衝撃プライス。
それこそタイのローカル寿司と変わらない値段で日本のお寿司が食べられます。
保冷剤代わりのサーモンのアラ50B(≒¥170)と一緒にお買い上げ。
そしてこちらが本日の晩ごはんです。
チョイスしたお寿司はイカ、コハダ、炙り〆鯖、タコ、とびこ、ホタテ、サーモン、炙りサーモンとネギトロ巻き。
ネギトロは1パック70B(≒¥240)、バラ売りのお寿司は12貫で170B(≒¥580)でした。
味はスーパーのお寿司レベルですが、タイでこの値段でそれなりの日本の寿司が食べられることに大きな価値があります。
そうそう、日本と違って醤油とワサビはレジで別売り(3B)なのでご注意ください(パック売りのものは付属)。
鮭も頭とカマは塩焼き、その他のアラは醤油と味醂(Siamsato)に一度漬け込んで焼き上げました。
この鮭のアラも美味い!
やっぱり魚で一番美味しいのはアラだよね。とお寿司を前にして身もふたもないことをつぶやいてしまいます。
それにしても鰻丼といい、お寿司といい、アラといい、タイのバンコクでこんなにコスパよく日本食を調達できるのが、最先端高級ショッピングモールのアイコンサイアム内というのだからちょっとした驚きです。
中島水産だけでも、アイコンサイアムに訪れる価値はありますよ。
今日もごちそうさまでした。