(薬局で売られているPM2.5対応マスク)
こんにちは、バンコクの酷い排気ガスから身を守るため、外出時には常時マスクをしているタイの晩ごはんです。
ただし、ここ最近は普段はほとんどいないマスクを装着するタイ人も街なかで見かけるようになりました。
理由はPM2.5による大気汚染。
今バンコクではPM2.5を原因とする大気汚染がかなり深刻です。
こちらは我が家のベランダから見える像タワーの様子。
ビルがちゃんと像の姿に見えますよね?
それはさておいて、空が灰色に霞んでいます。
これは雨雲ではなくて、PM2.5の影響なんです。
こちらは昨年末の像タワー。
全然違いますよね。
乾季真っ只中のタイでは、普段であればこのような青空が見えるはずなんです。
ただ、この乾季というのがやっかいで、雨が降らないことによって大気中のPM2.5が浄化されず、ますますひどくなっているんです。
タイ政府もこの事態を重く見ているようで、飛行機を飛ばして人工的に雨を降らせるようなこともやっているらしい。
そんなことをするよりも、真っ黒な黒煙を撒き散らしながら爆走しているトラックの排ガスを規制するのが効果的なんじゃないかとも思いますが。
それはともかく、ひどい日には『子どもが外に出歩くのは危険』なレベルのバンコクの大気汚染。
こちらのサイトでリアルタイムのPM2.5の状況を確認できます。
バンコク大気汚染:リアルタイムPM2.5大気質指標(AQI)
冒頭の写真のように、薬局のカウンターにはPM2.5に対応する「N95(PM2.5を95%までカットできる)」規格のマスクが置かれていました。
1つ99B(≒¥340)なので、なかなかのお値段。
でもこうしてあるだけまだマシな方で、今はバンコク中の薬局やコンビニでもN95マスクはもちろん、普通のマスクも品薄状態です。
もし今バンコクに訪れる予定なら、日本からのお土産はマスクがおすすめです。
バンコクと言えば屋台が有名ですが、こんな大気の状態ではとても外で食事をする気にはなれない。
普段から排気ガスの中で食事をすることに慣れているタイ人はやはり気にしない人も多いですが、やはりちょっと厳しいですよね。
そんな時には路面店に入りましょう。
こちらはワンタン麺で有名な「ARUNWAN」さん。エカマイ通りのsoi15に店を構えます。
以前に紹介した汁なしバミーが絶品の「O Charm Rice Bawl」さんのすぐ隣ですね。
お店自体はこちらのアルンワンが有名で、平日でもお昼時にはこのように行列ができるほど。
こちらがメニューです。
色々とありますが、まずはこちらの看板メニューの一つ、揚げワンタンをいただきましょう。
ここを訪れた人のほとんどが注文すると言われていますが、確かに隣のテーブルでもしっかりと食べていました。
お味は普通に美味しい揚げワンタン。
皮がクリスピーで中がしっとりしているそのコントラストが妙ですね。
一緒についてくるタレで食べるよりも、テーブルに置かれている調味料で酢醤油をつくっていただくほうが日本人の舌には合うかもしれません。
こちらがその調味料セット。バンコクの食堂にはかならずあるやつ。
ところで、タイではこのように食堂やレストランでも普通にワンタンが食べられますが、餃子はなかなか見かけない。
もちろん、餃子専門店もあることはあるんですが、ワンタンほどにはタイに馴染んでいません。
実際、地元のスーパーに行ってもワンタンの皮は売っているのに餃子の皮は売っていない!これが地味にちょっと困ります。
日本では圧倒的にワンタンよりも餃子が市民権を得ていますが、ここタイでははっきりとワンタン>餃子です。
そしてこちらがお待ちかねのワンタン麺、70B(≒¥240)です。
追加でご飯10B(≒¥34)も頼みました。
鶏ガラ出汁でとったスープはあっさり薄味なので、先程の調味料で味を足していきます。
この自分好みの味に整えていくのが楽しいんですよね。
お砂糖をちょっとだけ入れるのがポイントなのでお忘れなく。
麺は中華卵麺か米麺の好きな方を選べます。
スッキリと澄みきったスープはもちろんなんのクセもなく、日本人も間違いなく好きな味。
ワンタンは揚げと茹での二種類、それに茹で豚と揚げた豚肉まで入っていてトッピングも豪華。
これで70Bならリーズナブルですよね。
この日は米麺でいただきましたが、中華麺の方がさらに美味しいかもしれない。
こちらは同じワンタン麺の汁なしバージョン。
汁なしにはこのようにスープが別でついてきます(上の写真のスープはこの汁なしに付いてきたもの)。
汁なしの方にはさらに積極的に調味料で味付けしていただきましょう。
まぜそば感覚ですが、こちらは油を使っていないのでよりヘルシー。
汁ありと汁なしどちらが良いかは完全にお好みですね。
私は断然汁あり派です。
麺はやっぱりスープも一緒にすすらないと、なんだか食べた気がしないんですよね。
なので、つけ麺もあんまり好きじゃないんです。ちょっと古いタイプの人間かもしれませんね。
こちらのアルンワンさんはメニューも英語表記がありますし、なにより日本語が喋れるスタッフもいるので、安心して訪れることができます。
とにかく、隣のO Charm Rice Bawlさんといい、このエリアのヌードルレストランはレベルが高いので、近くまで来た際にはぜひお立ち寄りください。
今日もごちそうさまでした。