タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

すき焼きするなら関西風?関東風?それともタイ風?

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こんにちは、忙しさにかまけて更新を滞らせてしまいました、タイの晩ごはんです。

日本では梅雨寒の天気のようですが、ここタイでは猛暑が続いています。

気温的には35℃に届かないくらいですが、雨季の湿度のせいで不快指数は1年で一番暑いソンクランの時期よりも高いかもしれません。

そんな暑さを乗り切るには、やっぱり美味しいものを食べるのが一番ですね。

今日は近所のスーパー、Topsでこんなモノを見つけました。

 

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オーストラリア産ビーフのすき焼き用薄切り肉です。

日本ではごくごく一般的なオージービーフも、そもそも牛肉をあまり食べないタイで見かけるのは稀。さらにすき焼き用となればかなりのレアです。

しかも、通常価格129Bのところ、半額の67B(≒¥240)。これは見逃す手はありませんよね。

 

しかし、すき焼きをやるときに問題になるのが、関西風にするか?それとも関東風にするか?ということ。

我が家では最初は関西風、その後関東風にしていただくことにしています。

 

まずは関西風。

 

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鉄鍋があれば一番ですが、ない場合はこのようにフライパンに牛脂を引いて、牛肉を焼いていきます。

そう、「すき焼き」なので焼くのが関西風ですよね。

お肉にある程度火が通ったら、砂糖をお肉の上に直接ふりかけ、醤油を垂らしてまずはこのままいただきます。

生卵が欲しいところですが、タイの卵はちょっと危険なので温泉卵にしてみました。

国産牛に比べると脂の旨味と香りがあっさりしているオージービーフですが、しっかり美味しくいただけます。

何よりタイですき焼きが食べられるのが嬉しいじゃないですか。

お肉を食べたら、空いた鍋に野菜を入れていただきましょう。残った肉汁と牛脂の旨味でお野菜をいただくわけですね。

 

続いて関東風。

まずは関東風のすき焼きに無くてはならない「割り下」を用意します。

これも難しいことは何もなく、当ブログでも再三ご紹介しているSiamsatoとお醤油を1:1で混ぜるだけで出来上がりです。

Siamsatoについての詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

 

日本でもわざわざすき焼き用の割り下を買う必要はなく、出し汁に味醂と醤油を同じく1:1で混ぜるだけでOKです。

鍋に割り下を張り、お肉や野菜を並べて煮ていきましょう。

関東風のすき焼きは「牛鍋」がベースになっているので、煮るのが正解なわけですね。

 

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タイで日本と全く同じすき焼きというわけにはいきませんが、お豆腐とえのき、エリンギ、しらたき代わりの春雨、タイの青菜を入れてみました。さすがに春菊はちょっと手に入らない。長ネギも売っていますが、今日は見かけませんでした。

最近のオージービーフって、煮ても固くならないんですね。それだけがちょっと心配でしたが、こちらもすき焼きもちゃんと美味しくいただきました。

 

こうやって食べ比べてみると、関東風と関西風どっちが良いというわけではなく、それぞれのスタイルの違いにしか過ぎませんよね。

生まれ育った場所のすき焼きが一番おいしいとは思いますが、たまには別のスタイルのすき焼きを食べてみるのも面白いかもしれません。

 

そしてすき焼きといえば、タイ風すき焼きも忘れてはなりません。

とは言っても、タイ風すき焼き「タイスキ」は日本のそれとは全く異なり、どちらかと言うとしゃぶしゃぶ風、もっとハッキリいうと鍋料理です。

鍋に張ったスープの中に豚肉の薄切りや鶏肉、魚のつみれや野菜などをいれて、タイ風のタレにつけていただきます。

 

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こちらがタイスキと言えば!の「MK」のタイスキセット。

まあ、寄せ鍋ですよね。

もちろん、これはこれで美味しいんですが。

 

もともとタイスキは日本のすき焼きにあやかって、人気が出るようにと名付けただけなので全く関係ないんですが、常夏のタイでも鍋が人気なのは面白いですよね。

 

すき焼きというと何となく年末のイメージがありますが(自分だけ?)、これからやってくる日本の蒸し暑い夏を乗り切るのにテンションの上がるすき焼きを食べるのも良いかもしれません。

ぜひ関東風・関西風どちらも試してみてくださいね。

あ、もちろんタイスキにもチャレンジしていただけると嬉しいです。

日本でもできるタイスキの作り方はこちらをご参照ください。

 

  

今日もごちそうさまでした。