タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

一時帰国中に食べた美味しいもの沖縄編@【悲報】浜屋のゆし豆腐そばがスケールダウン?!かわいらしい雑貨屋さん「MELIA」にも行ってきた

はてな読者登録をする

f:id:dctyk:20191004165909j:plain

こんにちは、まだまだ日本滞在中のタイの晩ごはんです。

今回の一時帰国で大阪→富山と移動した我々は最後の目的地、沖縄にやってきました。

富山から一度大阪に戻り、ピーチを利用しての沖縄入り。荷物を省いたチケット料金はセール料金で5,000円ほどでした。LCCのおかげで気軽に旅行できるようになって本当に助かりますね。

最近は国内だけではなく、海外からの観光客も増加して景気が良いという沖縄。

実際、タイからも沖縄観光を楽しむ人たちが増えています。

そんな沖縄観光といえば、ビーチリゾートや美ら海水族館首里城などが挙げられますが、独特の文化を持つ沖縄料理を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか?

沖縄出身である筆者などは、沖縄に帰る一番の楽しみはやはり美味しいものを食べることに尽きるわけですが、そこはやはり地元民の強み。観光客が手を出さないものも色々と食べたくなります。

たとえばこちら。

 

f:id:dctyk:20191004170612j:plain

 

天ぷらです。

実は沖縄は隠れ天ぷら王国でして、街なかのあちこちに天ぷら専門店が店を構えています。

天ぷらと言っても本土(日本)の天ぷらとは大きく異なり、衣が厚くてボテッとしている、どちらかというとフリッターのような感覚。

そして一番大きく異なるのが、沖縄の天ぷらはご飯のおかずではなく、おやつだという点です。

天ぷらさんに入ると、上の写真のように並んでいる天ぷらの中から好きなものを1~2つ選んでテイクアウト。そのままムシャムシャおやつ代わりにいただきます。

筆者も学生時代などよく買い食いで天ぷらを食べてたな~。

沖縄天ぷらのネタと言えば、イカ白身魚、紅芋、もずくあたりが王道中の王道。

値段も1個50円~100円くらいなのでおやつとしても最適なんですよね。

それを紙袋に入れて、ソースをドボドボかけて食べるのが沖縄流です。

この日はイカ天ともずく天をいただきました。ちょっぴり甘くて厚い衣の味が懐かしいですね。

本当は紅芋の天ぷらが一番の好物なんですが、この日は売れきれでした。残念。

 

天ぷらと同じように沖縄独特の発展を遂げた沖縄県民のソウルフードといえば、タコライスでしょう。

タコスの具材をご飯の上に乗せたタコライスは、全国的にも知られた存在になりましたよね。

中でもタコライスの元祖とも言える「キングタコス」さんはキンタコの愛称で、いまでも県民の熱烈な支持を受けています。

私も帰省の際にはほとんど必ずといって良いほどキンタコに寄りますね。

 

f:id:dctyk:20191004172450j:plain

 

こちらがキングタコス金武本店のタコライス。すごいボリュームでしょう?

キングタコスはオーダーの仕方がちょっと独特で、『タコライス』とだけ注文すると、ご飯の上にひき肉が乗っただけのものしか出てきません。

写真のようなフルスペック・タコライスを食べるには、『タコライスチーズ野菜』を注文しなければなりません。

しかしこのボリューム。ほとんど凶悪的。しかもこれで700円ですからね。タイもビックリのお値打ち感。

しかもキングタコスの美味しさの秘密はソースにあって、トマトの甘味の中にタバスコ的な辛味がしっかりと効いている特製のタコソースが最高!

スパイスを効かせたタコミートとご飯の相性、チーズの旨味、レタスとトマトの爽やかさが生み出す全体の美味しさを特製タコソースが包み込んで、こんなボリュームなのにも関わらずペロリといただけちゃいます。

そしてタコライスが美味しければ、オリジナルのタコスももちろん美味しいに決まってるわけで。

 

f:id:dctyk:20191004173539j:plain

 

持ち帰ってビールと一緒に頂いたタコスは4Pで600円。

レタスの水分でトルティーヤがヘニャらないように、早めに食べる必要がありますが、タコスをビールで流し込むのは本当に最高ですね!

 

キンタコのタコライスも本当に美味しいですが、やはり沖縄県民の一番のソウルフードと言えば、なんといっても沖縄そば

県民一人ひとりに自分お気に入りの沖縄そば屋さんがありますが、私のお気に入りは北谷町美浜にある「浜屋そば」。

 

f:id:dctyk:20191004174343j:plain

 

浜屋そばには10代の頃から通いつめているので、もう20年以上の付き合いになるでしょうか。

今回も那覇空港についたその足で浜屋さんに向かいました。

元々県内でも有名な浜屋さんですが、最近はSNSやネットの影響で、県外からの観光客のお客さんも相当数増えています。

個人的に浜屋そばに来ると頼むのは「ゆし豆腐そば」と決まっているのですが、お昼すぎには売り切れてしまう。この日訪れたのは夕方だったため、やはりすでにソールドアウトでした。

かわりにいただいたのがこちら。

 

f:id:dctyk:20191004175019j:plain

 

豚肉のスペアリブ(ソーキ)がトッピングされたそばで、いわゆるソーキそばになりますが、浜屋さんでは「浜屋そば」となります。

浜屋沖縄そばの一番の特徴はスープ。

沖縄そばはのスープは、豚肉(豚骨)でとったダシにかつお節を加え、醤油で味を整えるのが一般的ですが、浜屋さんのスープは塩味。それでこんな透明で透き通ったスープになるんですね。

ついでに言うと、沖縄そばの麺は地域によって違いがあります。

北に行けば行くほど麺は幅広のきしめんのような麺になり、南に行けば行くほど逆に細麺になっていきます。

浜屋さんのある北谷町中部地方のため、麺も中太のちじれ麺。

沖縄そば独特の麺の食感と、出汁がしっかり効いたスープの美味しさ、そしてトロトロに煮込まれたソーキと、これですよこれ。絶品の沖縄そばここにあり。

とはいえ、やはり浜屋さんのゆし豆腐そばが食べたい!

ということで、別の日のお昼前に再度訪れました。

 

f:id:dctyk:20191004180217j:plain

 

こちらが浜屋さんの「ゆし豆腐そば」。こちらはご飯がセットになってなんと550円。+100円でご飯をジューシー(沖縄風炊き込みご飯)に変更可能です。

「ゆし豆腐」とは、豆乳ににがりを打って、固まり始めたばかりの豆腐のこと。汁ごといただけるゆし豆腐は沖縄ではメジャーな食材です。

そのゆし豆腐をたっぷり乗せたゆし豆腐そば。この豆腐にお醤油をちょっと垂らしていただいて、そばとご飯で追い打ちをかけると最高に幸せなのですが…。

ん??

この日のゆし豆腐そばは、ちょっとした違和感を覚えました。

前回訪れたときの写真と見比べてみましょう。

 

f:id:dctyk:20191004181046j:plain

 

どうですか?明らかにゆし豆腐の量が減っているのが分かりますよね。

以前の浜屋さんのゆし豆腐そばは、「え、これが沖縄そば?麺ないやんか!」と一瞬突っ込みたくなるほどのゆし豆腐で表面が覆われて、その下にお肉や麺が潜り込んでいたのですが、今日のそばはゆし豆腐の量が半分近く(感覚値)になっています。

さらに、以前はあった付け合せの沢庵もなくなっている…。

まぁ、色々なものが値上げする中で致し方無い部分もあるのでしょう。

実際、今のままでも550円というゆし豆腐そばの値段はそれで大丈夫?と心配したくなるほどリーズナブルですし、味も昔と変わらず美味しい。

ただ、帰省の時の楽しみで通っている立場からすると、少し値上げをしてもいいので、以前のような真っ白くて豆腐しか見えないようなゆし豆腐そばが食べたかったな…。

 

気を取り直して。

沖縄滞在中は美味しいものだけではなく、可愛らしい雑貨屋さんを訪れる機会もありました。

 

f:id:dctyk:20191004181804j:plain

 

うるま市高江洲に店を構える「Island Market・MELIA」さん。

この一角には他にも雑貨屋さんやカフェなどが集まっています。

 

f:id:dctyk:20191004182053j:plain

 

「Island Market」の名前の通り、ハワイを中心とした可愛らしい小物や雑貨がこじんまりとした店内にビッシリとディスプレイされています。

他にも自家製コーヒーやタイの雑貨・小物などもあつかうMELIAさん。

横浜出身の若い店主が切り盛りするこの店は、ハワイ語で「プルメリア」を意味する「MELIA(花言葉は陽だまり)」という名の通り、暖かな雰囲気に包まれる、心地の良い空間でした。

ちょっとお店の場所がわかりにくいので、こちらの地図でご確認ください。

 

 

日本一時帰国を締めくくる沖縄の旅。

新しいホテルの建築ラッシュなどでどんどんその姿を変える沖縄の中で、変わらない味や新しい出会いもある有意義な旅となりました。

バンコクー沖縄間はピーチが就航したおかげで、タイからでもこれまで以上に気軽に行けるようになりました。

 

 

 

美味しい沖縄そばタコライスを食べるためだけに沖縄に行くのもありかも?

 

今日もごちそうさまでした。