タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

フィリピン・セブ島の隠れスポット!@モアルボアルのホワイトビーチとイワシのベイト・ボール

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こんにちは、フィリピン旅行から戻ってきたタイの晩ごはんです。

フィリピン料理フィリピンのアルコール事情については、それぞれのエントリーで取り上げましたので、今回は旅行記事らしく、日本からも人気の観光地・セブ島のおすすめスポット、モアルボアルについてご紹介したいと思います。

モアルボアルとは?

青い海と青い空のビーチリゾート・バカンスが楽しめるフィリピンのセブ島は、日本からも多くの旅行者が訪れる人気の観光地。

特にリゾートホテルが立ち並ぶマクタン島や、ボホール島をはじめとした近隣の島々を巡るアイランド・ホッピングが最近は人気ですが、セブ本島にも日本人にまだまだ知られていない、隠れおすすめスポットが存在します。

それがモアルボアル。

 

モアルボアルはセブ市内から車で3時間弱、島の西南部に位置する田舎町です。

 

 

高級リゾートホテルのような豪華な施設はなく、ただただ青い海と白い砂浜があるだけの片田舎ですが、その素朴でのんびりとした雰囲気を求めて、特に欧米からのリピーターも多い人気のリゾート・スポットとなっています。

 

では、そんなモアルボアルに向けて出発! 

 

モアルボアルの行き方

モアルボアルまではセブ市内の「South Bus Terminal」からバスが出ていますので、それを利用します。

 

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バスターミナルの中に入ると、モアルボアル行きのカウンターがあるので、そこでチケットを購入しましょう。

料金は片道120ペソ前後(≒¥250)。

エアコンバスとノン・エアコンバスで料金が若干異なりますが、出発時間も異なるため、直近のバスに乗ると良いでしょう。

今回の旅では行きはノン・エアコンバス、帰りがエアコンバスでした。エアコンバスの方が全体的に快適ですが、ノン・エアコンバスも自然風が気持ちよくてローカル気分が満喫できるので悪くはありません。

 

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ところが、モアルボアルに向かう途中でアクシデント発生。

なんと、乗車しているバスがバイクと接触事故を起こしてしまいました。

そのため、途中にも関わらず強制下車。次のバスを拾ってくれとのこと。同乗していた親切な現地のお兄さんがバス停や次のバスなど教えてくれたで大事には至りませんでしたが、ちょっとハラハラしました。でも、こういったトラブルも後々いい旅の思い出になりますよね。

 

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モアルボアルまでは峠道を抜けて、途中で一度だけトイレ休憩をはさみます。

出発前や休憩中など、事あるごとに物売りのおじちゃんやおばちゃんがバス車内で販売を始めるため、お腹が空いたら利用しましょう。

 

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峠道を抜けると、目の前に海が広がります!

バスはモアルボアルの中心エリア、Jose Rizal Statueの銅像が建つ周辺で下車。

 

 

ここからホテル、もしくはホワイトビーチまではトライシクルを利用することになります。

トライシクルでの移動方法

バスを降りた周囲にはトライシクルが客待ちをしているので、値段を交渉してトライシクルに乗り込みます。

ホテルのあるパナグサビーチ・エリアまではトライシクルで20分前後、料金は一人100ペソ(≒¥210)前後が目安となります。

 

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トライシクルといっても、1台に4~5人乗車することも可能。ただし、もちろんスピードは出ませんので、ノンビリと進みます。

時間帯にもよりますが、一度ホテルで荷物を降ろし、それからホワイトビーチに向かうのが良いでしょう。

パナグサビーチからホワイトビーチまでは、トライシクルで同じく20分前後、料金も100ペソほどで向かえます。大抵は行きのトライシクルの兄ちゃんが帰りもどうだ?と言ってくるので、迎えの時間を伝えて来てもらうと楽でしょう。

 

ホワイトビーチの楽しみ方

モアルボアルのビーチと言えば、ここホワイトビーチです。

 

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これこそ南の島のビーチ!と言うべき青い海と白い砂浜が続きます。

ただし、この日のビーチの波打ち際には流木やゴミなどが打ち付けられていて、そこだけに目をやるとお世辞にも美しいとは…。

フィリピンはあまり仕事がなく、人手はあるはずなので、ビーチの入場料をもっとしっかり取って、その分で清掃などをキチンとするともっと良くなると思うんですけどね。

 

【ホワイトビーチの入場料】

  • ゲート:5ペソ(≒¥10)
  • 海水浴料:10ペソ(≒¥21)

 

モアルボアルのホワイトビーチには、ビーチパラソルやデッキチェアのレンタルなどのサービスはありません。

そのため、自分でゴザなどを持ち込むか、日本の海の家のような、BBQやドリンクを販売している店のテーブルセット(屋根付き)などをレンタルして過ごすことになります。

 

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この日借りたテーブルセットは一人100ペソ(≒¥210)。時間制限も有りませんでした。

ビールを飲みながらゆったりと波を眺めているだけで、日々の疲れも溶けていくようです。

ビーチで特に何もせずに、ボンヤリと過ごす…。これが最高に贅沢な時間なんですよね。

 

モアルボアルの宿泊施設

モアルボアルの宿泊施設は、パナグサマビーチ沿いに固まっています。

今回我々が宿泊したのはこちら。

 

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「Savedra Beach Bungalows」というホテルで、部屋の内装や設備はゲストハウスに毛が生えたような程度ですが、窓の外に広がるのはこの景色。

 

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すぐ目の前がビーチになっていて、テラスから直接海を眺めることができます。

このロケーションがホテル最大のウリなんでしょうね。

宿泊料金は1室1,500ペソ程度(≒¥3,200)でしたが、日によって変動があるようです。

 

パナグサマビーチ沿いには、レストランなどの飲食店やお土産屋さんも軒を連ねています。

夕食を頂いたのはその中の一軒、「Last Filling Station Restaurant Bar」。

 

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オープンテラス形式のイタリアン・レストランでした(もしかするとホテルも併設されているのかも)。

 

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定番のマルゲリータ(225ペソ)と、

 

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シーフードピザ(345ペソ)。

生地はしっかりクリスピーで、特にシーフードピザが美味しかったですね。

 

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こちらはハム&クリームのペンネ

ショートパスタはお酒のつまみにもピッタリなんですが、なんとここはボトルワインを置いていない。イタリアンレストランなのに!レストラン&バーなのに!!

仕方がないので、ビールとグラスワインをいただきました。もし可能なら、ワインを持ち込みすると良いかもしれませんね。

 

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メインはカツレツ(295ペソ)。ただしメニュー表記は「Schnitzel」でした。なぜにドイツ語?

これをケチャップでいただくのがフィリピン流です。もうイタリアンだかドイツなのかアメリカなのかよく分かりませんが、こうしたハロハロ(混ぜ混ぜ)なのもフィリピン・スタイルなのでしょう。

 

モアルボアルは欧米からの観光客が多いせいもあって、イタリアンレストランやカフェなども充実していて、味もしっかり美味しかったです。
料金も観光地にしては良心的なのも、モアルボアルの良い点ですね。

 

モアルボアル最大の楽しみ!イワシのベイト・ボール 

今回、「Savedra Beach Bungalows」に宿泊したのには大きな理由があります。

それが、イワシのベイト・ボールを見ること。

ベイト・ボールは小型の魚が大型の捕食者から身を守るために、群れで大きな塊になる状態をいいます。

モアルボアルではこのベイト・ボールが目の前の海で見られるんです!

 

ホテルの近くにあるダイビングショップでゴーグル&シュノーケルセット、フィン、ライフベストなどの必要アイテムをレンタル(各100ペソ)したら、ホテルの目の前のビーチからエントリー。

岸から20~30m沖合に出るだけで、こんな世界が広がります!

 

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ビーチエントリーですぐにこんな光景が見られるなんて、本当に感動的です。

しかもこの日には幸運にもウミガメにも遭遇!カメラを持っていないタイミングだったので、写真に収めることが出来なかったのが残念ですが…。

とにもかくにも、モアルボアルのベイト・ボールが見られるフィン・ダイビング、本当におすすめです!

泳ぎが苦手な嫁も、ライフジャケット装備で全く問題有りませんでしたから、カナヅチの人もご安心ください。

 

セブ島の隠れスポットモアルボアルはおすすめ!

モアルボアルに訪れる観光客のほとんどは欧米人で、私たちが訪れたときには他に日本人はおろか、韓国人や中国人の姿も見かけませんでした。

ホテルのビーチリゾートやアイランド・ホッピングももちろん良いけれど、モアルボアルのホワイトビーチでノンビリとした時間を過ごしたり、感動的なベイト・ボールを手軽に見たい!という方にはモアルボアルはかなりおすすめです。

 

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(モアルボアルの夕日)

 

セブ旅行を考えている方は、ぜひセブ島の隠れスポット・モアルボアルにも訪れてみてくださいね!