こんにちは、ラオスとの国境の街・ノンカイに滞在中のタイの晩ごはんです。
世界中を騒がせている新型コロナウィルスですが、その波がここノンカイにもやってきました。
街自体は平穏なんですが、タイ国中を驚かせた非常事態宣言のあおりを受けることとなりました。
今回発令されることになった非常事態宣言について、日本経済新聞から一部引用します。
タイのプラユット首相は24日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、26日に非常事態宣言を出すと発表した。期間は1カ月間の予定で、詳細は今後明らかにする。外出や移動の制限のほか、集会の禁止などが検討されているもようだ。
このニュースが駆け巡ったのが昨日のこと。県をまたいでの移動が制限されるかもしれないということで、予定を変更して、急遽ノンカイからバンコクに戻ることにしました。
今月30日に予定していたフライトもキャンセルされてしまったので、同じくバンコクに戻る友人の車に同乗させてもらうことに。
ノンカイからバンコクまで約800km、8時間の大移動です。
道中、高速道路は使いません。
日本では800kmの距離を下道で行くのは考えられませんが、ここはタイ。
ほとんど信号の無い、制限速度90km/hの幹線道路をひたすら走るので、ほぼ高速道路の感覚です。
途中、トイレ休憩とコーヒーブレイクを兼ねて寄ったショッピングモールには、ほとんど客の姿が見えませんでした。
カフェの提供もテイクアウトのみ。
道路も極端に交通量が少なく、街道沿いのレストランや店舗もほとんどが休業状態。
バンコク以外もかなりナイーブになっているようです。
お昼はガソリンスタンドに併設されていた、小さなフードコートで済ませます。
これはおかず乗せご飯40B(≒¥140)。
レストランが軒並み閉まっているので、営業しているところがあって助かりました。
こちらはクルクル巻いた米麺が特徴のクワイチャップ。
豚骨のダシに酸味が効いたスープが後を引きます。いろいろな部位のモツが入っているのも嬉しいですね。こちらも40B。
クワイチャップというと豚の血が入っているものが多いそうですが、こちらのは血抜きのあっさりスープで美味しくいただきました。モチモチの麺の食感も楽しいですね。
昼食後は運転を交代しながら、ひたすらバンコクを目指します。
途中に検問などがあるかな?と思ったのですが、それも無し。
バンコクに入っても一切渋滞がなかったため、予定通りおよそ8時間で我が家に戻れました。
家の近所のスーパー・テスコは営業していましたが、入り口で体温チェック&消毒はぬかりなく。食品売場と薬局以外の店は全てシャッターを下ろしていました。
さらに驚いたのが、コンドに帰宅後、すぐに大家さんからメッセージが届いたこと。
旅行から戻った人には14日間の自宅隔離が求められている、という内容でした。
おそらく、私たちの姿をみた事務員のお姉さんが、日本から戻ってきたと思ったのでしょう。
さもありなん。
日本からではなく、ノンカイから戻ってきたので安心してほしい、と伝えて事なきをえましたが、タイ人もコロナウィルスにはかなりピリピリしているようです。
明日発令される非常事態宣言はどのような内容になるのでしょうか?
引き続き、現場からお伝えしたいと思います。
今日もごちそうさまでした。