タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

非常事態宣言下のバンコクでタイ人の食生活はどうなっているのか?

はてな読者登録をする

f:id:dctyk:20200329215057j:plain
こんにちは、タイの晩ごはんです。

タイでは26日に発動された非常事態宣言を受けて、ショッピングモールや映画館、商業施設などが一斉に閉鎖となっています。

閉鎖期間は当初4月12日までの予定でしたが、4月30日まで延期となってしまいました。

上の写真は我が家の近所にあるショッピングモールの様子。

スーパーと薬局だけは閉鎖の対象となっていないため中に入ることはできますが、それ以外のエリアは全て閉鎖されています。

 

こうなると困るのが、一般のタイの人たちです。

なにしろ、タイの家庭にはキッチンが無いことも多く、日常の食生活のかなりの部分を屋台などに依存しているからです。

我が家の近くの市場(タラート)もコロナのために閉鎖中で、近所の屋台もほとんど姿を見かけません。

 

そんな中で大活躍なのが、フードパンダやGrabなどのデリバリーサービスです。

 

f:id:dctyk:20200330211340j:plain

 

 このズラリと並んだカウンターは、モール内の飲食店がテイクアウト専用に急遽仕立てたもの。

ネットや電話でフードの注文を受け、デリバリーしてくれるというわけです。

モールの外の駐車場はガラガラでしたが、デリバリーのバイクは大量に待機していました。

 

しかし、いつまでもこんな状況ではタイ経済も成り立たないですし、個人で食堂や屋台を経営している人たちも生活に困窮してしまいます。

早くコロナが収束してくれるといいんですが…。

 

ここからは、コロナ騒ぎが起きる前、ノンカイに滞在していた時に訪れた現地の市場の様子をご紹介します。

 

f:id:dctyk:20200330211929j:plain

 

ノンカイの巨大市場は国鉄ノンカイ駅の近く、線路沿いに広がっています。

線路に自由に立ち入れるのもタイならでは。

 

f:id:dctyk:20200330212020j:plain

 

ノンカイの市場はこのように、迷路のように無数のテントが立ち並んでいました。

 

f:id:dctyk:20200330212047j:plain

 

洋服を販売しているテント内には、日本の企業の作業着も…。

家島建設の宮崎さんも、まさか自分の作業着がこんなタイの端っこ、ラオスとの国境の街で売られているなんて想像もしていないでしょうね。

 

f:id:dctyk:20200330212252j:plain

 

こちらは小鳥の唐揚げを売っている屋台。

タイでもスズメを食べるんだ。と思ってよくよく見てみると…

なんとスズメではなくヒヨコの唐揚げ!

これはさすがにちょっと手が伸びない…。スズメなら平気ですが、ヒヨコなら駄目というのもおかしな話ではありますが、気持ちの問題なので勘弁してください。

 

f:id:dctyk:20200330212453j:plain

 

この屋台はスムージー屋さん。

中に入っているフルーツを使ってその場でスムージーに仕立ててくれます。

フレッシュフルーツのスムージーが20B(≒¥70)ですから安い!

暑い中の市場めぐりでしたから、本当に癒やされました。

 

f:id:dctyk:20200330212632j:plain

 

巨大な鍋で作っているのはタイ料理の鉄板(ダジャレじゃないですよ)、パッタイ

この店はたくさんの人が訪れていたので、人気なんでしょう。日本でも屋台に焼きそばは欠かせませんが、ノンカイでも同じです。

 

こんなふうに賑わっていたノンカイの市場。今も変わらず営業しているのでしょうか。それともコロナで閉鎖になっているかな?

 

観光ビザでタイに長期滞在している日本人や、語学留学などでバンコクに住んでいる友人たちも、完全なロックアウトになる前にその多くが帰国してしまいました。

 

早くタイ・バンコクに日常の生活が戻ればいいのですが…。