タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

鶏の照り焼きとニンジンしりしりー

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こんにちは、短冊に願い事を書いたことなんて一度もない、タイの晩ごはんです。

我が家ではそもそも七夕を行いませんし、生まれ故郷の沖縄では七夕は旧暦で行うのですが、その頃はちょうどお盆と重なり、お盆の方が優先されてしまう…。というような感じだったので、あまり一般的ではありませんでした。

今はどうかわかりませんけどね。

ところが、先日スクンビットにある日系のパン屋さんを訪れたところ、店頭にはこんな大がかりな七夕の笹飾りが。

もちろん、タイには七夕の習慣はありません。

テーブルの上には七夕の説明と短冊が置いてあり、それを見ながら大勢のタイの人たちが願い事を書いていました。

 

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ところが短冊は縦のデザイン、一方タイ文字は横書きなので、このようにみんな苦労して書いている様子。

これも一つの異文化コミュニケーションになるのでしょうか。

 

本日の晩ごはんは七夕とは全く関係の無い、鶏の照り焼きとニンジンしりしりーです。

 

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甘辛い鶏の照り焼きも、今や全国区(?)となったニンジンしりしりーも、ご飯のおかずにピッタリ。

というのも、夜は白いごはんの代わりにお酒をいただく私ですが、一念発起して週に1日は禁酒にしたんですねー。我ながらすごい。

 

【鶏の照り焼きの作り方】

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  1. 鶏もも肉の分厚い部分に包丁をいれ、肉の厚さを均一にする。
  2. 鶏に軽く塩・コショウで下味をつけ、片栗粉を軽くまぶす。
  3. 余計な粉をはらって、中火にしたフライパンで皮目から焼いていく。
  4. 皮目に焼き色がついたら肉を裏返し、同じ時間ほど焼いたら予め混ぜておいたタレ(酒1:味醂1:醤油1:砂糖0.5)を入れる。
  5. タレがある程度煮詰まってきたら完成。

ポイントは、始めに鶏肉に包丁を入れて肉の厚さを均一にすること。そうすることによって中まで火が入らないという失敗を避けられると同時に、ジューシーでパリッとした焼き上がりになります。

タレはあらかじめ混ぜておきましょう。酒1:味醂1:醤油1の組み合わせは、他の料理にも通じる黄金比なので、覚えておくと便利。甘みが欲しい場合は、お砂糖を足したらいいですね。

 

【ニンジンしりしりーの作り方】

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  1. ニンジン一本を縦三等分にカットし、細い千切りにする。
  2. フライパンにゴマ油を引き、中火でニンジンを炒める。
  3. ニンジンがしんなりして透き通ってきたら塩・コショウで味付け。フライパンの真ん中にスペースを空け、溶いた卵(2個)を投入する。卵にある程度火が入ったら、全体をザッと混ぜ合わせる。
  4. 鍋縁に香り付けの醤油を軽く回し入れたら完成。仕上げにゴマを振りましょう。

沖縄人(うちなーんちゅ)にとってはポピュラーすぎて、沖縄料理と思っていない人も多いほどよく食べられるニンジンしりしりー。

「ニンジンしりしり」と表記する方もおられますが、正しくは「しりしりー」です。語尾は伸ばす。

基本的な味付けは塩・コショウだけ。それにも関わらずニンジンの甘みが引き出されて、人参嫌いな子供でも、しりしりーだけは食べられるほど美味しいんですよね。ニンジン一本分は多いと思われるかも知れませんが、これくらいは二人でペロリと食べられます。冷めても美味しいので、弁当にもおすすめ。

沖縄料理はダシをしっかりきかせて、調味料はシンプルな料理が多いので、いつも作っている料理よりも気持ち程度、塩を強めにすると美味しく仕上がります。

 

週に一度の禁酒デーも、最近はそれほど苦痛ではなくなってきました。

美味しいごはんのおかずがあれば、お酒がなくても大丈夫?

でも、鶏の照り焼きもニンジンしりしりーも、ビールや焼酎にバッチリ合うんだよなぁ…。

 

今日もごちそうさまでした。