こんにちは、タイの晩ごはんです。
タイでは先日、新型コロナウイルスに伴う非常事態宣言の9月末までの再延長が発表されました。
非常事態宣言の延長は今回で5回め。
タイにおける新型コロナウイルスの新規感染者数はずっと一桁台で推移しているのですが、世界的な流行が収束していない、というのが理由らしいです。
とはいえ、一時期のロックダウンのように学校や公共施設、商業施設などが閉鎖されているわけではありませんし、夜間も自由に移動が可能です。
外国人観光客の姿こそ見かけることはできませんが、商業活動も通常通り行われているので、市民生活に大きな変化は見られません。
今日は久々にオンヌット周辺まで車で出かけましたが、時間帯によって激しい渋滞が発生するのも変わらず。
これまでと違うのはお店に入るときの体温測定と、マスク着用が義務付けられていることくらいでしょうか。
とはいえ、何もかもが以前のように元通り。というわけにはさすがにいかないようです。
せっかくオンヌットまで来たので、地元で人気だというローカル食堂の「ナムティアン」を訪れました。
この店は以前は高級広東料理を経営していたという一族が出している、タイ風中華料理屋さん。
日本に多くある、街の中華屋さんのような感じでしょうか。
この店の名物だという、あんかけかた焼きそば。
なるほど、広東風のあっさりとした出汁(そこにいかに深みを与えるかが料理人の腕の見せどころ)に、オイスターソースが優しく効いた一品。
チャーハンです。
焼豚が入っているのが中華っぽい。
カオパット(タイ風チャーハン)ではなく、炒飯と呼ぶのがふさわしい。
胡椒がしっかりと効いた大人の味でした。
ワンタン入りバミー。
これは焼豚こそ入っているものの、しっかりタイ料理ですね。
スープは薄味なので、卓上の調味料を駆使して自分好みの味わいを作り上げましょう。この辺もやっぱりタイ料理。
今回いただいた料理はどれも一皿50B(≒¥175)とリーズナブル。
ただし、量は少なめなので一人一品だときついかもしれません。
そんなこんなで非常事態宣言下でも安定した美味しさのナムティアンでしたが、以前と何が違うこと言うと、こちら。
平日とはいえ、普段ならお客で賑わうはずのお昼時にこの閑散ぐあい。
ただし、皆さん直接お店に来るのではなく、フードパンダのデリバリーサービスを利用しているようで、私たちが滞在中もひっきりなしに注文が入っていました。
外食大好きのタイ人ですが、コロナのために極力外出を控えて、デリバリーを最大限利用しているのかもしれません。
ちなみに、車を駐車するために利用したすぐ近くにあるショッピングモールの「Peaple Park」も人影はまばらでした。
あまりにもお客さんが少ないためか、駐車料金がタダだったのは嬉しかったのですが。
タイにおける外国人観光客の受け入れは、年内に解禁するとも、年明けになるとも言われていて、ハッキリしたことはまだ全然分かりません。
コロナが収まったとしても、何もかもが元通りになるとは限らない、となんとなく感じられた一日でした。
今日もごちそう様でした。