こんにちは。
タイにおける庶民の食文化を支えているのが屋台。
その屋台が一か所に集まる、ワクワクするような場所。それがタラート(市場)です。
我が家の近くのタラートについてはこちらの過去記事でも取り上げましたが、屋台も少しずつ入れ替わりがありますので、改めてご紹介しますね。
タイの屋台の一番の魅力と言えば、なんと言ってもその安さです。
こちらのとうもろこしは一本10Bですが、3本買うと25B。一本あたりだと30円以下ということに。こうなるともう原価はどうなっているのか意味不明ですが、おそらくとうもろこし農家か関係者が出しているのでしょう。
まるで日本の焼き鳥を思わせるような屋台も。
炭火で焼く本格的な焼き鳥ですが、一本10B~とこちらも非常にリーズナブル。タイ風のタレだけではなく、できれば塩も欲しいなぁ…というのは贅沢でしょうか。
毎回のように買っているこちらのタイ・ソーセージは一本25B(≒¥85)。これが美味しい上に結構なボリュームなんです。
こちらも良く買う豚のBBQ。もちろん炭火で焼き上げます。真ん中に鎮座するモツもなかなかなんですが、個人的にお気に入りなのが豚皮を焼いたもの。
日本ではあまり食べない豚皮ですが、高タンパクで低コレステロール、独特な食感もあって非常に美味しいんですよ。
こちらはお惣菜屋さん。
気に入ったものがあれば指差しで注文可能です。メニューは日によって異なり、今日は珍しくマッサマンカレーがあったのでそれをオーダー。このようにビニール袋に入れるのがタイらしい。
タイにはキッチンがない家も多いので、こういうところで買って買えるわけですね。
こちらは妻の大好物、パッタイ(タイ風焼きそば)屋さん。
なんと一つ20B(≒¥70)です。
この屋台も大人気ですぐに売れてしまいますが、隣の大鍋で次々に作っているので大丈夫。目の前で調理するのもタイの屋台の醍醐味です。
出ました!虫!!
タイ人の夜のおやつらしいですが、手を出したことはありません。最近の若いタイ人もあまり食べなくなってきているんだとか。気持ち分かるよ。
タラートには食べ物の屋台だけではなく、様々なものが並んでいます。
このように魚だけではなく、鶏肉や豚肉も新鮮なものが手に入ります。鶏肉なんかはそれそこ捌きたてのものも…。
タイならではのトロピカルフルーツに混じって、柿も並んでいますね。
タラートに輸入物の食材が並ぶことはないので、これも地元で採れたものなのでしょう。タイにも柿あるんですね。
洋服や雑貨などの日用品も。こちらは何でも一つ30B(≒¥100)ということで人が群がっていました。
このように、食べ物から日用品まで様々なものが売られているタラートは、タイ人にとっては非常に重要な存在。日本の市場もそうですが、こういう場所は足を運ぶだけでワクワクしますよね。
こちらは先ほどのタイ・ソーセージと豚皮のBBQ。豚は一緒についてくるピリ辛のソースで、ソーセージは自家製のプリック・ナンプラーをかけていただきます。
合わせても250円ほどですが、結構なボリューム。お肉食べた感がすごいです。
豚皮はお肉の部分の噛み応えと、皮の部分のクニュクニュとした食感が同時に味わえて美味。辛いソースが苦手な人は、焼き肉のタレにつけて食べるのも良いかも。
タイ・ソーセージは豚肉にお米やニンニクを混ぜて発酵させるので、独特の酸味と風味がありますが、それがまた美味しいんですよ。ビールにピッタリなのは、本場ドイツと全く変わりません。
こちらがマッサマンカレー。鶏肉とジャガイモのカレーですね。
アメリカの「CNNGo」が企画した「世界で最も美味しい50種類の食べ物」ランキングで1位に輝いたことから、日本でも有名になりました。
タイのカレーにしてはあまり辛くないので、日本人にも受け入れやすいかも。個人的にはスパイスが効いたインドカレーの方が好みなんですが、妻はここの屋台のマッサマンカレーがかなり気に入ったようです。
マッサマンカレーは他のカレーに比べてもちょいとお高めで、上の屋台でも60Bと、他の惣菜よりも20Bほど高い値段設定でした。まあ、それでも200円ほどで食べられるんですから、全然たいしたことありません。
タイの屋台は500円も出せばお腹いっぱいになれるコスパの良さが一番の魅力。もちろん味もしっかり美味しいので、言うことありません。
これならたしかに家で料理をしないで、外で買って済ませるタイ人が多いのもうなづけますね。
引き続き、お世話になります。
今日もごちそうさまでした。