こんにちは、タイの晩ごはんです。
日本は今、寒波の再襲来の真っ最中でしょうか?
寒い冬に食べたいのはおでん。おでんといえばやっぱり大根ですよね?
日本人にとって大切な野菜である大根ですが、ここタイでも普通に売っています。
上の写真は近所のローカルスーパーに並べられていた大根。
キロ47Bなので、一本辺り25B(≒¥88)ほどでしょうか。
タイの大根は日本のものと比べて
- 繊維が荒い
- 瑞々しさが足りない
- 辛味と甘味が少し足りない
といった点で物足りない気がします。あくまでも個人的な意見ですが。
特に大根おろしにすると顕著。
大根おろしを次の日に食べたことがありますか?
ものすごく間抜けな味になるんですが、それにちょっと近い。
大根おろしをたっぷりご飯に乗せて、醤油を垂らしていただく大根おろしご飯が大好物なんですが、タイの大根では満足できないんですよね。
タイ人が大根おろしご飯なんて食べるはずがないので、タイの大根を恨む気持ちは全く(?)ありません。
それに、タイの大根も調理法次第ではとっても美味しくいただけるんです。
例えば煮物。
繊維の粗さや瑞々しさの不足、旨味が足りない分などは煮物でしっかりと味を染み込ませることでかなり解消できます。
というわけで、本日はタイの大根を使った鶏と大根の煮物の作り方をご紹介しましょう。
【鶏と大根の煮物の作り方】
- 鍋に胡麻油をひき、千切りにした生姜(一欠程度)を弱火にかける。
- 生姜の香りがたってきたら、ぶつ切りにした鶏もも肉(200グラムほど)を皮目から中火で焼いていく。
- 鶏肉の表面に軽く焦げ目がついたら、3~4cm幅の半月切りにした大根(中サイズの大根なら一本分)をいれてかるく炒める。
- だし汁400mlを入れて強火にし、湧いてきたらアクをしっかりと取る。
- 砂糖大さじ1を入れ、落し蓋をして中火の弱火で煮ていく。
- 大根に火が通ったら、醤油大さじ2をいれて落し蓋を外して中火でさらに煮込んでいく。
- 煮汁が少なくなってきたら、鍋をゆすりながら具材と絡めていく。
- お皿に持って小ねぎをちらして完成!
今日は冷蔵庫にゆで卵とエノキがあったので加えましたが、もちろんなくてもOK。
だし汁をとるのが面倒くさければもちろん顆粒だしでも良いですし、我が家ではこういうときには白だしを水で薄めて使っています。
鶏と大根の甘みがギュッと詰まった煮物はとっても美味。
煮汁で煮るので、タイの大根に対する不満点もほぼ消えてしまいます。
お好みで七味や柚子胡椒でいただいてももちろん美味しい。
白いご飯にはもちろん、日本酒や焼酎と合わせても幸せなのは言うまでもありません。
煮物は多めに作ったほうが美味しいですし、残ったら次の日にいただいても味がより染みるので、思い切って大根丸々一本使って作りましょう。
タイでは大根はスープに使うくらいかな?
エスニックな調理法には合わないのか、屋台などの料理などではあまり見かけませんねぇ。
大根おろしにはちょっと向かないタイの大根ですが、こうして和食の調理方法にもしっかりと対応してくれます。
今度はいっちょおでんでも作ってみますか!
あ、でも土鍋が無かった…。
今日もごちそう様でした。