こんにちは、タイの晩ごはんです。
巷ではスパイスカレー作りがブームのようで。
ココナッツミルクを多用するタイカレーよりも、スパイシーなインドカレーの方が好きだというのは前回のエントリーでもお伝えしましたが、バンコクではインド系のレストランはお値段も高め(その理由についてはこちらをご覧ください)。
であれば、このブームに乗って自分でスパイスカレーを作ってしまえ!ということで、特にタイ在住向けに、メッチャ簡単にできるスパイスカレーの作り方をご紹介します。
【お手軽スパイスカレーの作り方(二人分)】
- ニンニク、生姜、パクチーの根を弱火で炒めて香りを引き出す。
- カットしたトマトを加え、中火の弱火で煮込んでいく。
- フライドオニオンを加える。
- スパイスを加え、さらに煮詰める。
- ヨーグルト、鶏肉を加え、強火にして一度沸騰させる。
- パクチーの葉を加え、塩・コショウ、砂糖で味を整える。
- お皿にもって完成!
用意したスパイスは、ターメリック、コリアンダー、クミン、チリパウダーの4種。
日本では最近は100均でも本格的なスパイスが手に入るようですが、バンコクではそこまで身近ではありません。とはいえ、この4つならタイのローカルスーパーでも手に入ります。チリパウダーはタイも本場ですしね。
では、早速スパイスカレーを作っていきましょう。
1.ニンニク、生姜、パクチーの根を弱火で炒めて香りを引き出す。
まずフライパンに油をひき、ニンニク2~3欠け、同量の生姜、パクチーの根をみじん切りにし、弱火で炒めて香りを引き出します。
タイではどこでも手に入るパクチーですが、無ければ(好きでなければ)、入れなくても大丈夫。
2.カットしたトマトを加え、中火の弱火で煮込んでいく。
ニンニクと生姜の香りが立ってきたら、角切りにしたトマト(2個分)を加えて中火の弱火で煮詰めていきます。
ホールトマトを使うレシピが多いですが、タイはホールトマトよりも生のトマトのほうが安い(!)ので、生のトマトを使いましょう。
3.フライドオニオンを加える。
5分ほど煮詰めてトマトがある程度くずれてきたら、フライドオニオンを大さじ3ほど加えます。
このフライドオニオンを使うのが、今回のレシピのポイント!これによって、スパイスカレーづくりで一番(唯一?)面倒な、飴色玉ねぎ作りの工程を飛ばすことができます。
こちらがそのフライドオニオン。
正確にはこの小紫玉ねぎ(ホムデン)はエシャロットの一種で、玉ねぎそのものではありません。しかし、煮込んで使う今回のようなレシピには飴色玉ねぎの代用として十分です。
その他にも色々使えるフライドオニオンは、マクロで買うのがおすすめ。詳しくはこちらの「タイの業務スーパー「makro(マクロ)」に行ったらこれを買え!我が家のおすすめベスト5」をご覧ください。
4.スパイスを加え、さらに煮詰める。
フライドオニオンがトマトペーストにしっかり馴染んだら、スパイスを加えます。
今回の分量は、クミンパウダー:大さじ1/2、コリアンダーパウダー:大さじ1/2、レッドチリパウダー:小さじ1/2、ターメリックパウダー:小さじ1/2。ただしこれは絶対ではなくあくまでも目安。スパイスのさじ加減で自分好みのカレーに仕上がるので、色々お試しください。
最終的にこういう状態になれば、ペーストの完成です。
5.ヨーグルト、鶏肉を加え、強火にして一度沸騰させる。
ヨーグルト1カップ程度、鶏肉のぶつ切りを加えたら、火を一度強火にして、全体をしっかりと沸騰させます。ここで焦げ付きそうであれば、水を少量加えましょう。
全体がグツグツ言い出したら、火を再び弱火にして、そのまま10分ほど煮込みます。時々かきまわしてくださいね。
6.パクチーの葉を加え、塩・コショウ、砂糖で味を整える。
表面に油が浮かんできたら、仕上がりのサイン。
最後にみじん切りにしたパクチーの葉(なくても大丈夫です)、塩小さじ1/2、コショウ適量、砂糖少々を加え、味を整えます。
7.お皿にもって完成!
お皿に盛り付けたら完成です!
ご飯はやっぱり日本米よりもタイ米の方がよろしいでしょう。
たった4種のスパイス、飴色玉ねぎも使っていないのに、スパイシーでしっかりとしたコクも感じられます。もちろん、専門店でいただく本格派のインドカレーには及びませんが、家でこのくらいのスパイスカレーが食べられれば十分に満足。
全体にかかる時間は20分程度。しかもその半分以上は煮込む時間、飴色玉ねぎを作る必要も無いので、とってもお手軽にスパイスカレーが作れます。
フライドオニオンが手に入れば、もちろん日本でも再現可能ですので、タイ在住者はもちろん、日本にお住まいの方もぜひ一度お試しください!
今日もごちそう様でした。