こんにちは、タイの晩ごはんです。
雨季入りしたはずのバンコクですが、ここ数日はずっと晴天が続いていて、そして暑い!
今日の予想最高気温は37℃。体感気温としては40℃を突破しそうです。
そんなこの時期のタイの楽しみといえば、やっぱりマンゴーです。
タイでは1年中マンゴーが食べられますが、最も美味しい旬の時期が5~6月にかけて。
マンゴー好きの妻にとっては、まさにたまらないシーズンを迎えています。
この時期のバンコクは街中にマンゴーが溢れていますが、その種類も豊富。
この黄色くてティアードロップのような形をしているのは、タイで一番ポピュラーなマンゴーの品種である「ナムドークマイ」。
滑らかでとろけるような食感が特徴です。
酸味が少なく、甘みが強いナムドークマイ種は日本人の好みにもピッタリ。
子供から大人まで、みんな大好きなマンゴーです。
ナムドークマイ種よりも細長いフォルムなのが、「マハチャノック」という品種。
香りがとても特徴的で、食べている間ずっとエクゾチックな香りに満たされます。
ナムドークマイ種に比べると、酸味と甘みのバランスが程よいので、そのまま食べるだけではなくジュースなどに加工するのもおすすめです。
この緑色なのも立派なマンゴーの一種で、「キイアオサウェイ」という品種。
タイではグリーンマンゴーも良く食べられています。
青りんごのような爽やかな風味が特徴のキイアオサウェイ種は、道端のフルーツスタンドで買うと、塩・砂糖・唐辛子がミックスされた「プリック・グルア」が一緒についてきます。
スイカに塩を振るような感覚でしょうか?
甘みと酸味が引き立たされて、慣れると病みつきになります。
と、屋台やスーパーで普段よく見かけるマンゴーはこんなところですが、この日はこのマンゴーを見かけてビックリしました。
これ、沖縄で栽培している「アップルマンゴー」じゃないですか?!
宮崎産で有名な「太陽のたまご」としてブランド化されているのもアップルマンゴーですが、これまでタイでは見かけたことはありませんでした。
調べてみると、タイでは「デーンチャックラパット」と呼ばれていて、アップルマンゴーと同じアーウィン種なんだそうです。
タイにもアップルマンゴーあったんですね。
日本では高級フルーツの代表格であるアップルマンゴー。
一玉ン千円することもザラですが、ここはタイ。
アップルマンゴーがなんと一玉15.75B(≒¥55)。
少し小玉ということもありますが、それにしても驚きの安さです。
マンゴーは常温で追熟させて、それから冷蔵庫で冷やして食べるのが定番。しかしここタイで買うマンゴーはほぼ完熟していますので、すぐに美味しくいただけます。
見てください、この輝くようなマンゴーの実。
口にするとただひたすら深く、ウットリするような芳醇な甘みが広がります。
脳天を突き抜けるような美味しさとでも言えば、少しは伝わるでしょうか?
デーンチャックラパットはタイ語で「赤い皇帝」という意味があるそうですが、まさにその味わいは『マンゴーの王様』と称するのに相応しい味わいです。
普通に食べても美味しいタイのマンゴーたちですが、そこにアップルマンゴーが加わって(主に妻が)興奮の坩堝状態。
マンゴー好きにはぜひこの時期にタイを訪れて、思う存分マンゴーを食べてほしいなぁ。
コロナさえなければ…。
今日もごちそう様でした。