こんにちは、タイの晩ごはんです。
先日、ついにやってしまいました。
何をって、キャッシュカードをATMに飲み込ませてしまったのです。
これは、タイ在住者あるあると言ってもいい『やらかし』の一つ。
というのもタイのATMはお金をおろし、明細を受け取り、最後にキャッシュカードが出てくるのですが、これを忘れる人が非常に多い。
自分も今回その洗礼を受けてしまったわけですが、最後にキャッシュカードだと、忘れてしまいますよね。ね?
その場合、通常なら新しいキャッシュカードを発行するわけですが、今回ふとこう思いたちました。
そうだ、モバイルバンキング(インターネットバンキング)を登録しちゃおう。
モバイルバンキングとは?
タイの各銀行はスマホで簡単に振り込みやATM操作もできる、モバイルバンキング・アプリを提供しています。
これがあれば、自分の口座からの振り込みがスマホからできるのはもちろん、ATM操作にもキャッシュカードは必要ありません。
無くしたキャッシュカードを再発行しなくてもいいだけではなく、不要になったキャッシュカードを解約してしまえば、カードの年会費200Bも節約できます。
バンコク銀行のモバイルバンキング登録に必要なもの
というわけで、やってきました。バンコク銀行のシーロム本店です。
ここに来たのは口座を解説したとき以来。
バンコク銀行のシーロム本店には日本語デスクがあり、日本語を操るタイ人スタッフが対応してくれます。
バンコク銀行で口座を開設したくだりについては、こちらをご覧ください。
モバイルバンキング登録に必要なものは以下の通り。
- アプリをインストールしたスマホ
- 通帳
- パスポート
- 長期滞在ビザ
アプリは、事前にダウンロードしておきましょう。
通帳のほかにキャッシュカードもあるならば、一緒に持っていくと良いでしょう。ただ、なくても問題はありませんでした。
大切なのがビザ。
バンコク銀行のシーロム本店では上の過去記事でも書いた通り、観光ビザでも口座を解説することができます(今でも可能かは未確認)。
ところが、モバイルバンキングの登録には長期滞在用のビザが必要。
働いている人ならワーキングビザ、学生なら学生ビザ。自分の場合はOビザですが、そうした長期滞在用のビザがなくてはなりません。
対応するビザがスタンプされているパスポートを持って、窓口に向かいましょう。
バンコク銀行のモバイルバンキング登録方法
登録方法といっても難しいことは何もありません。
スマホ、通帳、パスポートを渡せば、あとは全て担当者が行ってくれます。
申込者が行うのは書類へのサインと、暗証番号の設定くらい。
暗証番号は仮パスワードのための4桁、そして本パスワード用の6桁の数字を設定します。
窓口でボーッと座っていると、15分ほどで手続きが完了しました。
キャッシュカードが不要なら、この時に一緒にカード解約の手続きを行いましょう。こちらも、全てスタッフが行ってくれます。
アプリによるATMの操作方法
モバイルバンキングの登録が完了したら、早速アプリを使ってATMからお金をおろしてみます。
手順①アプリを立ち上げる
まずバンコク銀行のアプリを立ち上げ、「Withdraw ATM」をタップする。
手順②引き出し金額を設定する
つぎに、引き下ろす金額を設定します。
おろせる金額は100B単位。
金額をタップするか、自分で必要な金額を入力しましょう。
手順③ATMを操作する
続いて、ATMを操作します。
まず、ATMのトップ画面にある「Cardless withdrawal」のボタンを押します。
「Bangkok Bank Mobile Banking」をタップ。
すると画面にQRコードが表示されますので、アプリで読み込みましょう。最後に「Confirm」をタップしたら完了。お金が出てきます。
キャッシュカードで引き出すのに比べても遜色のない手軽さ。
むしろ指紋認証が使えるスマホなら、暗証番号を入力する手間もいらないので、アプリの方が簡単なくらい。
これでもうキャッシュカードを持ち歩く必要もありませんし、飲み込まれる心配もありません。
いつでもどこでも残高や振り込みの確認もできるので、モバイルバンキングは便利ですね。
バンコク銀行だけではなく、タイの銀行はもれなくアプリサービスを提供していますので、タイで口座を持っている人は今すぐアプリを利用しましょう!
手続きはどこでやる?
今回、モバイルバンキング登録のためにわざわざシーロム本店を訪れたのはわけがあります。
最初、うちの近くのバンコク銀行の窓口で手続きをお願いしたのですが、しばらくPCを操作した後にスタッフが私の通帳を指差し、「あなたの場合は口座を開設したシーロム本店でしか手続きできません」と告げられました。
そんなバカな!と思ったのですが、仕方なくシーロム本店で手続きをした後、担当の方に聞いてみました。
「さっき、自分の場合はシーロム本店でしか手続きできないって言われたけど本当?」
返ってきた答えは…
「そんなことはありません。どこでも手続きできます」。
やっぱり…。
タイでは時々あることですが、自分では対処できない案件をすぐに「これはできない!」って言い切っちゃうタイ人がいるんですよねぇ…。
単なるその人の知識不足・スキル不足が原因なんですが、それを決して自分が悪いと思わないタイ人のハートの強さ。見習いたいです(ちょっと違う)。
というわけで、モバイルバンクの登録手続きはどこの支店でも可能ですので、ご心配なく。
何はともあれ、無事にモバイルバンキングを開設し、銀行アプリも使えるようになりました。
これでまた一つ、タイライフも快適になることでしょう。