タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

日本に帰ったら何を呑む?@白鷺の城 稀代

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こんにちは、一時帰国中のタイの晩ごはんです。

前回の記事ではホテル隔離明けのお祝い(?)として、ノドグロを始めとしたお刺身パーティーの様子をお伝えしました。

しかし、お刺身を食べながら何も呑まないというわけにはいきません。

そしてもちろん、お刺身に一番合うのは日本酒に決まってます。

タイ生活で一番困るのが、アルコール関連。

敬虔な仏教徒が多いタイではお酒に高い税金を課しているらしく、周辺国と比べてもアルコール類が高い。

さらに輸入品に対する関税も高いため、ワインや日本酒は日本で買うよりも高くなってしまうのです。

ワインに関しては自分で造ることで解決しましたが、日本酒はそうもいきません。

ところが!日本に帰れば美味しい日本酒を手軽にいただくことができるのです!!…当たり前ですが。

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というわけで、ノドグロのお刺身などと一緒にいただいたのがこちらのお酒です。

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「土佐鶴」はその名の通り高知県のお酒。

成田空港のセブンイレブンで30%割引の700円程度で販売されていたため、迷わずゲット。

精米歩合が68%なので、口に含むと良く言えばドッシリとした日本酒らしい味わい。悪く言えば洗練さに欠けた味ということになります。

これはちょっとお燗していただくほうが美味しい、いわゆる「燗上がり」するお酒ですね。

ただ自分は日本酒に限らず温かい飲み物がそんなに好きじゃない(コーヒーもアイスの方が好き)ので、日本酒も冷やしていただきたいのです。

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こちらは「八尾ブレンド」。

富山県富山市八尾(やつお)にある2つの酒蔵、玉旭と福鶴のお酒をブレンドした特別なお酒ですね。

八尾は「おわら風の盆」で有名な町ですが、コロナ禍で2年連続で中止になったのを受けてこちらのお酒を作ったようです。

こちらの精米歩合は65%。いただいた感じは富山のお酒によく使われる酒米、「五百万石」が使われているような気がしますが、ラベルには「米(国産)」となっているのみ。これもやはりブレンドしているからでしょうか?

こちらも日本酒らしい腰の強さが特徴的。ただし、土佐鶴よりは少し軽めで酸味も感じられます。あえて常温でいただくのもおすすめ(本来はこの飲み方が「冷や」なんですけどね)。

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そしてこちらが「稀代」。白鷺の城という銘柄を名乗っているだけあって、兵庫県姫路市のお酒です。

精米歩合はさらに上がって60%となっています(つまり、お米を4割磨いたということ)。

使っているお米は山田錦100%。

山田錦らしい繊細で上品な飲み口。酸味もしっかりときいていますが、純米酒らしく日本酒としてのの味わいも十分に楽しめます。

これは結構、自分好みの味。

最近、歳のせいか、吟醸酒の香りがちょっと鼻につくようになってきてるんですよね。

この稀代くらいの香りなら全く気になりません。食事と合わせるのはもちろん、お酒単品としても味わうのも良いかもしれません。

 

美味しい日本酒で美味しいお魚をいただく喜び。

日本に帰ってきたな~、としみじみ感じる瞬間ですね。

日本滞在中に、いろいろな日本酒を楽しみたいと思います。

 

今日もごちそうさまでした。