こんにちは、マグロは「漬け」の方が好きなタイの晩ごはんです。
マグロのお刺身はタイ・バンコクでも入手可能。日本よりもずっと高いですが…。
ただし、バンコクで手に入るマグロは赤身や中トロなんかの定番ものがせいぜいで、希少部位を見かけることはまずありません。
例えば、マグロの頭。
上の写真は、近所のスーパーで売られていたメジマグロ(クロマグロの子ども)の頭。
天然物が399円!しかもそれが半額!!
実はこの頭、前日も見かけていたんですよね。
その時は3割引きでした。
その時点でかなり心は動かされていたんですが、その日のメニューはすでに決まっていたこと、そしてマグロの頭を買う物好きはあまりいないんじゃないか…と予想して、その日はスルーしていたんです。
そして翌日。
改めてスーパーを覗いてみると、ビンゴ!
半額になっていたのでした。
「刺身用」と書かれている通り、マグロの頭も美味しいお刺身になります。
でも、どこをどうやってお刺身にすれば良いのか?
こちらが裏返したマグロの頭ですね。
この内の、脳天の部分がお刺身になります。
ここ。
この丸で示した部分が脳天。
これをさばいて切り分ければ、脳天のお刺身の出来上がりです。
マグロの脳天のお刺身は、なんと言ってもその旨味の強さが一番の特徴。
トロのような脂っぽさはなく、あっさりしているのに赤身よりも味は濃厚。
まさにトロと赤身の良さを両方兼ね備えているのが、脳天のお刺身ではないでしょうか。
とにかく美味い!
まさに脳天まで突き抜けるような美味しさ。
なかなか目にする機会がないのが非常に残念ですが、その希少性もまた、美味しさに直結しているのでしょう。
マグロの頭には脳天以外も、頬肉や目玉など、まだまだ美味しい部分は残されています。
身のついていない下半分はカットして、塩をふってグリルで焼き上げました。
ちょっと見た目はグロテスクですが、これも抜群の美味しさ!
特に目玉は絶品で、魚で一番美味しいのは目玉だと山岡さんも断言しておられます。
ちなみに我が家では、半身で目玉が一個しかない場合は妻が美味しくいただいております…。
いえ、いいんです。頬肉の方も絶品ですから。まるでお肉のような食べごたえと旨味が存分に味わえます。まさに頬が落ちそう…。
このようにマグロの頭は脳天のお刺身、目玉周りと頬肉は塩焼きでと、余すところなく美味しくいただけるお宝。
それがこんなに安く買えるんですから、見逃す手はありません。
もし今度マグロの頭を見かけたら、ぜひ手にしてみてください!
今日もごちそうさまでした。