タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

今が旬!金目鯛の煮付けの作り方

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こんにちは、一時帰国を堪能中のタイの晩ごはんです。

それにしても、今年の冬は寒さが厳しいですね。タイから戻ってきた身には一層こたえます。

とはいえ、四季があるのが日本のいいところ。それをまさしく実感できるのが、様々な旬の食べ物を楽しめることでしょう。

冬は特にお魚が美味しい。そんな冬の魚の中でも抜群に美味なのが、金目鯛です。

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近所のスーパーで見つけた金目鯛。なんとタイムセールで半額になっていました。

これを買わない手はありません。

金目鯛は深海魚なので一年中とれますが、やはり美味しくなるのは12~2月ごろの真冬のシーズンとなります。よく「キンキ」と「キンメダイ」が混同されますが、見た目は似ていても全く違う魚です。

こちらの金目鯛、パックには「刺身可」とありますが、やはり一番の美味しい食べ方は煮付けでしょう!ということで、さっそく調理していきますよ。

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せっかく丸のままの金目鯛ですので、そのまま煮付けていきます。鱗と内臓を処理する必要がありますが、これは下処理済みなので楽ちん。

美味しい煮付けを作るためのポイント1. 湯引きの一手間

このままでも良いのですが、さらに美味しく食べるために一手間かけましょう。たっぷりのお湯をふりかけて、すかさず水で冷やします。その後、残っている血合いなどを洗い流しましょう。この「湯引き」をすることで、魚の生臭みが消すことができますので、ぜひ。

湯引きをしたら、身に火が入りやすいように片側に包丁で切れ目を入れましょう。反対側は不要です。

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鍋(フライパン)に煮汁を合わせて沸騰させます。

美味しい煮付けを作るためのポイント2. 先に煮汁を沸騰させる

煮汁は先に沸かすのが鉄則です。一緒に魚を入れて煮始めると生臭さがたってしまうので、ここはマストで。

煮汁の分量はこんな感じ。

  • 水1カップ
  • 酒1カップ
  • 砂糖大さじ2
  • みりん大さじ1
  • 醤油大さじ2

ちょっと甘めかな?でも、金目鯛のような赤いお魚は思い切って甘辛にふったほうが美味しいと思います。

臭い消しに生姜を一欠、お好みでネギの青い部分などを入れておきます。

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煮汁が湧いたら、金目鯛をまるごと入れましょう。

美味しい煮付けを作るためのポイント3. 煮汁の量

煮汁の量は魚の半身が浸かるぐらいで構いません。多すぎるとグズグズになりますからね。

ここまでの火加減は強火です。

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金目鯛を入れたら、落し蓋。専用の蓋がなければ、このようにアルミホイルやくキングシートで全然OKです。お箸で真ん中に穴を開けてくださいね。

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落し蓋をしたら、中火にします。目安はこのように、鍋のふちで細かな泡が吹き立つくらい。

美味しい煮付けを作るためのポイント4. サッと煮る

落し蓋をしたら、そのまま10分ほど煮ていきます。その間はほったらかしで問題ありません。

煮魚を作る最大のポイントは、煮る時間。絶対に覚えておきたいのは、いくら時間をかけても魚の身に味がしみることはないということ。

大切なのでもう一度。魚の身に煮汁がしみることはありません。

他の煮物との決定的な違いがここ。魚の煮付けは魚に味を染み込ませるのではなく、煮汁に身をからめながら食べるのです。

味を染み込ませようと長時間煮てしまうと、逆に魚の身がパサパサになって旨味も全部飛んでしまいます。

そのため、魚の煮付けはサッと煮るにとどめてください。

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切れ目を見て火が通っているようなら、仕上げに入ります。火を再び強火にして、煮汁を煮詰めていきます。その際に煮汁を魚に上からかけていくと、さらにふっくら仕上がる…ような気がします。

魚に煮汁が染み込むことはないので、身を裏返す必要もありません。

煮汁にとろみがついたら完成です。

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見るからに美味しそうな、金目鯛の煮付け。

もちろん、文句なしに美味しい。

身はふっくらと柔らかく、淡白な身に甘辛のちょっと濃い目の煮汁をからませながら食べると最高。

日本酒はもちろん、白いご飯もすすんじゃって止まりません。

この時期の金目鯛の煮付けは、本当に絶品ですね。

 

金目鯛でも他のお魚でも、作り方は同じ。煮魚は煮汁の味付けさえ決めてしまえば、あとは基本的にほったらかしでできるとても簡単な料理です。

基本的なポイントを押さえて、ぜひ美味しい金目鯛の煮付けをお楽しみください。

 

今日もごちそうさまでした。