こんにちは、タイの晩ごはんです。
タイに住んでいると、どうしてもシーフードが恋しくなります。タイはシーフードがちょっとお高いんですよね。
そんなタイでもワリと安価に買えるのが、タコ。ただし、日本のように刺し身で食べられる鮮度ではありません。
そんなタコでも美味しくいただけるのが、タコの唐揚げです。
このように、バンコクのローカルスーパーでもタコ足は比較的気軽に購入可能。
(と、思ったら…。詳しくは、追記をご覧ください)
しかも、結構でかいんですよね。
この費購入したタコ足は、このようにまな板からもはみ出るほどの大きさ。
これで53B(≒¥190)なので、お買い得。
これをタコ足にすべく、調理していきます。
まずは全体に塩をふって、ぬめりを取りましょう。
水洗いした後、タコ足を茹でていきます。
鍋にたっぷり水を張って、沸騰したところにタコ足を放り込みます。
蓋をして火を止め、そのまま10分放置。10分たったらひっくり返してさらにもう10分。
時間はタコ足の大きさで調整してください。揚げるときにも火が入るので、この時点では半生くらいでも構いません。
茹で上がったら、まな板などに上げて予熱を取ります。水分が抜けてだいぶ身が引き締まりましたね。
ある程度冷めたら、ぶつ切りにして、後は鶏の唐揚げと同じ要領で下味をつけます。
ちなみに我が家の唐揚げだと、
- 醤油大さじ2
- 酒大さじ1
- すりおろしにんにく2欠け
- 同量のすりおろし生姜
これだけ。
30分ほど下味をつけたら、始めに片栗粉、その上に小麦粉をまぶします。こうすることで、カリフワな食感を実現できます。
後は揚げるだけ。タコにある程度火は入っているので、表面がカラリと上がればOK。
ビールがどんどん進んじゃう、タコの唐揚げの完成です。
大きなタコ足を使ったので、一粒も大きくて食べごたえも十分。身は柔らかくてプリプリ。カリフワの衣の食感と相まって、箸が止まりません。
鮮度がイマイチなタイのタコでも、つけ汁に漬けて唐揚げにすることで、日本で食べるのと遜色のないタコの唐揚げになりました。
日本では茹でたタコを使えば良いので、さらにお手軽ですね。
料理はもちろん食材が第一なのですが、イマイチなものでも工夫すれば美味しくいただけます。
日本の皆さんはもちろん、タイ在住でシーフードに飢えている方も、今夜の晩酌のお伴にタコの唐揚げはいかがですか?
今日もごちそうさまでした。
【追記】
Twitterのフォロワーさんから、衝撃の事実を教えていただきました。
このタコ、実は「アメリカオオアカイカ」とのこと。
つまり、タコではなくイカだったのです!
ガ、ガ~ン…。
全く気が付きませんでした。ひと目見て「あ、タコ足だ!」と思ったら、タコにしか見えなかった。
思い込みって怖すぎる…。
でも、実際に唐揚げにするとタコ足そのものなんですよ。
自分の舌がおかしいのか?と思ったら、アメリカオオアカイカをダシで煮て、たこ焼きなどに使うこともあるんだそう。
さらに買ったときに写真を確認してみたら、パッケージにはタイ語で「ปลาหมึกยักษ์(タコ)」と表記しており、その下には英語で「squid(イカ)」と書いてありました。
どっちやねーん!
というわけで、我が家では今後もこれを「タコの唐揚げ」と呼ぶことにします^^;
正しい情報を教えてくれたフォロワーさんには、改めて感謝。