タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

タイ・バンコクでの免許更新の流れ&現状はどうなっている?

はてな読者登録をする

こんにちは、タイの晩ごはんです。

一時帰国中に更新期限を迎えていた運転免許証を、今回無事に更新してきました。

事前に色々とリサーチしていたのですが、実際の状況は少し異なっている部分もありました。

そこで今回は、これから免許の更新をされる方向けと自分の備忘用として、バンコク・モーチット陸運局での免許更新の流れと現状をお伝えしたいと思います。

まず前提として、タイの免許証は期限が切れても1年以内であれば問題なく更新が可能(ただしその間は無免許扱いとなります)。

タイの免許を取得して最初の2年は「テンポラリー免許」となり、最初の更新を経て正規の運転免許証となります。そしてそれ以降は5年更新。

バイクと車の免許証は別々となりますから、同時に取得した場合は更新も同時に行えます。

免許更新に必要な書類

タイの免許更新に必要な書類は以下の通り。

  • タイ王国運転免許証
  • パスポート原本
  • パスポートコピー(顔写真ページ、最新のVISAページ、最終タイ入国スタンプページのそれぞれ2部)※VISA満了日の残り90日以上あることが必要
  • 在留届出済証明書(英文)原本とコピー1部ずつ
  • 健康診断書(原本とコピーを1部ずつ)

在留届出済証明書は、事前に日本大使館で取得してください(610B)。

コピーは更新を行う陸運局のビル内にコピーサービスがあるので、そちらでお願いするのが楽。パスポートと書類を渡せば、必要な分だけコピーしてくれます(1部1B)。

健康診断は、モーチットの陸運局のそばにあるクリニックで行うのがおすすめ。

こちらは、免許申請用の診断書に特化したクリニック。

血圧測定と聴診、ごくごく簡単な問診を行って診断書を発行してくれます。150B也。

免許更新の流れ

では、免許更新の流れを見ていきましょう。

①書類を揃えて予約をとる

書類を揃えたら、モーチットの陸運局、ビルディング4に向かいます。

いつも車検を行うビルディング2とは異なりますので、注意してください。

事前情報では予約無しで当日の更新も可能と聞いていたのですが…

実際に受付時間の8時前についてみると、すでにこの行列。

しかし自分も急がなければ!と、慌ててこの列に並んではいけません。

というのも…

外国人用の免許更新受付は別に設けられているんですね。

場所はビルディング4に入ってすぐ右側にある、6~8番窓口。

しかも外国人の受付時間は8:30~15:30となっているため、どんなに早く並んでも8時受付開始のタイ人には絶対に勝てないんですね。

というわけで、現在の混み具合では当日の免許更新は無理。早く到着するのもあまり意味がありませんので、自分の都合の良い時間に向かってください。

窓口で書類のチェックが終わると、免許更新日の予約が行なえます。この日は3週間以上先の3日間のうちから、自分の好きな曜日と時間を指定できました(もちろん枠が空いている中から選ぶことになります)。

こんな感じの予約票がもらえます。

当日はこの予約票一式とパスポート、それにタイの免許証をお忘れなく。

②オンライン講習のビデオを視聴する

コロナ禍で大きく変わったのが、免許更新時のビデオ講習がオンラインになったこと。

こちらのページからサイト(日本語)に入り、「外国人向け」をタップ。

「登録」から「本人確認書類」でパスポートを選んで必要情報を記入したら、「送信」をタップしてください。

ユーザー名と生年月日でログインしたら、「私用運転免許証」コースを選択し、ビデオを視聴します。
途中で全部で4つの質問に答えたら(何回間違えても大丈夫)合格認定証が出るので、それを「保存」もしくはスクショしてください。

免許更新時にこの認定書にあるQRコードを係員が読み込んで確認するはずなのですが…今回は一度もチェックされませんでした。

しかしこれはもう係員次第ということもありえますので、やはり事前にしっかりビデオ講習を済ませておくことをおすすめします。

③当日の更新手順

当日は再び外国人専用窓口で、受け取っていた予約票を渡します。

そうするとこんな感じの受付票が渡されますので、2階に上がりましょう。

2階は2階でこのように非常に混んでいるのですが、我々はこの列に並んでは行けません。

左側に見える1番の窓口で受付票を見せると新たな受付番号がもらえるので、それを手に右側のレーンから奥に進んでください。

ここで自分の番号が呼ばれるまで待機。

外国人は専用窓口となりますので、少し待たされます。

窓口で書類一式を渡して、係員が再びチェック。問題がなければ3階に登ってフィジカルチェックを受けます。

フィジカルチェックも番号順ですので、自分の番号が呼ばれるまでビデオでテスト内容を確認しておきましょう。

番号を呼ばれたら、別室に入って以下の4項目のフィジカルチェックを行います。

  1. 色盲テスト:表示される赤・青・黄色の色を答える(英語でOK)。
  2. 視覚深度テスト:ボタンを押して、2本の棒の位置を平行に揃える。
  3. ブレーキテスト:ランプが赤になったら、すぐにブレーキを踏む。
  4. 視野テスト:顔を固定し、左右に表示されるランプの色(赤・青・黄)を答える。

このフィジカルチェックは免許取得時と同じものですから、特に問題はないはず。

フィジカルチェックを無事にパスしたら、再び2階に戻ります。

先ほどと同じように渋滞の列をスルーして、右側のレーンから奥に向かいましょう。

ここでの順番待ちはタイ人、外国人関係ありません。

自分の番号が呼ばれたらボックスに入り、写真撮影と更新費用を支払いましょう。

  • 車用免許更新費用:505B
  • バイク用免許更新費用:255B

その場で新たな免許証が発行。文字通りできたてホヤホヤ(ほんのり温かい)です。

お疲れ様でした!

モーチット陸運局での免許更新まとめ

コロナ禍でこれまで免許更新を控えいていた人がドッと押し寄せているのか、それともこれが平常運転なのか。モーチットの陸運局は非常に混んでいて、2022年11月時点で当日の更新は諦めたほうが良さそう。

そのかわりに朝早く並ぶ必要もないので、8:30~15:30の間に外国人専用窓口で書類を提出して予約票を受け取り、当日までにビデオ講習を済ませておきましょう。

免許更新自体は、1時間程度で終了します。

書類さえしっかり揃えておけばそんなに難しいこともないので、緊張せずに更新を行ってください。

これで、次回の免許更新は5年後となります。

それまでタイにいるのでしょうか…。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。