タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

タイのマスト缶詰!イワシのトマト缶でお手軽ブッタネスカの作り方

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こんにちは、パスタ大好きタイの晩ごはんです。

パスタは基本的な作り方さえ押さえておけば、あとは手に入る材料で色々なバリエーションが可能になります。

ということで今回はタイでもメジャーな缶詰の一つ、イワシのトマト缶を使ったブッタネスカ風スパゲッティの作り方を紹介したいと思います。

イワシのトマト缶とはその名の通り、トマト缶の中にイワシの身が入っているもの。

タイ人はこのイワシのトマト缶が非常に好きらしく、スーパーに行くとかなりのスペースをこの缶詰が占めています。

このように、様々なメーカーのイワシのトマト缶が並んでいます。

聞くところによるとタイ人は、何にもないときにはご飯にこの缶詰をかけて食べるのだとか。日本のサバ缶のようなイメージでしょうか。

今日はこのイワシのトマト缶を使って、ブッタネスカを作ってみようと思います。

ブッタネスカとは、イワシやアンチョビを使ったナポリの名物パスタのこと。このブッタネスカ風スパゲッティが、この缶詰で簡単に作れちゃうんです。

材料(二人分)
  • スパゲッティ200g
  • オリーブオイル大さじ4程度
  • イワシのトマト缶×1
  • トマト適量
  • ニンニク2欠け
  • 赤唐辛子1本
  • キャベツ適量

日本で作る場合は、普通のイワシ缶でも代用可能です。

イワシのトマト缶を使ったブッタネスカの作り方

1.鍋にたっぷりのお湯を沸かし、水1Lあたり10gの塩を加える

まずはたっぷりのお湯を沸かして、塩をしっかりと効かせましょう。

うどんやそばと違ってパスタには塩が入っていないので、茹で汁にしっかりと塩を加えてそこで下味をつけます。下味がないとソースもパスタに絡まないので、大事なポイント。塩の量はそんなに厳密なものではないので、ちょっとなめてみてしっかりとした塩味が感じられればOKです。

2.フライパンに潰したニンニク、種を取って輪切りにした赤唐辛子、オリーブオイル大さじ4程度を加えて、弱火にかける

ニンニクは必ずオリーブオイルに火をかける前に入れてくれてください。オリーブオイルはちょっと多いと思うかもしれませんが、これ自体が大切なソースの一部なので思い切って。

3.イワシのトマト缶とカットしたトマトを入れ、中火にする

ニンニクの香りが立ってきたら、イワシのトマト缶を投入します。

今回使ったのはこちらの缶詰。メーカーによって味の特徴も異なるので、色々試してみるのも楽しいかもしれません。

このトマト缶は少量のため、追加でトマトも2~4個カットして、一緒に煮込んでいきましょう。

4.パスタの茹で汁をフライパンに加え、塩・コショウで味を整える

トマトに火が入ってきたら、パスタの茹で汁をお玉一杯分程度加えます。この茹で汁によってソースにトロミと旨味が加わります。

イワシのトマト缶自体に味がついているので、塩・コショウは味を調える程度。パスタ自体にも塩味を付けているので、ソース単体で美味しい!と思える塩加減で大丈夫です。

5.パスタを茹でている鍋にキャベツを加え、パスタと一緒にフライパンで和えていく

キャベツは1~2cm程度の幅でカットして、茹で上がり直前のパスタの鍋に放り込みます。

指定時間の1分前にパスタを湯切りし、フライパンに投入します。そしてそのまま1分ほどソースとパスタを和えていきましょう。パスタにトマトソースを吸わせていくイメージです。

6.お皿に盛って完成!

お皿に盛って、(あれば)バジルやケッパーなどのトッピングを加えたら完成です!

 

イワシの旨味とトマトの旨味が混じり合って、簡単なのに奥深い味わい。

ニンニクと唐辛子が効いているので、イワシの生臭さも全く感じません。

よく冷えた白ワインか、軽い赤ワインと一緒に食べればもう幸せそのもの。

キャベツでかさ増ししてるので、見た目のボリュームよりもヘルシーなのも嬉しいポイントではないでしょうか。

イワシのトマト缶も一缶19B(≒¥76)程度と非常にリーズナブルなので、その意味でも本当にお手軽なパスタなのです。

 

ブッタネスカはイタリア語で娼婦風スパゲッティという意味で、忙しい(?)娼婦でも家にある材料だけで簡単に作られるからこの名がついたと言われています。

トマトのイワシ缶もタイの家庭なら必ずある(んですよね?)ので、まさしくタイのブッタネスカと呼んでも良いのではないでしょうか?

皆さんも、ぜひ一度お試しください。

 

今日もごちそうさまでした。