こんにちは、タイの晩ごはんです。
ウチナーンチュ(沖縄県民)のソウルフードと言えば、何と言っても沖縄そば。
よく間違えられるんですが、「ソーキそば」というのは「ソーキ(豚スペアリブ)」がトッピングされた沖縄そばという意味。
「中味そば」や「テビチそば」というふうに、トッピングによって名前が変わるのはうどんやそばと同じですね。
その沖縄そばの中で自分が大好きなのが、「浜屋」さんの「ゆしどうふそば」。
浜屋さんと言えば、そば好きの間で知らない人はいないほどの有名店。
私も沖縄に帰るたびに通っています。
その浜屋さんのゆしどうふそばが、こちら。
ゆし豆腐とは、豆乳ににがりを打って固まる直前の豆腐をそのまま汁ごとすくっていただく豆腐料理のこと。おぼろ豆腐よりもさらにふわふわな食感が最大の特徴です。
沖縄では醤油をかけてそのまま食べるほか、味噌汁代わりにいただくことも多いですね。
そのゆし豆腐をトッピングしたのが、このゆしどうふそばというわけです。
ふわふわ食感のゆし豆腐と、しっかりとしたコシの沖縄そばが一体となった食感は、まさに唯一無二。
このゆしどうふそばをなんとか再現できないか?
そのきっかけとなったのが、こちらです。
パスタを使ってバンコクでも気軽にうどんが食べられるようになったので、うどんのバリエーションを増やしたいと思ったのですね。
沖縄そばがやはり一番ではあるのですが、よりお手軽にできる「ゆしどうふそば風うどん」を作ってみましょう!
ゆしどうふうどんの作り方
①:うどんだしを用意する
まずはうどんだし(スープ)を用意します。
スープはお好みで何でも良いのですが、醤油控えめの関西風のダシのほうがゆしどうふうどんには向いています。
②:豆腐を用意する
豆腐は必ず絹ごし豆腐を用意してください。
タイではこのように、チューブ入りの絹ごし豆腐が販売されています。
③:うどんだしの中に豆腐を投入する
絹ごし豆腐を手で潰しながら、うどんスープに投入していきます。
ゆしどうふの食感を再現するために、必ず手で潰してください。
そのまま、中火でしばし火にかけていきます。
最初沈んでいた豆腐が、このように浮かび上がってきたら準備完了。
⑤:うどんと一緒に丼に盛って完成!
茹でたうどん(何でもOK)の上に、潰した豆腐とスープを一緒に注げばゆしどうふうどんの完成です!
肝心のお味は?
手で潰した豆腐の食感が面白い。
もちろん本物のゆし豆腐には及びませんが、口の中で豆腐がホロホロと崩れていく感じがかなり病みつきになります。
沖縄そばとうどんは全く違う食べ物のはずなのに、この豆腐のお陰でグッと両者が近づいたような錯覚を覚える。
これなら、普通にうどん屋さんでもメニューに加えられるんじゃないかなぁ。
このレシピならうどん作りに豆腐を潰し入れる工程を加えるだけなので、誰でもどこでも簡単に作れます。
ゆしどうふそば好きはもちろんのこと、未経験者にこそ味わっていただきたい。
我が家でこの再現レシピを作って以来、うどんといえばゆしどうふうどんになってしまいました。
とにかく簡単で美味しいので、ぜひ一度お試しください!
今日もごちそうさまでした。