こんにちは、タイの晩ごはんです。
バンコクで快適な生活をおくるためには、やはり自分の希望に合う理想のコンド(コンドミニアム)を見つけることが大切。
しかしバンコクと日本では物件の探し方や契約方法についても異なる点が多々あるため、初めての場合には色々とまどうこともあるかもしれません。
そこで今回は、これまで何度かバンコクで不動産物件の契約を行った経験をもとに、バンコクにおけるコンドの選び方や契約方法などについて解説します。
- はじめに:バンコクのコンドとアパートの違い
- バンコクのコンドの見つけ方①:ネットで物件をチェックする
- バンコクのコンドの見つけ方②:エージェントにコンタクトを取る
- バンコクのコンドの見つけ方③:内見する
- バンコクのコンドの契約方法
- まとめ
はじめに:バンコクのコンドとアパートの違い
まず大前提として、バンコクにおけるコンドとアパートの違いを抑えておきましょう。
バンコクのコンドの特徴
- 日本でいうところのマンションに相当する
- 家賃相場は8,000B(≒¥32,000)~
- セキュリティがしっかりしている
- プールやジムなどの設備が充実している
- 部屋ごとにオーナーが異なり、家具や家電、内装などもそれぞれ異なる
- 基本的には1年契約
- 電気料金は直接支払い
バンコクのアパートの特徴
- 日本のアパートと同じ感覚
- 家賃相場は3,500(≒¥14,000)~と、格安物件も存在する
- セキュリティは家賃相応
- プールやジムなどの設備は基本的に無い
- 一棟まるごとがオーナーの持ち物であり、内装などはどの部屋も基本的には同じ
- 2~3ヶ月などの短期契約も可能(アパートによる)
- 電気料金はオーナーから上乗せされたものが請求される
バンコクのアパートは格安の部屋もあり、数ヶ月の契約でも入居できるのがメリットですが、電気代が上乗せされるのが大きなデメリット。
2023年現在の正規電気料金は1ユニットあたりおよそ4Bですが、アパートでは8~12Bと、2倍以上の料金が請求されます。そのためエアコンを効かせると、結局はコンドを借りたときの家賃と変わらなかった、ということにもなりかねません。
日本人が住むにはセキュリティがしっかりしていて、プールやジムなども備えたコンドがやはりおすすめです。
バンコクのコンドとアパートの違いについては、こちらの過去記事もぜひご覧ください。
バンコクのコンドの見つけ方①:ネットで物件をチェックする
日本で物件を探すとき真っ先に思い浮かべるのは不動産屋さんですが、ここバンコクでは少々異なります。
バンコクにも日本人スタッフが常駐する不動産屋さんもあることはあるのですが、そこで扱っている物件は主に駐在さん向けの高級コンド。
そのため、初めての海外生活で右も左も分からない。家賃は会社が補助してくれる。海外で部屋探しなんてやってられない!という人以外は、現地でスタンダードな物件探しがおすすめです。
それが、ネットで物件を探すというもの。
タイの人たちもほぼ全て、ネットや口コミで物件を見つけています。
バンコクでコンドを探すときにおすすめなサイトが、以下の3つ。
- DDproperty
タイの不動産情報サイトで、バンコクのコンドミニアムの物件情報を多数掲載しています。物件検索機能も充実しており、予算やエリア、間取り、施設などの条件から可能。英語とタイ語のみですが、ブラウザーの翻訳機能で問題なく利用できます。 - Hipflat
こちらのサイトは、日本語にも対応。バンコクのコンドミニアムの物件情報や、価格相場、物件の評価などを掲載しています。また、地図上に物件を表示してくれる機能もあり、周辺環境の確認がしやすくなっています。 - Thai Apartment(https://www.thaiapartment.com/)
その名のとおり、アパートやコンドミニアムの物件情報に特化したサイト。バンコクだけでなく、タイ全土の物件情報を網羅しており、比較的安価な物件も多く掲載されています。
上記のサイト内で家賃やエリア、部屋のタイプなどを入力して、理想のコンドを見つけてください。
ちなみにタイでは日本のワンベッドルームのことを「スタジオタイプ」、リビング+寝室が一つの部屋を「1ベッドルーム」と称します(寝室が2つの部屋は2ベッドルーム)。
アパートの場合は基本的な家具が、コンドはそれに加えて家電製品も最初から揃っていることがほとんどですが、その内容もサイト内でチェックできます。
またタイではキッチンが分かれていなかったり、そもそもキッチンが無いという部屋もある(タイ人はあまり家で調理をしない)ため、そのあたりもしっかり確認しておきましょう。
バンコクのコンドの見つけ方②:エージェントにコンタクトを取る
気になった物件があれば、その物件を扱っているエージェントにコンタクトを取りましょう。
部屋のオーナーはエージェントに自分の物件を任せているので、エージェントが交渉の窓口となるのです。
サイト内の物件情報には、たいていLINEの連絡先が掲載されているはずです。英語が堪能である必要はありません。Google翻訳を使えば、十分にコミュニケーション可能です。
連絡を取るときには、こちらが日本人であることを最初に伝えましょう。外国人には貸さないというオーナーもいるため、余分な手間と時間を省けます。
またなるべく多くの部屋を探して、より多くのエージェントにコンタクトを取ってください。タイあるあるなのですが、全く返事をよこさないエージェントもいるからです。
バンコクのコンドの見つけ方③:内見する
無事にエージェントとコンタクトを取れたら、内見の日時を調整しましょう。大抵はこちらの都合に合わせてくれるはずです。
内見時には水回りやエアコンなどの設備の状態、カビや汚れ、傷みや破損がないかなど、物件の状態をしっかりチェックしてください。
大抵の場合は入居前に業者を入れて大掃除をしてくれるので、多少の汚れはそれほど気しなくても大丈夫です。
ただし大きな破損や汚れがある場合は写真で記録しておくと、退去時にもめずにすむでしょう。
内見時には、家賃交渉も行ってください。アフターコロナで家賃の相場がジワジワ上がってきていますが、500~1,000Bくらいは値下げしてくれる部屋も少なくありません。
加えて、内見の際にはエージェントまたはオーナーに他に部屋は無いか聞いてみるのもおすすめです。(退去が近いなどで)まだネットに掲載していない良物件が眠っていることもあるからです。私自身も実際にそうして、希望通りの部屋を見つけることができました。
バンコクのコンドの契約方法
内見をして部屋が気に入り、条件にも同意できれば、いよいよ契約です。
契約時(もしくはその前)に必要なものは以下の通り。
予約金は入居月、もしくは退去月の家賃に充填されます。
デポジットも普通にきれいに使っていれば、そのまま返却されることが多いですね。ただし、退去時にクリーニング代金が請求されることもあるため、契約書で確認しておいてください。
前述しましたが、コンドの契約期間は通常1年間。もし1年未満で退去する場合は、ペナルティーとしてデポジットが没収となります。
書類を揃えたら、入居日にオーナー立ち会いで契約書にサインとなります。
エージェントに頼めば、事前に契約書を送ってもらうことも可能。タイ語&英語表記の契約書となりますが、退去時の条件なども記されているため、Google翻訳などを使って契約事項をしっかりチェックしておきましょう。とはいえ、日本の賃貸契約書よりもずっとシンプルなのでご安心を。
まとめ
バンコクでコンドを借りる場合にはネットで探す、エージェントと交渉するなど、日本とは勝手が違う部分も色々とあります。
しかしそこを乗り越えれば、日本よりもずっとリーズナブルな家賃でコンドの部屋を借りれるはず。
ぜひ今回の記事を参考に、バンコクで理想のコンドを見つけてください!