こんにちは、カオマンガイ大好きタイの晩ごはんです。
行列のできるカオマンガイ屋さんといえば、バンコクで店舗を展開する「ピンクのカオマンガイ」などが有名ですが、ノンタブリーにも行列の絶えないカオマンガイ屋さんがあります。
場所はノンタブリーのティワノン通り、ビッグC ティワノンの道を挟んだ辺り。
Googleマップの情報によると、営業時間は夕方の5時から10時まで。一応は店舗としての登録になっているのですが、実際には屋台で、持ち帰りのほか歩道上に展開されているテーブルでも食事ができる、タイではおなじみの形態です。
実はここは以前から気になっていました。
というのもいつ見ても、行列ができているんですよね。
並ぶ人の多さにいつも通り過ぎるだけだったのですが、この日は意を決して行列に加わります。
こちらが、屋台のメニュー。
上から順に
- 普通のカオマンガイ
- 揚げチキンのカオマンガイ
- ミックス
- ご飯のみ
- 鶏肉のみ
となっています。これ自体は普通なのですが、量のところが
・タマダー・ピセー・ジャンボ
となっています。
ジャンボ?
タイでは普通、大盛りを頼みたいときは「ピセー」と注文するのですが、ここではそのピセーの上にジャンボがある(タマダーは「普通」です)。
初めて見ました。
期待に胸を膨らませながら列に並んでいたのですが…
全然進まない!
カオマンガイは下ごしらえさせしておけば、店頭ではご飯を盛って鶏肉を乗せるだけの簡単な料理のはずなのに、列の進みがすごく遅い。
まさか、鶏をさばくところから始めているのか?
いやいや、そんなはずはありません。
お腹が空いているので、少し気が立っているのでしょう。スマホをいじりながら待っていると…
ようやく、あと一組というところまできました。
ここまで、1時間弱。長かった…。
初めての店なので、前の人の注文の仕方を観察して予習します。
どうやら、もうすでに揚げチキンは売り切れた模様。残念。
普通のカオマンガイのジャンボを2人前注文しました。
注文を受けると、流れるように鶏肉を切り分け、よそっていくのですが、お店の人に慌ている様子は微塵もありません。
あくまでも自分のペースで、淡々と仕事をしている感じ。
ただそれでも対応の仕方がにこやかなので、気持ちよくテイクアウトのカオマンガイを受け取れました。
こちらがそのカオマンガイ!
凄いボリューム。
お肉が容器からはみ出んばかりです。
ただこれだとちょっと食べにくいので、お皿に移します。
ご飯の下に紙が引いてあるので、お皿にも移しやすい。こんなところにもお店のホスピタリティーを感じますね。
やはり盛りが凄い。
その場で食べる人にはご飯を茶碗2杯分盛り付けていましたが(通常はもちろん茶碗1杯分)、テイクアウトは「容量に限界があるので、ご飯は入り切る分だけ入れます」とのこと。それでこの量ですから、驚愕です。
もう一つは、お店のように盛り付けてみました。
ご飯が小山のよう。
最初のものは鶏むね肉で、こちらはもも肉のようですね。
早速、タレをまぶしていただくと…
あー、美味い!
鶏肉はしっとりしていてジューシーで、噛むと甘みが伝わってくる。
ご飯はパラパラなんだけど、ダシの旨味が染み込んでいて、しかもそれが濃い。
タレは味噌っぽい味わいをベースに、甘みと旨味とニンニク・生姜の風味、そして後から少し辛味がやってくる。タイではおなじみの味わいなんですが、これがやはりカオマンガイには最高。
胸肉の方も全然パサツキ感がなく、しっとりと美味しくいただけます。
これで40B(≒¥160)なのは、凄い。
外でカオマンガイを食べる唯一の不満が、ボリュームの少なさ。
タイの屋台料理全般に言えることなのですが、量がちょっと物足りないんですよね。
それで最近はカオマンガイも自炊しているのですが、ここのカオマンガイはこれだけでも満足できるボリュームと味。
これにちょっとした小鉢を加えれば、それだけで晩ごはんは完成です。飲むにも最高。
やはり、行列ができるのにはそれなりの理由がありました。
タイ人も味にうるさい人が多いので、地元の人が美味しいという店は間違いない。
リピ確定です。
正直、オペレーションをもう少し工夫すれば行列ももう少し早く進むのではないかと思うのですが、そのために慌てるのではなく、ゆったりと自分たちのペースで料理を提供するのも、タイらしいと言えばタイらしい。
せめて、少しでも行列の少ない時間を探ってみたいと思います。
有名・無名店を含めてバンコク周辺のカオマンガイ屋さんはかなり訪れたのですが、こちらは文句なしの自分史上No.1のカオマンガイ屋さん。
バンコクからはちょっとだけ遠いけれど、そして並ぶ覚悟が必要だけれども、ぜひ一度お試しいただきたいです。
あ、ちなみにタイの料理屋さんにしては珍しく日曜日が定休日のようですので、そこもご注意を。
今日もごちそう様でした。