タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

タイのバンコクで山形の「冷たい肉そば」を作ってみた

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こんにちは、お蕎麦大好きタイの晩ごはんです。

家でも外でも蕎麦を食べるときはほぼ「盛り」なんですが、先日放送された「秘密のケンミンSHOW」で紹介していた、山形県の「冷たい肉そば」に刺されてしまいました。

そこで一度も食べたことがない「冷たい肉そば」を、しかもタイのバンコクで再現できるのか?

試してみました。

海外でTVerやNHK+を使って日本のTVを視聴する方法については、こちらをご覧ください。

 

 

 

「冷たい肉そば」の作り方(2人分)

では早速、作っていきましょう。

①鍋に水を張って干し椎茸を入れる

まずは鍋に水1L弱と、干し椎茸を加えて沸騰させます。

TVでは追い鰹をしていましたが、バンコクでは鰹節は貴重品なので、干し椎茸で良しとします。

②鶏肉を加える

鍋が沸騰したら、鶏もも肉を1枚加え、さらに沸騰させます。

再度グツグツしてきたら火を止め、蓋をしてそのまま放置してください。

③鍋が冷めたら鶏肉を取り出す

鍋が冷めたら、鶏肉を取り出します。

アクは適宜、取り除いてください。

このように、しっかりと鶏のダシが出ています。

④ダシに味付けする

再び火をかけて鍋が沸騰してきたら、顆粒だし小さじ1砂糖大さじ1みりん大さじ1醤油大さじ2を加えます。

そのまま中火にかけて、みりんのアルコール分を飛ばしましょう。

タイでみりんなんて手に入らない!とお嘆きの方は、ぜひこちらをお試しください。

 

⑤鶏肉を切り分けて鍋に戻す

鶏むね肉を1~2cmくらいの幅に切り分けたら、鍋に戻します。

こうすることによって少しでも親肉っぽい食感に近づけたいのと、ダシと鶏肉双方に旨味を加えていきます。

鶏むね肉を加えたら火を止め、スープが冷めるのを待ちましょう。

⑥蕎麦を茹でてダシを張ったら完成!

スープは冷蔵庫で冷たくするのではなく、常温。日本酒の「冷や」と一緒ですね。

蕎麦を茹でて、冷めたダシを張り、鶏肉と干し椎茸、ネギをトッピングしたら完成です!

⑦実食

スープはこのように、澄み切ったスッキリとした味わい。

鶏の旨味がいい感じで染みています。

麺つゆを使うレシピもあるんですが、そうすると普通のおそばとあまり変わらない感じになりそう。

味が薄ければ、塩で調整してください。

蕎麦は「冷たい肉そば」で定番だという「田舎そば」にしました。

本家の蕎麦はもっと太くて『ワシワシ』とした食感だそうですが、こればっかりはバンコクでは手に入らない。

でも、これでも十分に美味しいですよ。

鶏肉と一緒に食べると、さらにいい感じ。

温かい蕎麦にも、そしてもちろん盛りそばにもない、この「冷たい肉そば」の味わい。

初めて食べたけれど、もちろん本場で食べたこともない『なんちゃって』ではあるけれど、気に入りました。

これは確かに、酒のつまみにも良さそうですね。冷たいので蕎麦が伸びずに、ゆっくり食べられるのも酒飲みには嬉しいポイントです。

妻が蕎麦アレルギーなので、中華そばバージョンも作ってみました。

スープの作り方は全く一緒で、麺を変えただけ。

これが結構、美味しいんですよ!

麺は太めのものを使ったので、食感に関して言えばこちらの方が本家に近いかもしれない。

ワシワシ、ガシガシと麺をかき込む快感。

これもスープが冷たいからこそでしょう。

 

山形の「冷たい肉そば」をバンコクで作ってみましたが、個人的には大成功。

これは我が家の定番になりそうです。

いつか本場の「冷たい肉そば」を食べに、山形まで行ってみたいな…。

 

今日もごちそう様でした。