(ALL SEASONS PLACE)
こんにちは,2018年最初の更新になります,タイの晩ごはんです。
1月1日をもって西暦2018年,平成30年と年号が新しくなりました。
当たり前ですね。
でも,タイではちょっと事情が異なります。
タイでは仏暦といって,釈迦が入滅した年を基準とした暦を用いています。
2018年は仏暦(BE:Buddhist calendar)でいうと2561年にあたります。
もちろん,日本でも西暦と元号の平成の両方を使うように,タイでも仏暦だけではなく西暦も用いられているので,日常生活で特に問題となることはないのですが,たまぁにちょっと面倒な時も出てきます。
例えばいつもお世話になっているGoogle検索。
タイでGoogle検索すると,検索結果画面が仏暦で表示されるんです。
2017年の4月15日にアップした当ブログ,「バンコクのソンクランの実態」の記事の日付がBE2560/04/15になっているのがおわかりいただけますか?
まぁこれも気にしなければそれまでとも言えるんですが,例えばレストランなどを紹介した記事やブログを検索した場合,なるべく最新の情報を入手したいですよね?
そんな時に仏暦だといつの記事なのかよく分かんないんです。
そこでこのタイ歴を西暦に変更することにしました。
やり方は簡単です。
最初にGoogleの検索結果画面にある「設定」をクリックします。
PC版だと検索ウィンドウの下に,タブレットやスマホなら左上の三本線のアイコン,もしくは画面下の「設定」をクリックしてください。
その中に「地域の設定」という項目があります。
デフォルトではこの設定が「現在の地域」になっているはずです。
位置情報設定をオンにしているスマホやタブレットだと,現在位置を自動的に特定するため,「現在位置」=タイということになります(もちろん日本にいる人は関係ありませんよ)。
この「現在の地域」で「日本」を選択して,「保存」をクリックすれば完了。
タイ歴が西暦に切り替わりました。
本当にちょっとしたことですが,こうした些細なことの積み重ねが日々の生活を快適にしていくんですよね。
タイ在住で仏暦表示にお困りの方のみ有益な情報ですが,ぜひお役立てください。
では本日の晩ごはんです。
今日はタイ風肉じゃがを作ってみました。
とは言っても特別なレシピはなにもありません。
ダシと調味料をタイのもので応用しただけです。
まず最初にダシを用意しましょう。
今回はタイでも安く安易に購入できる牛骨でダシをとりましたが(この辺についての詳しくは,ぜひ バンコクの激ウマ牛骨ラーメンを再現してみる のトピックを参照ください),面倒くさければポークやチキンの粉末スープの素を使っても大丈夫です。
次にお鍋に油を引き,お肉を炒めます。
肉は牛肉でも豚肉でも鶏肉でもお好みのものを。今回は我が家で定番の食材,豚のスペアリブ を使いました。
お肉に火が通ったら,くし切りにした玉ねぎ,乱切りにした人参,大きめにカットしたジャガイモを入れて炒めます。
野菜にお肉の油と旨味が行き渡ったら,先ほどのダシを具材がヒタヒタになるほど注ぎ,砂糖大さじ1,お酒と味醂の代わりのSiamsato(サイアム・サトー)と醤油代わりのナンプラーを各大さじ2ほど入れ,落し蓋(穴を開けたアルミホイルでもいいですよ)をして火を中火の弱火にして煮ていきます。
途中アクをすくいながらジャガイモに火が通ったら完成です。
仕上げに白滝代わりのセンレック(お米の麺)とパクチーを添えて仕上げましょう。
センレックは一度お湯で戻して,煮汁で軽く煮ると美味しくなります。
これをタイ風肉じゃがというのか,なんちゃってと呼ぶのかは微妙なところですが,なかなか美味しいんですよ。
醤油の代わりにナンプラーを使うので,塩肉じゃがのようなあっさりとした見た目。
でもダシとナンプラーの旨味が十分効いています。
そしておそらく当ブログ初登場(?)のサイアム・サトーもちゃんと自分の役割を果たしています。
サイアム・サトーというのはコンビニでも売っている,かなり甘めのお酒です。
ビールよりも大分安く,庶民的なお酒なのかもしれないのですが,いかんせん甘すぎてそのまま飲むにはちょっと辛い(『つらい』です。『からい』ではありません)。
タイでは味醂も高価なため,甘みの強いこのサイアム・サトーを料理酒兼みりんの代用品として我が家では使っています。
このサイアム・サトーについては別の機会にまた取り上げなくてはいけませんね。
日本の食材と調味料の代わりに,タイで簡単に手に入る物を使っていただくタイ風肉じゃが。
料理でもちょっとした工夫の積み重ねが,新しい味と美味しさをもたらしてくれるのかもしれませんね。
今日もごちそうさまでした。