こんにちは、タイの晩ごはんです。
インターネットの普及によって海外生活は飛躍的に便利になりましたが、プラスαの工夫でさらに楽しく、快適にすることができます。
今回はそんなアイテムの一つ、Chromecast(クロームキャスト)をご紹介したいと思います。
- Chromecastとは?
- ChromecastとアマゾンFire TV Stickの違い
- Chromecast購入の動機
- Chromecastの使い方
- 「Chromecast with Google TV」と「Chromecast(第3世代)」はどっちが良い?
- タイでChromecastはどこで買える?
- まとめ
Chromecastとは?
Chromecastは、Google謹製のメディアストリーミング・デバイス。
端末をTVのHDMI端子に接続すると、PCやスマホで視聴している動画コンテンツなどをTVに転送(キャスト)したり、画面をそのまま複写(ミラーリング)することができます。
例えば、スマホの小さな画面で見ていたYouTubeを、Chromecastを使えばTVの大きな画面で見られるようになるわけです。
要は、Chromecastでできることはスマホ・タブレット、PCで見ていたコンテンツをTVで視聴できるようになる「だけ」です。
ただ、このシンプルな機能によって、私たちの生活がガラリと大きく変わるのです。
ChromecastとアマゾンFire TV Stickの違い
Chromecastと同じコンセプトの商品が、アマゾンのFire TV Stick。
Fire TV StickでもChromecastと同じように、AmazonプライムビデオやNetflix、YouTubeなどの映像コンテンツをテレビの大画面で楽しめるようになります。
Fire TV StickとChromecastの大きな違いは、キャストができるかどうか?という点でしょう。
Fire TV Stickでもミラーリングは可能ですが、キャスト機能はYouTubeアプリなどのごく一部のアプリに限らます。
【ミラーリングとキャストの違い】
- ミラーリング:PCやスマホの画面をそのままTVに転送する
- キャスト:コンテンツの再生は端末自体が行い、PCやスマホはコントローラー的な役割を果たす。
ミラーリングとキャストの違いを簡単に言うと、動画コンテンツをTVで再生しながら、PCやスマホで他の作業ができるか?ということです。
ミラーリングはPCやスマホの画面をそのまんまTVに転送するため、他の作業は同時に行えません。またメールやLINEなどの通知も、TV画面にそのまま表示されます。
一方、キャストでは動画コンテンツなどの再生自体は端末側で行いますから、PCヤマホで他の作業を同時に行なうことが可能となります。
Chromecast購入の動機
私も日本ではFire TV Stickを使っていましたが、今回Chromecastを購入した動機は以下の2つ。
- PCをTVモニターにつなげる手間を省きたい
- PCで作業しながら動画をTVで流したい
これまでタイ・バンコクの自宅で日本のTV番組やアマゾンプライム・ビデオで映画を見るときには、HDMIケーブルでTVとPCを直接つなげていましたが、この手間を省きたい。
Chromecastがあれば、無線でいつでもPC上で再生した動画コンテンツをTVにキャストすることができます。
海外でどうやって日本のTVやアマゾンプライム・ビデオの映画を観るの?という方は、こちらの記事をご覧ください。
まあ、TVにネット動画を流すだけならFire TV Stickでも良いんですが、今回切実だったのが理由②。「PCで作業しながら動画をTVで流したい」です。
私は普段このブログを書いたり、ライターとしての記事を書いたりなどのPC作業中にBGM代わりに日本のTVニュースや動画を流しっぱなしにしているんですが、その方法に頭を悩ませていました。
動画を再生しているウインドウを小さくしてPCの隅っこで表示したり、タブレットで再生したりしていたんですが、どうも上手くいかない。
そこでChromecastを試してみたら、見事にハマったんですね。
Chromecastの使い方
Chromecastの初期設定方法などは、公式サイトなり他にもブログなどで説明しているものがたくさんありますから、そちらをご覧ください。
難しいことは特になにもありません。端末をTVに接続し、スマホに「Google Home」アプリをインストールして、同一Wi-Fi内で接続するだけです。
ここでは、上で述べた利用目的に合わせたChromecastの使い方を説明します。
【動画コンテンツをTVにキャストする】
- Chromecastを接続したTVを立ち上げる
- PCのChromeブラウザで動画を表示させる
- Chromeブラウザの右上にある「︙」をクリックする
- メニューの中の「キャスト」をクリックする
- 「タブをキャスト」の中からChromecastを選択する(表示名は「ダイニングルーム」など事前に指定したものになっているはず)
- 補足:「タブをキャスト」内の「ソース」から「デスクトップをキャスト」をクリックすると、画面全体をミラーリングできる
以上。
勘の良い方はこれだけでお分かりでしょうが、Chromeブラウザで表示できるインターネットコンテンツは全てキャストできることになります。
再生している動画をPCのタブ内で「最大化」すると、コンテンツはTV画面いっぱいに表示されます。しかし、PC上ではそのまんま。ここがChromecastの素晴らしいところですね。
もちろん、ボリューム調整や動画の一時停止・再生などもPC上で操作可能。
日本のTVやHuluなどの動画コンテンツをVPN経由で再生する場合も、始めにPCでVPN接続して動画を表示させれば、あとは上の流れの通りです。
【スマホやタブレットからキャストする】
- YouTubeアプリなど、Chromecast対応アプリを立ち上げる
- 再生画面内のキャストアイコンをタップする
これだけ。
普段、スマホの小さな画面でYouTubeなどの動画を視聴している方は、ぜひ一度Chromecastを使ってTVの大画面で見てみてください。大げさではなく、世界が変わりますよ。
スマホの画面全体をミラーリングしたい場合は、「Google Home」アプリを立ち上げ、キャストを選択してください。
ちなみに、PCで動画などをキャストしている場合でも、スマホでボリューム調整、一時停止などの操作が可能です。便利ですよね。
「Chromecast with Google TV」と「Chromecast(第3世代)」はどっちが良い?
2021年現在、従来モデルの最新型であるChromecast第3世代と、リモコンが付属する「Chromecast with Google TV」の2モデルが販売されています。
従来モデルからのwith Google TVの大きな違いは以下の通り。
- 4K HDRに対応
- 音声リモコンが付属
画質については置いておいて、音声リモコンが付属することによって、with Google TVではChromecast単体で動作できるようになりました。
つまり、PCやスマホからキャストしなくても、単独でYouTubeアプリなどをTVで表示できるわけですね。
アマゾンのFire TV Stickに近づかせた、と言うこともできます。
もちろん、従来どおりのPCやスマホからのキャスト機能も利用可能。
では、このwith Google TVと第三世代ではどちらが良いでしょうか?
もちろんユーザーが何を求めるかによりますが、今回紹介したような目的なら第3世代で十分です。むしろリモコンは不要。価格差も2,000円ちょっとありますしね。
PCやスマホから画面をキャストしたい「だけ」なら、第三世代で問題ないと思います。
一方でYoutubeやNetflix、Huluなどの動画をTVで再生したい「だけ」なら、いちいちPCやスマホで操作しなくてもいいwith Google TVの方が良いかもしれませんが、単独で動作させる場合はVPN接続ができなくて、YouTubeはともかく、NetfilixやHuluなどは海外からではコンテンツの再生はできないんじゃないですかねぇ…。この辺は未検証ですので、ご存じの方はコメント欄でお知らせいただけると幸いです。
タイでChromecastはどこで買える?
日本ではGoogle公式サイトや家電量販店、Softbankショップなどで購入できるChromecastですが、ここタイではどうでしょうか?
結論から言うと、LazadaやShopeeなどのECショップでの購入がおすすめです。
というか、街なかのショップではどこも売っていない。
我が家の近くのショッピングモール内にある家電量販店やPCショップ、携帯屋さん、AISショップ(正規代理店っぽい)も全て回ったのですが、どこも取り扱ってないんですね…。
それで結局Lazadaで購入したのですが、その場合も注意が必要。
というのも、Lazada上ではChromecastのパチもんの販売が横行しているんです(Chromecastだけに限りませんが)。
例えば、これ。
Chromecastと表示されていますが、よく見てください。端末の中心のデザインが本物とは異なります。
こちらが正規品。
上のパチモノは第二世代のデザインに似せていますが、それでもやっぱり違う。
値段が安すぎるのも怪しいですね。
日本のGoogleストアでの販売価格は5,072円。バーツだと1,500Bほどになります。
調べてみると、このパチモノは「ミラーキャスト」という製品のようで、ミラーリングこそこなせるようですが、肝心のキャストはできない模様。レビューを見ても、低評価ばかりでした。クズ商品ですね。
ほかにもこんなものも。
こちらは一見、本物のように見えますが、ロゴが「G」ではなく「C」になっている!
価格も正規品を遥かに上回る2,864B(≒¥10,000)からディスカウントして1,516Bにしているのが怪しすぎる。
こちらはレビューが全くついていませんでした。
このように、LazadaではChromecastの偽物が多数販売されています。
正規品を見極めるためには、適正価格であること、ロゴなどのデザインを確かめること、レビューで高評価が多数ついているかどうかなどをしっかりと確認してください。
まとめ
ChromecastはPCやスマホの動画コンテンツなどをTVに表示させながら、同時にPCで作業もできる、PCで仕事をしている人にはもってこいの製品。
また、家具や家電がそろっているタイのコンドミニアムで暮らしていながらも、TVだけは宝の持ち腐れになっている人も、ChromecastがあればYouTubeなどの動画をTVの大きな画面で見られます。
たったそれだけのことで、海外生活のQOL クオリティ・オブ・ライフ)が格段に向上するため、絶対におすすめ。
ぜひChromecastを活用して、デスクワークや海外生活に潤いをもたらしてください!