タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

これぞジャパン・クオリティ!バンコクのスシローに行ってきた

はてな読者登録をする

f:id:dctyk:20210422114446j:plain

こんにちは、タイの晩ごはんです。

海外生活をしていて日本を恋しく感じるのは、やはりお寿司。

もちろんバンコクにもお寿司屋さんはありますが、日本よりも高くついてしまうのでなかなか気軽に通えません。

そんな寿司難民を救うべく(?)、スシローのタイ1号店が3月31日にオープンしました。

場所はバンコクの中心地にある、セントラル・ワールドの7階。レストランフロアーの一角にかなりのスペースを確保しています。

 

f:id:dctyk:20210422115109j:plain

 

オープンから連日の大盛況で、土日は数時間待ちというバンコクのスシロー。

事前にアプリで予約していくことをお勧めします。

我々が訪れたのは平日のお昼前でしたが、すでに何組も入り口で受け付けをして待機中。

予約していた私たちは、スマホアプリの予約票を見せるとすぐに席に案内していただきました。

 

広いフロア内はやはり満席。

フロアで働くスタッフは見たところ全員タイ人でしたが、ある程度の日本語で説明をしてもらえます。この辺の教育とオペレーションはさすが大企業ですね。

テーブルや什器、お寿司を乗せるレーン周りなどはもうまんま日本と同じ。タッチパネルでの注文もタイ語、日本語、英語、中国語に対応しています。

 

バンコクのスシローの値段設定は以下の通り。

  • 赤皿:40B(≒¥140)
  • 銀皿:60B(≒¥210)
  • 金皿:80B(≒¥280)
  • 黒皿:120B(≒¥420)

日本とほぼ変わらない値段設定で提供しているのは、単純にすごいと思います。

後は肝心のお寿司のクオリティ。

今回、我々がいただいたお寿司を列挙していきましょう。

 

まずはイカ・タコ系。

 

f:id:dctyk:20210422120733j:plain

 

イカは個人的には醤油よりも塩でいただいた方が美味しいと思うんですが、バンコクのスシローではレーンにワサビと塩もしっかり回っていました。

 

f:id:dctyk:20210422121124j:plain

 

姿ヤリイカイカはねっとりとした食感と甘味があって美味。

 

f:id:dctyk:20210422121619j:plain

 

大好物のミズダコです。ただ、バンコクのスシローはミズダコが赤皿(40B)なのに、蒸しダコは銀皿(60B)なんですよね。タイはタコが高級品だからかもしれませんが、それならミズダコ一択でしょう。

 

続いて光り物系。

 

f:id:dctyk:20210422121939j:plain

 

アジはおろしショウガが乗っているものと、このようにプレーンと2種類用意されていました。

 

f:id:dctyk:20210422122037j:plain

 

イワシもピカピカしていて鮮度もバッチリ。

タイでこんなに美味しいアジやイワシのお寿司を、この値段で食べられることに感動です。

 

f:id:dctyk:20210422122239j:plain

 

しめ鯖も程よい締め加減で、食感もフワフワ。

 

この時期に美味しい貝類もいってみましょう。

 

f:id:dctyk:20210422122349j:plain

 

ホッキ貝。プリプリの食感が嬉しい。

 

f:id:dctyk:20210422122522j:plain

 

金皿(80B)の赤貝。

江戸前鮨でも高級ネタの赤貝ですが、回転寿司で使われるのは本来の「赤玉」ではなく、「サルボウ貝」や「サトウ貝」などの別種です。とはいっても、よほど食べ慣れていないと見分けるのは困難。かくいう自分も自信がない…。

ただ、この赤貝はなかなかに美味しかった。もしかしてタイで赤玉が取れる?いやいやまさか…。

 

写真を取り忘れてしまったのですが、ホタテも肉厚で妻が喜んで平らげていました。

 

続いては回転寿司の王様、マグロです。

 

f:id:dctyk:20210422124328j:plain

 

まずは赤身。

何でも、回転寿司で一番コスパが良い(原価率が高い)のはマグロなんだそうですね。

タイで食べてもマグロはうまい!

 

f:id:dctyk:20210422124503j:plain

 

寿司ネタとしては赤身より好きなのが、漬けマグロ。マグロの旨味がぎゅっと凝縮されています。

 

f:id:dctyk:20210422124545j:plain

 

ただ、今日の目玉はやはりこの大トロでしょう!

なんと、1号店オープン記念として、4月末まで大トロ(一貫)が赤皿の40B!

個人的には大トロよりも中トロのほうが好きなんですが、同じ一貫の中トロが金皿で倍の80Bなら、ここは当然、大トロをいただくべきでしょう(本来は黒皿の120B)。

口の中に入れた瞬間、身が溶けていく…。

これなら、ひたすら大トロだけ食べてたら良いんじゃない?とも思えるほどの衝撃のプロモーション。

まだ時間があるので、大トロ好きはぜひこの機会にバンコクのスシローへGO!

 

軍艦巻もいっておきましょう。

 

f:id:dctyk:20210422125246j:plain

 

絶対に美味しいネギトロ巻。間違いありません。

 

f:id:dctyk:20210422125319j:plain

 

山かけマグロ巻。そして…

 

f:id:dctyk:20210422125345j:plain

 

タコワサ巻。

この辺は、寿司として食べるのではなく、上のネタだけつまんでお酒のアテにしても最高…。

ただし4月22日現在、バンコクはコロナ拡大のため、飲食店でのアルコール提供が禁止されています…。

 

その他のネタとしては、

 

f:id:dctyk:20210422125530j:plain

 

こちらの赤エビは身も大きく、プリプリで甘みも強くて最高でしたね。

 

f:id:dctyk:20210422133257j:plain

 

エンガワです。

平目の縁側ではなく、「カラスガレイ」などの魚の縁側であることは十分に承知しているのですが、それでもやっぱり頼んでしまう。

平目の縁側のようなスッキリとしたものではなく、コッテリとした味わいですが、それはそれで美味しいですよね。

 

f:id:dctyk:20210422125603j:plain

 

泣く子も黙る、ふわとろ煮穴子の一本巻。

もうこれは、ネタだけチビチビつまんでお酒のアテに…(以下略)

 

この他に、写真を取り忘れてしまった真鯛(80B)も美味しかったな。

回転寿司で大人気のサーモンも、炙りやチーズなど多く揃えていましたし、これまたタイ人大好きのエビも、パクチー乗せなどオリジナルネタが用意されていました。

 

この日は久しぶりのお寿司ということで二人して夢中で食べたこともあり、合計で約5,000円ほど。VATは込み。10%のサービスチャージが乗っかります。

日本で食べるよりも若干割高にはなりますが、何しろタイ・バンコクで日本と同じクオリティのお寿司が食べられることにただただ驚嘆。

スシローでお寿司をいただいていると、タイにいるのに圧倒的なホーム感を味わえるのも、我々在タイ日本人には魅力の一つかも。

このレベルのお寿司をこの値段でいただけるなら、日本に帰る必要性さえ感じなくなりそうです。

 

スシローの出店は、タイにおける回転寿司の有様を一変させるほどのインパクトを放っています。

今後さらに店舗数を拡大していくそうですので、非常に楽しみ。

 

これぞまさにジャパン・クオリティ!というものを久々に実感できたスシロー。

リピート確定は間違いなしですね。

 

今日もごちそう様でした。