こんにちは、タイの晩ごはんです。
液晶テレビの音に物足りなさを感じるとき、簡単に音質を改善できるのがサウンドバーです。
サウンドバーのほとんどはTVと接続するだけなので面倒なセットアップも不要ですし、お値段もプチプライスから高級モデルまで幅も広いので、自分に合ったものを見つけることができるでしょう。
とはいえ商品ラインナップが豊富ということは、どれを選んで良いのか分からないという悩みと背中合わせ。
そこで今回は、値段も手頃で初めてのサウンドバーにも最適な「Funlogy Soundbar」をレビューします。
特にAmazonのスマートスピーカー「Echo Dot」と比較しながら、Funlogy Soundbarの実力を探っていきたいと思います。
Funlogy Soundbarとは
Funlogy(ファンロジー)は、手頃で高品質なスピーカーやプロジェクターを製造・販売している日本企業です。
そのFunlogyの最新サウンドバーが、Funlogy Soundbar。
前モデルである「FunLogy SOUND3」に続いて、国内最大級のオーディオビデオビジュアルアワード、「VGP2024」でサウンドバータイプTV用オーディオ部門賞(2万円未満)を受賞しています。
Funlogy Soundbar購入の動機
私が今回Funlogy Soundbarを購入した主な動機は、以下のようなものです。
- 値段が1万円程度と手頃
- コンパクトなボディ
- VGP2024で評価されている
- Bluetooth接続が可能
値段の割にはいい音で鳴ってくるのではないのか?という期待が、一番の理由。
そしてBluetooth接続ができるのもマストでした。
Funlogy SoundbarをTVに接続する方法は、以下の通り。
- HDMIケーブル
- 光デジタル端子
- AUX端子
- Bluetooth
今どきのTVはHDMI端子が必ずついているので、通常はHDMIケーブルで接続するので問題ありません。我が家でもTVへはHDMIケーブルで接続しています。
ただ、ウチはプロジェクターも利用しているので、Bluetooth接続は必須なのです。その点でもFunlogy Soundbarは都合が良かった。
Echo Dotではなぜダメなのか?
実は我が家では、Amazonのステレオスピーカー「Echo Dot」でTVの音を流していました。
Echo Dotについては、ぜひこちらもご覧ください。
Echo Dotの価格は8,000円ほどですが、Amazonセールなどの際には最大半額ほどに割り引かれます。我が家でもEcho Dotは2台ともセール時に購入したので、価格的にはEcho DotとFunlogy Soundbarを比較できることになります。
ではなぜ、Echo Dotがあるにも関わらず、あえてFunlogy Soundbarを購入したのか?
その最大の理由が、Echo Dotでは他デバイスからのステレオ出力ができないという点です。
これは上のデメリットにも書いてあることなのですが、Echo Dotを2台ステレオペアにしても、例えばTVのサウンドは1台のEcho Dotからしか出てこないのです。
これは、かなり痛い。
またFunlogy Soundbarでは、TVを立ち上げてから音が出るまでのプロセスもずっとシンプルになりました。
ちなみに我が家のEcho Dotは下のアイテムを使って、TVやエアコンなども音声で操作できるようにしています。
Echo Dotの場合
- 「Alexa、TVをつけて」:TVスイッチオン
- 「Alexa、Bluetooth接続して」:TVとEcho dotを接続
- 「Alexa、”右”をオンして」:コマンド登録でTV側を操作。TVの音声出力をBluetoothにする
Funlogy Soundbarの場合
- 「Alexa、TVをつけて」:TVと同時にFunlogy Soundbarが起動し、準備完了
付属のHDMIケーブルでFunlogy SoundbarとTVのARC対応HDMI端子(最近のTVはみんなついている)をつなげれば、TVの電源が入ると同時にFunlogy Soundbarの電源も入りますし、TVを消せばFunlogy Soundbarの電源も落ちます。
Echo Dotも声だけで操作できるのは便利なのですが、3ステップかかるところをたったの1ステップで完了。楽すぎる。
もちろんEcho DotでTVの音声操作ができない場合でも、TVのリモコンでスイッチのON/OFFで同じ結果が得られます。
Funlogy Soundbarのサウンドクオリティは?
では最も気になるFunlogy Soundbarのサウンドのクオリティですが、それぞれのシーンごとにEcho Dotと聴き比べた結果(あくまでも個人の感想)をお知らせします。
TV視聴時
- Funlogy Soundbar:明らかに音質がアップしている。我が家の液晶TV(LG製)の薄っぺらい音では何を視聴していても頭が痛くなってくるが、Funlogy Soundbarでは満足できるクオリティ。ちなみに公式HPでは「映画館の迫力を、あなたのリビングへ」と謳っているが、これは明らかな誇大広告。実際に自分も以前は5.1chサラウンドシステムを使っていたが、そこまでは到底及ばない。ただし、1万円前後という値段を考えると、十分に満足できるレベル。もっとハイクオリティなサウンドを求めるのであれば、もっと高いサウンドバーを購入すべし。
- Echo Dot:これはこれで液晶TVよりだいぶマシになるのだが、Funlogy Soundbarと比べるとどうしても劣ってしまう。これがやはりモノクロの限界か。ちなみにEcho Dotでも対応するFire TVスティックと組み合わせれば、ステレオでのホームシアターを実現できるらしい。しかし我が家の環境ではではFire TVスティックではなく、Chromecast(クロームキャスト)ではなくてはならないため、残念ながら試すには至っていない。
映画視聴時
- Funlogy Soundbar:Bluetoothで接続しても音の遅延は発生せずに、快適に視聴できる。音の迫力もまあまあ。我が家のような狭いリビングでかつ集合住宅であれば、これ以上の音を出しても近所迷惑になってしまう恐れがあるため、やはりこれくらいで十分なのかも。それよりもおすすめなのが、ライブ映像。正直、音の良さにビビってしまった。これは値段をはるかに超えたクオリティ。ライブ映像を良く視る人にはFunlogy Soundbarは本当におすすめ。
- Echo Dot:Echo DotでBluetooth接続すると、音の遅延が生じることがある。放っておけばそのうち収まるので問題ないが、気にする人は気になるかも。映画視聴時も当然ステレオでは鳴ってくれないので、Funlogy Soundbarの勝ち。
音楽鑑賞時
- Funlogy Soundbar:PCとBluetooth接続し、Amazon Musicでテイラースイフトの「willow」を聞いてみた。ボーカルの音が際立っているのが第一印象。低温の迫力はそれほどでもないが、ギターの細やかなな表現もしっかり再生されている。正直、音楽再生用としてはあまり期待していなかったが、思った以上に頑張っている印象。クラシックはちょっと厳しいが、サウンドバーでクラシックを聞こうという人もいないと思うので、良しとする。
- Echo Dot:音楽ならばステレオ再生できるので、ようやくEcho Dotの本領を発揮できる。同じくwillowを聞いてみたが、Funlogy Soundbarよりも自然な音の鳴り方。フラットに鳴ってくれるので、BGMとして聞くのには最適。音質も個人的にはEcho Dotの方が好き。そして何よりも、やはり声だけで再生できるのが便利すぎる。音楽を聞くためのハードルが下がって、生活を潤してくれます。
まとめ
値段を考えると、Funlogy Soundbarは満足できる仕上がりで、購入して正解でした。
私のように手頃な値段でTVの音を改善したいと考えている人には、しっかりおすすめできる製品です。
一方のEcho Dotですが、他デバイスからのステレオ出力ができないのが痛すぎる。正直これさえ問題なければ、Funlogy Soundbarも購入していなかったと思います。
Amazonさん、お願いだから今からでも修正してくれませんか…。
もしもFunlogy SoundbarとEcho Dotのどちらを買うか悩んでいる人がいたら(少数だと思いますが)、TV視聴メインならFunlogy Soundbarを、音楽鑑賞メインならEcho Dot(2台)をおすすめします。
ただ、Echo Dotにスマートリモコンを組み合わせてTVやエアコンを音声操作できるのは便利すぎるので、我が家のようにFunlogy SoundbarとEcho Dotを両方揃えても後悔することは全く無いと思います。
それはともかく、Funlogy Soundbarは1万円前後で購入できてTV周りの音響をグッと良くしてくれるお値打ちのサウンドバーです。
どのサウンドバーを購入しようか悩んでいる人は、ぜひ参考になさってください!