タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

新玉ねぎの皮で出汁を取ったオニオンスープの作り方

はてな読者登録をする

こんにちは、タイの晩ごはんです。

春の楽しみな食材の一つが、新玉ねぎ。

サラダにするのはもちろん、煮ても焼いても爽やかな甘味が食欲を刺激します。

そんな新玉ねぎの皮で出汁が取れる!というので、ホントかな?と半信半疑ながら試してみました。

こちらが、タイのローカルスーパーに並ぶ新玉ねぎ。

タイにも新玉ねぎってあるのね…と感心していたら、なんと日本にも輸出しているんだそうです。

知らないうちに日本で食べていたかもしれないタイの新玉ねぎに、地元で再会という形になりました。

新玉ねぎの皮で出汁を取るのは、とっても簡単。

玉ねぎを丸ごと表面を洗ったら、表面の皮とその下の薄皮を水につけ、そのまま放置するだけ。

これは新玉ねぎ3個分ですが、一度にそんなに使わない場合は皮だけ取っておいて、たまったところで出汁を取るのがおすすめです。

このままラップをして、常温で放置。

一晩たつと、このようにきれいに澄んだ出汁が取れました。

水で取るのと、お湯で取るのと両方で試したんですが、水で十分でしたね。

この出汁で作る料理といえば、やはりオニオンスープでしょう!

鍋にバターをしいて、ごく薄切りにした新玉ねぎ1個分を中火~弱火で炒めていきます。

全体的に飴色になったら、先ほどの出汁を加え、塩・胡椒で味を整えたら完成!

塩・胡椒だけで味付けしたとは思えない、柔らかでしみじみとした味わい。

本当に美味しい。

これはやはり、出汁が良いからに他なりません。

玉ねぎの皮で出汁が取れるなんて最初はちょっと信じられなかったのですが、これはかなり使えそうです。

というわけで、他の料理にも試してみました。

大根と鶏ひき肉のそぼろあんかけ。

普段は和風だしを使うところを、新玉ねぎの出汁で作ってみました。

大根を下茹でし、酒、砂糖、薄口醤油で味付けした新玉ねぎの出汁に鶏ひき肉と一緒に加えます。

弱火でクツクツと煮て、大根に味が染みたら水溶き片栗粉で全体をまとめましょう。

見た目は和風ですが、和でもない、ましてや中華でもない不思議な味わい。でもしっかり美味しい。これは新しい料理の世界が開けたような感覚です。

こちらは、豆腐の海苔あんかけ。

新玉ねぎの出汁に海苔の佃煮を加えただけのものですが、これも新玉ねぎの出汁が良いので病みつきになる味わい。

つくづく、出汁さえ上手に取れれば簡単に美味しい料理が作れるんだな。ということを再認識できました。

 

普段は捨てる新玉ねぎの皮を水につけるだけでこんなに美味しい出汁が取れるとは、まさに目からウロコ。

ただ難点なのは、新玉ねぎの時期しか食べられないということでしょうか…。

皆さんも新玉ねぎが手に入るウチに、ぜひ一度お試しください!

 

今日もごちそうさまでした。