こんにちは、タイの晩ごはんです。
日本でもすっかりおなじみとなった、パクチー。
ここタイでは、当然ながら新鮮なパクチーを安く買うことができます。
我が家でもサラダや和物などに使っていますが、せっかくなのでもっと美味しく、大量に食べられないか?とたどり着いたのが、このパクチー鍋。
今回はそのパクチー鍋の作り方をご紹介しましょう。
パクチーはセリ科なので、イメージ的にはせり鍋を作る要領です。
今回使ったパクチーは二束。
これで38B(≒¥150)。やっぱり安いですよね。
まずはこのパクチーの根っこを使って、ダシを取っていきます。
トムヤムクンを始め、タイ料理のベースとなるのが、パクチーの根っこ。
タイではパクチーの葉っぱの部分よりも、むしろ根っこのほうが大事にされています。単価も、根っこのほうが高いんですよ。
パクチーの根っこのダシの取り方は、こちらをご覧ください。
ダシが取れたら、砂糖と酒、醤油で味付け。
好みの具材を加えたら、パクチーの葉っぱの部分を加えましょう。
鍋からはみ出さんばかりのパクチー。
この日のパクチー以外の具材は、鶏肉、肉団子、もやし、玉ねぎ、えのき、椎茸、豆腐といったあたり。どれもタイで気軽に買えるものばかりです。
鍋なので、なんでも自分の好きな具材を入れてください。
火の入りにくいものから順番に入れていって、パクチーは一番最後。フタをして、パクチーにも火が入ったら完成です。あ、そうそう、ダシを取った根っこも加えてくださいね。せり鍋も根っこが一番美味しいのです。
山盛りのパクチーも、火が入るとこのとおり。
我が家では、もみじおろしと一緒にいただきます。
もみじおろしは、このように大根に穴を開けて、種を取り除いた赤唐辛子を詰めます。大根と唐辛子が馴染むまで10分ほど置いたり、あとはそのままおろすだけ。もみじおろしがあると、鍋の味がぐっと引き締まります。
では、いただきましょう。
じっくり火を通したパクチーはあの独特の香りも飛んでいて、普通に上品な野菜のような味わい。
むしろセリよりも穏やかなほど?これは正直、びっくりです。
そして何よりこのスープ!
パクチーの根っこで取ったダシは、これが本当に元はパクチーなの?と驚くほど深い味わいで、日本風の味付けにもバッチリ合います。
あれほどあったパクチーも、あっという間にペロリと完食。
我が家の定番鍋となることが確定しました。
日本ではなかなか山盛りのパクチーを食べるのは難しいかもしれませんが、このパクチー鍋ならバクバクと文字通り、貪るようにパクチーが食べられます。
タイ在住者なら気軽にパクチーを買えるので、ぜひ一度お試しください。
今日もごちそうさまでした。