
こんにちは、タイの晩ご飯です。
2025年も早いもので、もう大晦日。明日からは2026年です。
タイがらみで今年インパクトの大きかった出来事といえば、やはり地震とタイバーツの高騰でしょうか。
2025年にミャンマーで起きた地震は、タイにも大きな影響を及ぼしました。
震度自体は大したことなかったのですが、タイ人が地震に慣れていないこと、そしてなにより建築中のビルが崩壊したことによって、日本でも大きなニュースとなりました。
これが、上半期最大のニュース。
そして下半期の最もショッキングな話題が、1Bが5円を突破したことでしょう。

このチャートにある通り、12月19日に1Bが5.0円を突破。
これは、タイに住む日本人にとって衝撃的でした。

私たち夫婦がタイに移住した2017年の時点では、1B=3.2~3.5円。それがしばらく続いていたんです。
ところが、2022年頃からバーツは右肩上がりで上昇。
2023年に1B=4円を突破した驚きも冷めやらぬうちに、一気に5円時代を迎えてしまいました。
これはタイで駐在員として働いている人や、私たちのように円で収入を得ているフリーランス、また旅行客の懐にモロに直撃します。
何しろ、1B=3.2円時代には1万円をバーツに両替すると3000Bになっていたのが、今は2,000Bにしかなりません。
1,000Bが消えて無くなってしまったんです。
タイで買うもの全てが、1.5倍になっている計算です。
これで日本円でもらえる収入(所得)も1.5倍になっていれば、問題はないのですがねぇ…。
2026年の円/バーツ相場はどうなる?
ここ最近の急激なバーツ高は、実はタイにとってもあまりいい話ではありません。
何しろタイは輸出しているものは少なく、観光業が大きな経済の柱なので、バーツ高になって良いことはあまりない。観光客が来なくなってしまうダメージの方が大きいのです。
日本でも最近は行き過ぎた円安を懸念して、なんとか円高に持っていこうとしているようですが、こればっかりは誰にも分かりません。
というのも、ほとんどの国は為替をコントロールすることができないからです。
これを「国際金融のトリレンマ(または政策の三すくみ)」と言います。
国際金融に関して、国が取れる基本的な政策は、次の3つ。
- 自由な資本移動(国境を越えたお金の出入りの自由)
- 固定相場制(為替相場の安定)
- 独立した金融政策(自国の景気に合わせた金利調整)
この3つを全て同時に成立させることは出来ない。一つは必ず諦めなければならないというのが国際金融のトリレンマ。経済学の大原則です。

こうした中でほとんどの国は一番マシな方法、つまり固定相場制を捨てて、通貨レートは日々刻々と変化する「変動相場制」を導入しているわけです。
そのため、国が相場をコントロールすることは、基本的にできません。だって、それを諦めたんだもの。
よくTVのコメンテーター等が「〇〇をすれば円高になる」と言いますが、あんなのは全部デタラメです。
実際に最近、日銀が利上げに踏み切りましたが、円安は進んでいるでしょう?為替って誰もコントロールできないんですよ。
もちろん、利上げなどをした結果、円高になることはあります。
でもそれは、あくまでも結果にすぎません。バクチみたいなもん。
なので、2026年にバーツ高が収まるのか。円高に進むのか?
これは誰にも分からないんです。
上であげた画像は、井上純一著の「キミのお金はどこに消えるのか」からのスクショ。
このマンガは、「お金」の本質について分かりやすく解説しています。
特に国債が日本国民の資産という「事実」は、目からウロコ。
これを読む前と後とでは、ニュースを見る目が変わるので、本当にオススメ。
2026年の為替についての見通しは決して明るくはありませんが、それでも前を向いて生きていくしかない。
タイに住む日本人の皆さん、2026年も頑張っていきましょう!



