こんにちは,タイの晩ごはんです。
いつもお世話になっているBTSエカマイ駅に直結のモール,Gateway。時折催し物が行われていてます。以前はレトロゲームのイベントがありましたが,今日は縁日をやっていました。
駅前のモールでなぜ縁日?という疑問は浮かびますが,まあそこはそれぞれの事情があるのでしょう。実際,普段通い慣れた場所も縁日の装いだとちょっとウキウキしますよね。
正面入口前にはお手製のメリーゴーラウンドが。
ミツバチハッチ風の顔がちょっと怖いですが,子どもたちが楽しそうに遊んでいます。
ミニ観覧車までありました。
欧米の移動遊園地のように,こうやって大掛かりな仕掛けも持ち込むんですね。
などと色々と見ていると…
謎の屋台が!
えーっと,これは一体何なんでしょうか…
親子連れやカップルで賑わう縁日の中心部分に突如現れる謎の屋台。屋台?これも??
大きな桶の上にお姉さんが笑顔で腰掛けています。
ちょっといかがわしい気配が漂っていますが,まさかねぇ。繰り返しますが縁日ですよ?ここ。
謎が膨らむばかりなので,どういうことなのかもう少し様子を伺ってみることにしました。
しばらくすると,若いお兄さんが何やら挑戦しはじめます。
係の人からボールを受け取って,お姉さんの横にある丸い小さな的めがけて投げ始めました。
あ,的にボールを当てるゲームなんですね。
当たると何か景品でももらえるんでしょうか。でもお姉さんの意味は?
一球目は外してしまったお兄さんですが,二球目でみごと命中!
すると…
お姉さんが座っている台の真ん中が突然割れて…
水が張ってある桶の中に落ちてしまいました。
周りの人たちはその様子を見てオオウケ。
お姉さんは若干照れ笑いしつつも,何事もなかったかのように元の位置に戻ります。
すると3つある持ち玉の三球目も見事に命中させたお兄さん。哀れ再度落ちてしまうお姉さん。拍手喝采の観客。
二回も的を命中させたお兄さんはお菓子を沢山もらって笑顔で去っていきました。
このお兄さんのような男性だけではなくて,女性や小さな女の子もこのゲームを楽しんでいます。
う~ん,これで一応謎は解けましたが,何ともシュールな屋台ですね。
調べてみるとタイではわりとポピュラーな出し物なんだとか。
普段の買い物のつもりが,思いがけずタイのディープな部分を垣間見たような気がします。
これも一種の異文化コミュニケーションでしょうか。
というわけで,今日の晩ごはんです。
ビックリするような縁日を一通り見た後,いつものようにMax Valuで買った食材で夕食を整えました。
まずはこちら。
一見普通のコーンサラダですが,今日のはちょっと違います。
以前訪ねたローカルレストランで頂いたソムタムコーンを再現してみました。
作り方は,ボールに包丁の刃で潰した後に細かく刻んだニンニク,刻んだ青唐辛子,砂糖,お酢,ナンプラー,トマト,ライムの搾り汁を混ぜ合わせたドレッシングの中にトウモコロシとレタスを入れてざっくりかき回して完成です。
臼とすりこ木で材料をトントンと軽く突いて潰しながら仕上げるのが正式な作り方(ソムタムのソムは“酸っぱい”,タムは“突く”という意味)で,ソースもピーナッツや干しエビなども加えるんですが,これでも十分美味しいです。
これなら日本でも作れますしね。
ぜひお試しください。なんちゃってソムタムコーン。美味しいですよ。
こちらは豚肉のソテー。
塩コショウをして,片栗粉をまぶした後,弱火でじっくりじっくり焼き上げました。
本当に単純な料理ですが,これが美味しいんです。豚肉が美味しいからこそ出来る味。これで豚肉はタイムセールの半額で20B(≒¥64)ですからね。安くて美味しい。万歳の味です。
刺身用の鮪の切り落としが安かった(79B≒¥253)ので,ヅケにしてみました。
美味しいですよね,鮪の赤身のヅケ。
作り方は人によって様々ですが,我が家のヅケは醤油3:味醂1:酒1の割合の漬け汁に鮪を30分ほど漬け込むだけ。調味料の割合は適当でも美味しく出来ます。
筋っぽい鮪もこうしてヅケにすると美味しく頂けます。
そして本当の筋はマグロステーキにしてみました。
切り落としの筋の部分をさらに切り離して,赤身と一緒に漬け汁に漬けたものをフライパンでさっと炙っただけですが,これが美味しい!
火を通すことによって筋も全く気にならず,あらかじめ漬け込んだことで鮪の旨みも凝縮されて,たまらない美味しさです。
今日の料理の中でピカイチの一皿ですね。
ちょっとニンニクを効かせたり,一味唐辛子をふっても美味しいと思います。
ご飯のおかずにもお酒のつまみにも最高ですよ。
今日はタイの意外な一面を覗いてしまいましたが,結果的に美味しい一日でした。
これからもタイの色々な面に遭遇しそうですね。
今日もごちそうさまでした。。