こんにちは、ハイボールにはトリスが一番だと信じてやまないタイの晩ごはんです。
ハイボールにはトリスでいいんですが、チビチビとやるにはやっぱり良いウイスキーが欲しいですよね。
そんな中、サントリーがウイスキーを値上げするというニュースが飛び込んできました。
こりゃまずい、ということであわててマッカランを購入。
アマゾンでポチったのは、「ザ・マッカラン 12年 シェリーオーク・カスク」です。
マッカランといえば、泣く子も黙るスコッチ・ウィスキーの王様。
そもそも、自分の商品に定冠詞の"The"をつける心意気がすごいですよね。この場合は、「”あの”マッカラン」という感じでしょうか。ビートルズも正確には"The Beatles"。泣く子も黙るビートルズ。子供は飲んじゃいけないマッカラン。
「シェリーオーク・カスク」というのは、マッカラン自慢のシェリー樽で熟成させたものだということ。
ウイスキーは蒸溜したては無色透明。それを樽で寝かせることによって、独特の風味が醸し出されるわけです。
マッカランは年数はもちろんのこと、どの樽で熟成させたかによって味わいが大きく異なります。でも、やっぱりこのシェリーオーク・カスクが王道かなぁ…。
と偉そうなことを言っても、実はマッカランを飲むのはすごい久しぶり。
庶民にとって、なかなか気軽に手は伸ばせないですよね。
そんな久々のマッカラン。
ウイスキーはストレートだと度数が高すぎて、香りも味も開きません。氷かお水でちょうど1:1くらいにするのがおすすめ。
今回はオン・ザ・ロックで香りをまろやかにしたところで、口に含みます。
…。
なにこれ?
いや、もちろんマッカランなんだけど…
美味い。
いや、美味しすぎるんですけど!
マッカランって、こんなに美味しかったっけ?
まず始めにスコッチ独特のピートの香りが鼻孔を刺激して、口の中に含むとさらに複雑な香りが広がります。
味わいはどこまでも深く、そして潔い。
飲み込むのがもったいほどですが、観念して喉の奥に流し込むと、後には甘さが漂い残ります。
上質のルビーかサファイアを液体にすると、こんな味わいになるんじゃないでしょうか?
本当に、しみじみと美味しい。
なんか、この美味しさを説明するのが馬鹿らしくなるほど、ただただ美味いですね。
マッカランの味自体は昔から変わらないはず。若い頃はこのマッカランの美味しさが十分に理解できなかったのでしょう。歳を取るのも悪くないね。
今回購入した「ザ・マッカラン 12年 シェリーオーク・カスク」は、アマゾンで7,267円でした。
今はどうなっているかというと、このページでは8,712円。やっぱり値上げしていますね。
ただウイスキーはワインと違って、空けても飲み切る必要はありません。
ゆっくり、時間をかけて飲めるので、良いウイスキーほど実はコスパが良いのかも。
長い冬の夜を、マッカランを嗜みながら過ごす。そんな贅沢な時間もたまには良いのではないでしょうか。
今日もごちそうさまでした。