タイの晩ごはん

日本での仕事を辞めてタイに移住。ライターとして生計を立てています。非駐在日本人夫婦の生活をご覧ください。

ゲオの格安ノイキャン機能搭載ワイヤレスイヤホン「HT03」の実力は?

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こんにちは、飛行機での移動中の騒音にいつも頭を悩ませている、タイの晩ごはんです。

機内では映画を見るにも寝るにもしても、やはり飛行機のエンジン音が気になってしまうんですよね。

その解決策になるか?と以前から目をつけていたのが、「ノイキャン」こと「ノイズキャンセリング」機能を搭載したイヤホン。しかしノイキャン機能搭載のワイヤレスイヤホンは安くても1万円~ほどするため、なかなか気軽に試せない。買ってみてイマイチだと目も当てられないですからね。

しかしそんな中、あのゲオがなんと税込みで4,378円というノイキャン搭載ワイヤレスイヤホンを販売したという話が飛び込んできました。

ノイズキャンセリング機能とは?

ノイズキャンセリングとは、イヤホン内蔵のマイクで周囲のノイズを拾いあげ、真逆の周波数をぶつけることによってそのノイズを打ち消そう、というもの。

イヤホンで音楽を聞くなら騒音なんて関係ないでしょ?と思われるかもしれませんが、周囲が騒がしい中で音楽を聞くのと、静かな中で聞くのとでは全く違うはず。

特に電車や飛行機などの公共交通機関の利用時に、その効果を実感できるはずです。

ゲオが発売するノイキャン搭載ワイヤレスイヤホン「HT03」

その高機能ゆえ、ノイキャン機能を搭載するワイヤレスイヤホンはどうしても高価になりがち。

ところがゲオが発売する「HT03」は、ノイキャン機能を備えながらも4,378円という驚異のコスパを実現しています。

しかし、そもそもなぜゲオがワイヤレスイヤホンを販売するの?と思うのですが、実はこのHT03はゲオが製造するものではありません。コスパの良いイヤホンを製造することで知られる中国メーカー、「QCY」のOEM品となります。

「HT03」を購入してみた

約4,000円でノイズキャンセリングが試せるなら!ということで、早速このHT03を購入しました。

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箱を開けると、ワイヤレスマイク一式と取り扱い説明書が同封されています。

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内容はワイヤレスイヤホン本体と充電器を兼ねる収納ケース、USBタイプCの充電ケーブル、大・中・小の3サイズを揃えたイヤーピース(中サイズが最初から装着されています)となっています。

HT03のデザインはAppleAirPodsをパクった…もとい、インスパイアしたもので、特に違和感はありません。充電ケースも小型なので持ち運びにも便利そう。

すぐにでもノイキャン機能を試したいところですが、使用前に一つだけ注意しなければならないことがあります。それが、初めにまずは本体を満充電にすること。イヤホン本体をケースに収容して、USBタイプCケーブルを接続して充電しましょう。そうしないと性能が十分に発揮されないことがあるそうです。

「HT03」のノイキャン機能は実際どうなの?

充電もバッチリしたところで、HT03を試してみます。

スマホとのペアリングは最初こそ設定が必要ですが、その後はケースから取り外すと同時に自動でペアリング。複数端末でも問題なく利用できます(最後にペアリングした端末と自動接続)。

HT03の音質自体は、良くも悪くもフラットというか、普通に良い音。音にうるさい人には物足りないかもしれませんが、何しろ4,000円のワイヤレスイヤホンですから。値段を考えれば十分。

HT03自体でイコライザーの調整などはできませんが、それはスマホ側のアプリでやればいいので、あまり問題にならないでしょう。

そして肝心のノイキャン機能ですが…

 

その効果はハッキリと実感できる。

 

というのが、正直な感想です。

山手線車内で使ってみたのですが、ノイズキャンセル機能をオンにすると、確かに周囲からの音は静かになります。

アナウンスも、耳をすませば何を言っているのか分かるくらいの静けさ。

逆にいうと、ノイズキャンセルをオンにしても雑音が全て消えるというわけではありません。

パッケージには「その瞬間 静寂に包まれる」とありますが、それは大げさだろうと。

ウォーキング中にも使ってみましたが、自動車のエンジン音がハイブリッド車のそれになるくらいには騒音が抑えられます。

ちなみに、HT03には周囲の音を取り込む「外音取り込みモード」があり、それをオンにすると電車のアナウンスもハッキリと聞こえます。ノイズキャンセル機能との切り替えは、右イヤホンをタッチするだけで可能。利用シーンに合わせてかんたんに切り替えできるのはいいですね。

HT03のノイキャン機能が他の高価なイヤホンに比べてどうなのか?というのは分かりませんが、4,000円台という価格を考えると、それなりに満足できるものではあります。

落下防止におすすめのアイテム

ワイヤレスイヤホンで心配になるのが、誤って落としてしまうこと。

いくらHT03が安いといっても、落として無くしたり壊してしまうわけにはいきません。

HT03はAirPodsとそっくりのデザインなため、AirPods用のアイテムが流用可能です。

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これは、ダイソーAirPods用シリコンストラップ。

このように、HT03もしっかりと装着できます。

AirPods用のアイテムが流用可能かどうか確かめるためにダイソーのもの(110円)を購入したのですが、全く問題ありませんでした。自分としてはダイソーでも十分なのですが、もっとデザイン性の高いものが欲しい人はAirPods用で探してみると良いでしょう。

「HT03」がおすすめなのはこんな人

実際に試してみて、ゲオのHT03をおすすめできるのはこんな人たちです。

  • 気軽にノイズキャンセリング機能を試してみたい人
  • 安くてもそれなりにしっかりとしたワイヤレスイヤホンが欲しい人
  • 通勤・通学用のワイヤレスイヤホンを探している人

HT03はゲオのオンラインストアで送料無料で購入可能です。

実は、最初に購入したHT03ではノイキャン機能がそれほど実感できなかった。そこでゲオに問い合わせたところ、すぐに交換対応してくれました。HT03を購入したものの、「あれ、ノイキャンって言ってもこんなもの?」とお感じの方は一度交換をお願いすると良いかもしれません。

 

音の聞こえ方は人によって差が出るので、ここで紹介した内容はあくまでも自分が感じた範囲ということになります。

しかしゲオのHT03は、4,000円台でノイキャン機能が実感できる非常にコスパの良いワイヤレスイヤホンであることは確か。

自分のようにノイキャン機能には興味があるけれど、高価なイヤホンにはなかなか手が出しにくい…という人は、試してみる価値は大いにあると言えるでしょう。

 

【追記】

HT03に続き、同じくゲオが販売する骨伝導ワイヤレスイヤホンも購入しました。

詳しくは、こちらをご覧ください。